キジカクシ科 Asparagaceae
キジカクシ科は300種を含む。アスパラガス科やクサスギカズラ科とも呼ばれる。
ユリ科 Liliaceaeから変更された。
アスパラガス亜科 Asparagoideae
アスパラガス属 Asparagus
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アスパラガス
学名: Asparagus officinalis L.
分類: キジカクシ科 アスパラガス属
原産: 地中海沿岸
花期: 夏春に芽を出した若い茎を切って収穫して食べる野菜。茎を切らずにそのまま成長させると、枝分かれして細い3出複葉がでる。 花は枝に沿ってつき、6弁の外側が薄緑色で縁が白い花が咲く。 雌雄異株で、こちらは雄花。
野菜として食べるアスパラガスは雄株だけにしておいた方が収量が増える傾向があるので畑では雄株のみが栽培されることがある。
多年草。
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アスパラガス
学名: Asparagus officinalis L.
分類: キジカクシ科 アスパラガス属
原産: 地中海沿岸
花期: 夏こちらは雌花。花は雌雄ともとても小さくて幅3mmほど。アスパラガスの実は5~8mmほどで、夏の間は緑色で、晩夏から秋に赤くなる。
スズラン亜科 Nolinoideae
アマドコロ属 Polygonatum
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アマドコロ
学名: Polygonatum odoratum (Mill.) Druce
分類: キジカクシ科 アマドコロ属
原産: ヨーロッパからシベリア 日本
花期: 春笹のような葉が互生する。草丈は30~50cm。花は釣鐘状で白い。開いた花びらの先が緑色。
山菜として芽が10cmほど伸びたものを食用にする。山形では甘ユリと呼ばれる。
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ナルコユリ
学名: Polygonatum odoratum (Mill.) Druce
分類: キジカクシ科 アマドコロ属
原産: アジア 日本
花期: 初夏花は茎と葉の付け根(葉腋)から細い花茎を伸ばして数個の白い花が咲く。 花被片は6枚あるが合着していて、花弁の先端だけが開き、緑色をしている。 葉は卵形で筋がハッキリつき、互い違いに付く(互生)。 草丈は30~50cmほど。
アマドコロとナルコユリは非常に似ている。 大きな違いは、アマドコロの茎には小さな稜があるが、ナルコユリは丸い事。 また、ナルコユリの花の基部には短柄がある事。 また咲く時期が異なる。
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ヒメイズイ
学名: Polygonatum humile Fisch. ex Maxim.
分類: キジカクシ科 アマドコロ属
原産: 東北アジア 日本
花期: 初夏茎を伸ばして茎と葉の付け根(葉腋)に花が下向きに咲く。 茎は直立する。 葉は卵形で葉脈に沿ってハッキリとへこみがあり、互い違いにつく(互生)。 草丈は30~50cmほど。
イズイ(萎ずい)とは、アマドコロ(甘野老)を指す言葉。
自然には山地に自生するが山野草として販売されて庭などに植生されていることがある。
オモト属 Rohdea
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オモト
学名: Rohdea japonica (Thunb.) Roth
分類: キジカクシ科 オモト属
原産: 中国から日本の暖地
花期: 初夏常緑多年草で30~40cmほどの葉を伸ばす。初夏に根際から花茎を伸ばし黄色花が密生する。秋に赤い実がなる。 観葉植物として扱われる。
キチジョウソウ属 Reineckea
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キチジョウソウ
学名: Reineckea carnea (Andrews) Kunth
分類: キジカクシ科 キチジョウソウ属
原産: 日本 中国
花期: 秋花茎を伸ばし、下から順に花が咲く(総状花序)。蕾や花茎は赤紫色で、6裂して咲く。 雄しべが長い。 葉は針形で、10~30cmほど。
地下茎で増えていく。
吉祥草と呼ばれ、咲くと縁起がよいとされるので、庭などに植えられている。
ジャノヒゲ属 Ophiopogon
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オオバジャノヒゲ
学名: Ophiopogon planiscapus Nakai
分類: キジカクシ科 ジャノヒゲ属
原産: 日本固有種
花期: 夏線形の細い葉を20~30cmほど伸ばす。花茎を伸ばして小さな花が下から順に咲く(穂状花序)。 花は6弁の8mmほどの花。花色は薄紫色から白色。 花は夕方から開く。 葉は細いがしっかりしていて、葉の色は緑色や黒紫色などがある。
庭やプランターで寄せ植えなどをする際に利用される。
黒紫色の葉を持つものは、黒龍とも呼ばれる。
常緑多年草。
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ジャノヒゲ
学名: Ophiopogon japonicus (Thunb.) Ker Gawl.
