イラクサ科 Urticaceae
イラクサ科は2600種を含む。
ウワバミソウ属 Elatostema
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ウワバミソウ
学名: Elatostema involucratum Franch. et Sav.
分類: イラクサ科 ウワバミソウ属
原産: 日本
花期: 春から初夏茎と葉の付け根(葉腋)に花が咲く。雌雄異株で、雄花には長い葉柄がある。 写真は雌花。 葉はやや先の尖った卵形で表面につやが有り、縁が鋸歯。 葉は互い違いにつく(互生)。 草丈は40~60cmほどだが斜上する。
山菜として食用される。食べるのは茎と秋にできる実。 東北地方では“ミズ”と呼ばれ、他には“ヨシナ”、“サワナ”、“ミズナ”など呼ばれている。
山地に自生しており、湿地を好む。家の裏手などに植生されていることもある。
多年草。
カラムシ属 Boehmeria
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ヤブマオ
学名: Boehmeria japonica (L.f.) Miq. var. longispica (Steud.) Yahara
分類: イラクサ科 カラムシ属
原産: アジア 北アメリカ
花期: 晩夏から秋茎先や茎と葉の付け根(葉腋)から穂状花序を伸ばし小さな花が咲く。 葉は卵形で葉先が尖っており比較的に大きくて10~15cmほどになる。 葉の表面にはクッキリと葉脈があり、縁が鋸歯で、向き合ってつく(対生)。 草丈は80~100cmほど。
葉はシソ(大葉)によく似ているが香りや味は異なる。若葉は食用にされることもある。
道の脇などで自生している。
日本では戦国時代に綿の栽培が始まるまでは、絹と麻が布の原料でした。 麻は植物の茎の繊維をとったもので、リネン(亜麻)や、ラミー(苧麻)、ジュート(黄麻)、ヘンプ(大麻)が知られている。 ヤブマオを含むカラムシ属の植物はこの中のラミー(苧麻:ちょま)と呼ばれる。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。