ムクロジ科 Sapindaceae
ムクロジ科は2200種を含む。
トチノキ亜科 Hippocastanoideae
カエデ科 Aceraceae、トチノキ科 Hippocastanaceaeは、ムクロジ科に統合されました。
カエデ属 Acer
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イロハモミジ
学名: Acer palmatum
分類: ムクロジ科 カエデ属
原産: 東アジア
花期: 春秋に紅葉する木の代表。花柄を伸ばし、赤い萼に包まれた5mmほどの花が咲く。
初夏に翼果と呼ばれる、竹とんぼのような実がなる。
落葉高木。15mにもなる。
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ネグンドカエデ
学名: Acer negundo 'Flamingo'
分類: ムクロジ科 カエデ属
原産: 北アメリカ
花期: 春枝と葉の付け根(葉腋)に枝垂れるように数本の花茎が伸びる。 雌雄異花。 まず赤い雄しべだけの雄花が咲き、次に白色または黄緑色の雌しべだけの雌花が咲く。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は卵形で縁に大きめの鋸歯がある。 初夏にカニの爪を思わせる実ができる。
樹液はメープルシロップになる。
北海道では公園樹や街路樹にも利用される。斑入りの葉が美しいエレガンス種やフランミンゴ種は庭などに植生される。
落葉高木。20mにもなる。
トチノキ属 Aesculus
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トチノキ
学名: Aesculus turbinata Blume
分類: ムクロジ科 トチノキ属
原産: 日本
花期: 初夏枝先に大きな総状花序の花が咲く木。
秋に実がなり食用にされるが、灰汁が強く、そのままでは食べられないため灰汁抜きをして、栃餅として食べられている。
公園樹としても利用されている。
落葉広葉樹。樹高は大きくなると25mにもなる。
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ベニバナトチノキ
学名: Aesculus x carnea
分類: ムクロジ科 トチノキ属
原産:
花期: 初夏枝先に総状花序の花が咲く。
本種はヨーロッパ産セイヨウトチノキ A. hippocastanumと、米国産アカバナトチノキ A. paviaの交配種。街路樹や公園樹として利用されている。
落葉広葉樹。
ムクロジ亜科 Sapindoideae
フウセンカズラ属 Cardiospermum
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フウセンカズラ
学名: Cardiospermum halicacabum L.
分類: ムクロジ科 フウセンカズラ属
原産: 中央アメリカ
花期: 夏蔓を伸ばしからまりながら伸びる。つると葉の付け根(葉腋)から花茎伸ばし枝分かれさせ先に小さな5mmほどの花が咲く。花弁は6枚で中央に黄色い斑点がある。 葉は3出複葉で、小葉の縁は大きな鋸歯。 紙風船状の薄緑色の実ができ、熟すと薄茶色になる。 実の中には黒い種が入っている。
最近ではゴーヤーと同じように緑のカーテンとして日よけに植えることもある。
モクゲンジ属 Koelreuteria
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モクゲンジ
学名: Koelreuteria paniculata Laxm.
分類: ムクロジ科 モクゲンジ属
原産: 東アジア 中国 朝鮮半島
花期: 夏黄色い花が円錐状に多数咲く(円錐花序)。 花序は15~40cmほどでわりと大きい。 花は15mmほどで、4弁の黄色い花弁で基部が赤くなっており、長い雄しべが数本。 葉は奇数羽状複葉で、向き合ってつく(対生)。 小葉は卵形で縁が粗鋸歯。
庭に植えられていた。
落葉高木。樹高は10mほど。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。