分類: キジカクシ科 ジャノヒゲ属
原産: インド ベトナム 中国 日本
花期: 夏細い葉を多数伸ばす。葉の長さは10~30cmほど。草丈は10cmほどで枝垂れる。 主にグランドカバーとして庭などに植栽される。 花茎を伸ばして下から順に花が咲く(総状花序)。花は白色または淡紫色の小さな花。花弁は6枚。秋に青い実がなる。
リュウノヒゲとも呼ばれる。
常緑多年草。
スズラン属 Convallaria
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スズラン
学名: Convallaria majalis var. keiskei
分類: キジカクシ科 スズラン属
原産: 日本在来種
花期: 春から初夏花茎を伸ばして鈴のような小さな花を数個咲かせる。
ドイツズランに比較して、日本在来種は、花茎が葉よりも低い。また、雄しべの根元が白色または淡黄色などの違いがある。
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ドイツスズラン
学名: Convallaria majalis var. majalis
分類: キジカクシ科 スズラン属
原産: ヨーロッパ
花期: 春から初夏花茎を伸ばして鈴のような小さな花を数個咲かせる。
販売される園芸種はドイツスズランが多い。日本在来種は街中では見かけない。
ドラセナ属 Dracaena
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幸福の木
学名: Dracaena fragrans 'Massangeana'
分類: キジカクシ科 ドラセナ属
原産: 熱帯アフリカ
花期: 不定花茎を伸ばして、始め茎先には透明な粘性の物質が付く。 花茎の先や途中にいくつも小さな細い蕾がたくさん付く。 花は夜に咲き、強い甘い香りがする。
花がいつ咲くのかハッキリとはわかっていない。
「幸福の木」は日本独自の流通名で、近縁の植物の通称を拝借したもの。 ハワイでGood Luck Plantsと呼ばれる植物Cordyline fruticosa (Syn. Cordyline terminalis 'Ti')という植物があり、この名前を拝借した。
本種マッサンゲアナは、園芸種。
マイヅルソウ属 Maianthemum
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マイヅルソウ
学名: Maianthemum dilatatum (Alph.Wood) A.Nelson & J.F.Macbr.
分類: キジカクシ科 マイヅルソウ属
原産: 朝鮮半島 日本 カムチャッカ半島 北アメリカ
花期: 初夏花茎を伸ばして、白い花が数個咲く。花は下から順に咲く(総状花序)。 花弁は6枚で、雄しべが伸びてひげのようにもみえる。 総状花序は3cmほど。 葉はハート形で、2枚ほどつく。 草丈は10~15cmほど。
山地に自生するが、山野草として販売もされ庭などに植生されていることもある。
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ユキザサ
学名: Maianthemum japonicum (A.Gray) LaFrankie
Syn. Smilacina japonica A.Gray
分類: キジカクシ科 マイヅルソウ属
原産: 中国 朝鮮半島 アムール 日本
花期: 初夏花茎を伸ばして、白い花が多数咲く。 葉は長楕円形で先は尖り、基部は丸形または切形。 ハッキリした葉脈がある。 葉は互い違いに付く(互生)。 草丈は20~60cmほどで、やや倒れるように斜上する。
山地に自生するが、山野草として販売もされ庭などに植生されていることもある。
多年草。
ツルボ亜科 Scilloideae
オオアマナ連 Ornithogaleae
アルブカ属 Albuca
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シーオニオン
学名: Albuca bracteata (Thunb.) J.C.Manning & Goldblatt
Syn. Ornithogalum longebracteatum
Syn. Ornithogalum caudatum Jacq.
