クロウメモドキ科 Rhamnaceae
クロウメモドキ科は900種を含む。
クマヤナギ属 Berchemia
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クマヤナギ
学名: Berchemia racemosa Siebold et Zucc.
Syn. Berchemia floribunda auct. non (Wall.) Brongn.
分類: クロウメモドキ科 クマヤナギ属
原産: 台湾 日本
花期: 夏枝先または枝と葉の付け根(葉腋)に多数の花が穂状に咲く(総状花序または複総状花序)。 花は3mmほどで、先が尖った萼片5つと、白い花弁が5つある。 葉は長楕円形で先も丸く、互い違いにつく(互生)。 つる性で木などに巻きつき覆ってしまう。 実は楕円形で最初赤くなり、1年後に黒く熟す。 そのため花と実が同時にみれる。
つる性落葉低木。樹高は5mほど。
ケンポナシ属 Hovenia
セアノサス属 Ceanothus
50~60種があり、園芸種として利用されている。
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セアノサス
学名: Ceanothus thyrsiflorus Eschsch.
分類: クロウメモドキ科 セアノサス属
原産: カリフォルニア州北部
花期: 春から初夏穂状の花をつける。大きさは3~4cm。葉は細く縁が下向きに反っている。カリフォルニアライラックと呼ばれる。
常緑低木。樹高は大きくなると6mほど。
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セアノサス・マリーサイモン
学名: Ceanothus x pallidus 'Marie Simon'
分類: クロウメモドキ科 セアノサス属
原産: 北アメリカ
花期: 夏枝先や、枝と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして、先に花が集まって咲く(散形花序)。花は細い漏斗状。花色はピンク。 葉は卵形で互い違いにつく(互生)。
本種は園芸種で、C. ovatusとC. x delilianusの交配種。C. x delilianusは、C. americanusとC. coeruleusの交配種。
カリフォルニア・ライラックとも呼ばれる。
落葉低木。樹高は30~90cmほどで茂る。
ナツメ属 Ziziphus
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ナツメ
学名: Ziziphus jujuba Mill.
Syn. Ziziphus zizyphus (L.) H.Karst.
分類: クロウメモドキ科 ナツメ属
原産: 西アジアから中国
花期: 初夏初夏に黄緑色の小さな5~8mmほどの花が咲く。花は枝と葉柄の間(葉腋)から花柄が伸びて花が咲く。 葉は卵形で柔らかいのにツヤがあって、2本のハッキリした筋がつく。 秋に赤く実が熟す。 生食ではリンゴのように甘酸っぱくておいしい。 また乾燥させて利用される。
落葉高木。樹高は6~12mほど。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。