ヤマゴボウ科 Phytolaccaceae
ヤマゴボウ科は100種を含む。
リビナ属 Rivinaなど数属は、ペティウェリア科に分離された。
ヤマゴボウ属 Phytolacca
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ヤマゴボウ
学名: Phytolacca acinosa Roxb.
Syn. Phytolacca esculenta Van Houtte
分類: ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
原産: 南アジア 東アジア
花期: 夏茎先などに花茎を伸ばして小さな花が多数咲く(総状花序)。 花弁は5枚で、雄しべの先がピンク。 葉は狭卵型で10~15cmほど。 草丈は1mほど。
ヤマゴボウの花茎は直立するのに対して、ヨウシュヤマゴボウは下垂する。
実は球が8つに分割されている。実が球のマルミヤマゴボウは別種。
植物全体に強い毒があり、幼児などが誤って食べると危険。実の汁が皮膚についたら早めにふき取る。
加工食品として販売されている「山ごぼう」は、本種ではなく、キク科の植物で別種。
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ヨウシュヤマゴボウ
学名: Phytolacca americana L.
分類: ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
原産: 北アメリカ
花期: 初夏大きな楕円形の葉で、茎も太く赤い。 茎先に総状花序の小さな白い花が咲く。 秋には黒い実がなる。
植物全体に強い毒があり、幼児などが誤って食べると危険。実の汁が皮膚についたら早めにふき取る。
加工食品として販売されている「山ごぼう」は、本種ではなく、キク科の植物で別種。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。