Syn. Stellarioides longebracteata
分類: キジカクシ科 アルブカ属
原産: 南アフリカ
花期: 夏6弁の白い花が穂状花序で咲く。花弁には緑色のストライプがある。草丈は80~100cmほど。ロゼット状に長い葉を広げる。 球根植物で、球根は緑色で丸く地上部に出ていて、玉ねぎに似ている。
オオアマナ属 Ornithogalum
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オオアマナ
学名: Ornithogalum umbellatum L.
分類: キジカクシ科 オオアマナ属
原産: 地中海周辺
花期: 春6弁の白い花が咲く。花は3~4cmほど。花茎を15~30cm伸ばし、分岐して茎頂に花が咲く。 一つの花茎に10個を越えて花が咲くこともある。 緑色の蕾に白いストライプが見える。 曇りなど天気が悪いと花は閉じてしまう。
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オーニソガラム・アラビカム
学名: Ornithogalum arabicum
分類: キジカクシ科 オオアマナ属
原産: ヨーロッパ
花期: 初夏6弁の白い花が咲く。花は3~4cmほど。花茎を60~80cm伸ばし、茎頂に総状花序の花が咲く。花の中心(雌しべ?)が黒い。 花は茎下から順に10~20個咲く。
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オーニソガラム・ダビウム
学名: Ornithogalum dubium Houtt.
分類: キジカクシ科 オオアマナ属
原産: 南アフリカ
花期: 初夏茎先に6弁のオレンジ色の花がたくさん咲く(総状花序)。 花茎は20~40cmほど。 葉は線形でやや幅があり重なる。写真ではまだ葉が伸びていない。
鉢植えされていることが多い。
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ガルトニア
学名: Ornithogalum candicans (Baker) J.C.Manning & Goldblatt
Syn. Galtonia candicans (Baker) Decne.
分類: キジカクシ科 オオアマナ属
原産: 南アフリカ
花期: 夏やや太めの茎を伸ばして茎に穂状に花が15~20個ほど咲く。 蕾の時は上向きだが、細い花茎を伸ばしてその先に釣鐘状の花が下向きに咲く。 花弁は6枚。 蕾を包んでいた苞葉も残る。 葉は根出葉で、やや長い線形で途中で下向きに曲がる。 草丈は1mほど。
以前、ガルトニア属だったためその名称で呼ばれている。サマーヒアシンスとも呼ばれる。
多年生球根植物。
ヒヤシンス連 Hyacintheae
シュードムスカリ属 Pseudomuscari
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ムスカリ・アズレウム
学名: Pseudomuscari azureum (Fenzl) Garbari & Greuter
Syn. Muscari azureum Fenzl
分類: キジカクシ科 シュードムスカリ属
原産: トルコ
花期: 春花茎を伸ばして小さな青色の花がたくさん咲く(総状花序)。花は漏斗状で先が6裂している。花茎は10~20cm。葉は根出葉でU字になっている。
シラー属 Scilla
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オオツルボ
学名: Scilla peruviana L.
分類: キジカクシ科 シラー属
原産: イベリア半島 イタリア 北西アフリカ
花期: 初夏花茎を伸ばして小さな青紫色の花がたくさん咲く。花茎は80~100cm。
シラーの名前で流通している。
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シラー・シベリカ
学名: Scilla siberica Haw.
分類: キジカクシ科 シラー属
原産: ロシア南部 コーカサス トルコ
花期: 春花茎を伸ばして2~3cmほどの花が下から順に数個咲く(総状花序)。花弁は6枚。葉は厚みがある針形で長さは10cmほどでロゼット状になる。 草丈は10~20cmほど。
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シラー・チューベルゲニアナ
学名: Scilla mischtschenkoana 'Tubergeniana'
分類: キジカクシ科 シラー属
原産: コーカサス南部 イラン北部
花期: 初春花茎を伸ばして2~3cmほどの花が下から順に数個咲く(総状花序)。花弁は6枚。葉は厚みがある針形で長さは10cmほどでロゼット状になる。 草丈は10cmほど。
本種は園芸種で、原種はシラー・ミシュチェンコアナと呼ばれる。
チオノドクサ属 Chionodoxa
ツルボ属 Barnardia(狭義)
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ツルボ
学名: Barnardia japonica (Thunb.) Schult. et Schult.f.
