ハエドクソウ科 Phrymaceae
ハエドクソウ科は190種を含む。
以前はゴマノハグサ科 Scrophulariaceaeでしたが独立しました。
APG IVでは、サギゴケ属を独立させてサギゴケ科に異動した。
ディプラカス属 Diplacus
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ミムラス・アウランティアクス
学名: Diplacus aurantiacus (Curtis) Jeps.
Syn. Mimulus aurantiacus Curtis
分類: ハエドクソウ科 ディプラカス属
原産: 北アメリカ西南部
花期: 夏茎頂または茎と葉の付け根(葉腋)に花が咲く。花弁は漏斗状で広がっており5裂する。 花色は黄色、オレンジ色、赤色など。 葉は狭卵形で硬くツヤがあり向き合ってつく(対生)。 よく枝分かれしてこんもりと茂る。
以前ミムラス属だったためミムラスの名称で流通している。
常緑低木。樹高は50~120cmほど
ハエドクソウ属 Phryma
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ハエドクソウ
学名: Phryma leptostachya L. ssp. asiatica (H.Hara) Kitam.
分類: ハエドクソウ科 ハエドクソウ属
原産: 東アジア パキスタン~日本
花期: 夏長い花茎を伸ばして小さな6mmほどの花が順に並んで咲く(穂状花序)。 花色は白色、淡紫色。 花は唇状で上側は2裂し、下側は3裂している。 萼の上側が長く紫色をする。 花は横向きに咲く。 花が終わると萼が下向きになり中に種ができる。 葉は茎下にあって卵形で向き合ってつく(対生)。 草丈は30~70cmほど。
植物全体に毒を持っていて、ハエ獲りに利用された。誤飲すると嘔吐する。
北アメリカ原産種の亜種と考えられている。
多年草。
ミゾホオズキ属 Mimulus
ミゾホオズキ属は、2012年に7つの属に分割された。
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セイタカミゾホオズキ
学名: Mimulus guttatus DC.
分類: ハエドクソウ科 ミゾホオズキ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏茎頂または茎と葉の付け根(葉腋)に花が咲く。花弁は漏斗状で広がっている。 花色は白色、黄色、ピンク、オレンジ色など。 葉は卵形で縁が鋸歯。葉は向かい合って付く(対生)。 草丈は20~30cmほど。
属名の英語読みでミムラスの名称で流通している。
高温に弱く、夏場に枯れてしまうことがある。
一年草または多年草。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。