クマツヅラ科 Verbenaceae
クマツヅラ科は1,000種を含む。
カリガネソウ属、クサギ属、ムラサキシキブ属、 ハマゴウ属は、シソ科に異動した。
イワダレソウ属 Phyla
以前はLippia属でしたが分離された。
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クラピア
学名: Phyla nodiflora 'Crapia'
分類: クマツヅラ科 イワダレソウ属
原産:
花期: 初夏から秋小さな白い花が集まって丸く咲く。花弁の基部が黄色い。蕾は濃いピンク色。 地面を這うように広がるのでグランドカバーとして利用される。
本種は日本にも自生しているイワダレソウ P. nodifloraと南米原産のヒメイワダレソウ P. canescensを交配して宇都宮市 倉持仁志さんが作出したもの。 根張りがよく、雑草にも強く、およそ7週間ほどでグランドカバーするほど成長が早い。 このため道路や切通しなどの法面の保護にも活用が期待されている。
常緑低木。
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ヒメイワダレソウ
学名: Phyla canescens (Kunth) Greene
Syn. Lippia canescens
分類: クマツヅラ科 イワダレソウ属
原産: アルゼンチン チリ
花期: 初夏から秋小さな白い花が集まって丸く咲く。花弁の基部が黄色い。蕾は濃いピンク色。 地面を這うように広がるのでグランドカバーとして利用される。
以前Lippia属だったため、リッピアの名称で流通している。
常緑低木。
クマツヅラ属 Verbena
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クマツヅラ
学名: Verbena officinalis L.
分類: クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産: ヨーロッパ
花期: 夏細い花茎が枝分かれして、茎先に3mmほどの小さな花が咲く。花は5裂して開く。 葉は茎の下の方について、下になるほど羽状に3~5裂する。 草丈は40~80cmほど。
多年草で、空き地などで自生する。
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バーベナ
学名: Verbena x hybrida
分類: クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産: 南アメリカ
花期: 春から秋這うように広がり、先端だけ立ち上がる。小さな切れ込みのある花弁。集まって咲く。
多年草ですが冬に枯れることがある。
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バーベナ・ハスタータ
学名: Verbena hastata 'Pink Spires'
分類: クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏茎先に枝分かれした花柄が伸びて下から順に小さな花が咲く(総状花序)。 葉は卵形で向き合ってつく(対生)。 草丈は40~80cmほど。
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バーベナ・リギダ
学名: Verbena rigida Spreng.
分類: クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産: ブラジル アルゼンチン
花期: 春から秋花茎を3つに分岐させて。下から順に咲きあがっていく。咲き始めは背の低い三尺バーベナかと思うが咲きあがると姿が変わってくる。 葉は細長く、縁に固い棘があり、触ると痛い。 草丈は30cmほど。
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ヒメビジョザクラ
学名: Verbena tenera Spreng.
分類: クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産: 南アメリカ
花期: 春から秋葉が細かく切れ込んでいる。草丈20~30cmほど。
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ヤナギハナガサ
学名: Verbena bonariensis L.
分類: クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産: 南アメリカ
花期: 初夏から秋サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)の別名の通り、草丈は1mほどにもなる。茎頂が3つに枝分かれして小さな5mmほどの花が集まって玉状に咲く(集散花序)。 葉は細長く10~15cm。 また茎と葉の間、葉腋(ようえき)からも花茎が伸びる。
シチヘンゲ属 Lantana
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ランタナ
学名: Lantana camara L.
分類: クマツヅラ科 シチヘンゲ属
原産: 南アメリカ
花期: 春から秋多数の小花からなる散形花序。色は黄色、ピンク、オレンジ、赤など変化する。
常緑小低木だが冬季に葉を落とすこともある。
本種は外来生物法の生態系被害防止外来種(旧称:要注意外来生物)に指定されている。
生態系被害防止外来種リスト (環境省) -
コバノランタナ
学名: Lantana montevidensis (Spreng.) Briq.
分類: クマツヅラ科 シチヘンゲ属
原産: 南アメリカ
花期: 春から秋多数の小花からなる散形花序。色は薄紫色。花も樹高も小さい。
常緑小低木だが冬季に葉を落とすこともある。
デュランタ属 Duranta
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デュランタ
学名: Duranta erecta L.
Syn. Duranta repens
分類: クマツヅラ科 デュランタ属
原産: 北アメリカ南部 南アメリカ
花期: 夏から秋枝を伸ばして、先に穂のように小さな青紫色の花が咲く。花弁の縁が白い。葉には浅い鋸状の切れ込みがある。
常緑樹ですが、日本では冬に落葉する。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。