Syn. Scilla scilloides (Lindl.) Druce
分類: キジカクシ科 ツルボ属
原産: 東アジア 日本 中国 台湾など
花期: 晩夏から初秋花茎を伸ばし先に小さな星形のピンクの花がたくさん咲く(総状花序)。 葉は細くて短く、根出葉のみでロゼット状。 草丈は20~40cmほど。
多年草。鱗茎でも増えるが種もできる。
ヒアシントイデス属 Hyacinthoides
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シラー・ヒスパニカ
学名: Hyacinthoides hispanica (Mill.) Chouard ex Rothm.
分類: キジカクシ科 ヒアシントイデス属
原産: イベリア半島
花期: 初夏ヒヤシンスのような花が花茎に沿って下から順に咲く。花の脇に細い苞葉が2本ある。葉はシラーに似ていて少し厚みのある細長い葉がロゼット状に広がる。
スパニッシュ・ブルーベルと呼ばれる種類。近縁種で、H. non-scripta イングリッシュ・ブルーベルがある。日本ではH. hispanicaとH. non-scriptaの交雑種が多いようだ。
ヒヤシンス属 Hyacinthus
プシキニア属 Puschkinia
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プシキニア・リバノティカ
学名: Puschkinia scilloides var.libanotica
分類: キジカクシ科 プシキニア属
原産: トルコ コーカサス地方などの3000m高山
花期: 春茎を伸ばし数個の花が咲く(総状花序)。花弁は6裂していて青い筋がある。 葉は根出葉でやや厚みがありU字に凹んでいる。 草丈は10~20cmほど。
シラー・チューベルゲニアナに似ているが、プシキニアには副花冠があって雄しべが短い。
球根植物。
ムスカリ属 Muscari
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ムスカリ
学名: Muscari armeniacum Leichtlin
分類: キジカクシ科 ムスカリ属
原産: ギリシャ トルコ コーカサス地方
花期: 春咲き始めは土からキノコが生えてきたように見える。花茎を伸ばし先にたくさんの球状の花を付ける。花が開くと縁が白い。
ヒヤシンスに近縁で、花がブドウにみえることからグレープヒヤシンスとも呼ばれる。
球根植物
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ムスカリ・ラティフォリウム
学名: Muscari latifolium J. Kirk
分類: キジカクシ科 ムスカリ属
原産: トルコ
花期: 春葉がチューリップのように幅広で2枚土から伸びる。花は2種類あって、上の方は淡青色で無受精、下は濃紫色で受精する。
球根植物
レデブーリア属 Ledebouria
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シマツルボ
学名: Ledebouria cooperi (Hook.f.) Jessop
Syn. Scilla cooperi
分類: キジカクシ科 レデブーリア属
原産: 南アフリカ
花期: 初夏茎を伸ばし数個の花が咲く(総状花序)。花弁は6枚、雄しべが長めで、雌しべの子房が緑色。 葉は根出葉でやや厚みがありU字に凹んでいてストライプがある。 草丈は10~20cmほど。
球根植物。
マッソニア連 Massonieae
ユーコミス属 Eucomis
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パイナップルリリー
学名: Eucomis zambesiaca Baker
分類: キジカクシ科 ユーコミス属
原産: アフリカ南部 ザンビアやマラウィから南アフリカ北部
花期: 夏球根植物。花茎を伸ばして茎の周りに花が密生する。花茎の先にパイナップルに似たロゼット状の短い葉が付く。 葉は球根からロゼット状に伸びる。厚みがあり、30cmほどになる。
ブローディア亜科 Brodiaeoideae
APGでは分類に議論があり、APG II 2003ではテミス科 Themidaceaeとされていたが、APG III 2009ではテミス科は認めず、キジカクシ科とされた。
トリテレイア属 Triteleia
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トリテレイア・カリフォルニカ
学名: Triteleia californica 'Babylon'
Syn. Brodiaea californica
分類: キジカクシ科 トリテレイア属
原産: カリフォルニア
花期: 夏細い花茎を伸ばして茎頂に数個の花が咲く(散形花序)。花弁は6枚で、中央に濃いストライプがある。 花の中央には仮雄蕊(かりゆうずい)がある。 葉は線形で根出葉。 花茎は30~40cmほど。
本種は園芸種のバビロン。
以前はブローディア属 Brodiaeaだったため、いまでもブローディアの名前で流通している。
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トリテレイア・ラクサ
学名: Triteleia laxa Benth.
Syn. Brodiaea laxa
分類: キジカクシ科 トリテレイア属
原産: カリフォルニア
花期: 夏細い花茎を伸ばして茎頂に数個の花が咲く(散形花序)。花弁は6枚で、中央に濃いストライプがある。 葉は線形の根出葉。 花茎は30~40cmほど。
球根はユリ根のように食用される。
リュウゼツラン亜科 Agavoideae
オリヅルラン属 Chlorophytum
カマッシア属 Camassia
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カマッシア
学名: Camassia quamash (Pursh) Greene
分類: キジカクシ科 カマッシア属
原産: 北アメリカ西部
花期: 初夏花茎を伸ばして先に下から順に花が咲く(総状花序)。 花は細長く6裂する。 葉は根出葉で線形、ロゼットを形成する。葉は斜上するが先の方がやや下向きに垂れることもある。
花色は白色、青色、紫色など種によって異なる。
花は夜や気温が下がると閉じる。
カマシアとも呼ばれる。
多年性球根。
ギボウシ属 Hosta
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ギボウシ
学名: Hosta 'Undulata'
分類: キジカクシ科 ギボウシ属
原産: 東アジア
花期: 夏花茎を伸ばして下から順に花が咲く(総状花序)。花は漏斗状でとても淡い紫色ですが、遠くからは白く見える。 葉は卵形でロゼット状に広がる。また、葉には筋がある。
園芸店で販売されているものは園芸種で、日本には山地に自生するものがあり、東北地域では若い芽をウルイと呼んで山菜として食用にする。
ギボウシは、40種ほどあるが、種間交雑が起きやすく、変種や亜種、同じ種の中でも姿の異なる品種がある。 園芸品種も多いため種の同定は大変難しい。
ゲッカコウ属 Polianthes
ユッカ属 Yucca
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アツバキミガヨラン
学名: Yucca gloriosa
分類: キジカクシ科 ユッカ属
原産: 合衆国南東部
花期: 初夏固く先が尖った葉をロゼット状に伸ばす。太い花茎を伸ばし円錐花序で下向きに5~6cmほどのラグビーボール状の花が咲く。 花茎は2mほど。
属名のユッカで流通している。
本種は外来生物法の生態系被害防止外来種(旧称:要注意外来生物)に指定されている。
生態系被害防止外来種リスト (環境省) -
イトラン
学名: Yucca flaccida Haw.
Syn. Yucca filamentosa L.
分類: キジカクシ科 ユッカ属
原産: 合衆国南東部
花期: 夏太い花茎を伸ばして多数の花が咲く(円錐花序)。 花は5cmほどで花弁は5枚。 葉はロゼット状で、線形で薄いがやや硬め。 薄いので途中で倒れる。 葉の縁には繊維が剥離している。
属名のユッカで流通している。
ロマンドラ亜科 Lomandroideae
コルディリネ属 Cordyline
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コルディリネ・ストリクタ
学名: Cordyline stricta (Sims) Endl.
分類: キジカクシ科 コルディリネ属
原産: オーストラリア
花期: 初夏から梅雨頃観葉植物。葉は1~2cm幅で長さは30~50cmほどで垂れ下がる。 花茎を伸ばし枝分かれして、茎に沿って小さな花が並ぶようにたくさん咲く(総状花序)。 花は4弁で白い。蕾の時は外側が淡紫色をしていて、米粒を少し大きくしたような形。
常緑低木。大きくなると5mほどになるが、鉢植えされていることが多いので2mほど。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。