おさんぽ花図鑑

モッコク科 Pentaphylaceae

モッコク科は330種を含む。

ツバキ科でしたが、APG分類体系では分離された。

ヒサカキ属 Eurya

  • ハマヒサカキ

    ハマヒサカキ
    ハマヒサカキの実

    学名: Eurya emarginata (Thunb.) Makino
    分類: モッコク科 ヒサカキ属
    原産: 日本
    花期: 晩秋

    白い鈴の様な小さな花が葉の根元に沿って下向きに咲く。葉の下に花が咲くので上から見ると花が見えない。 葉は楕円形で光沢があってやや下向きに反っている。

  • ヒサカキ

    ヒサカキ
    ヒサカキの実

    学名: Eurya japonica Thunb.
    分類: モッコク科 ヒサカキ属
    原産: 日本
    花期: 春

    雌雄異株。枝と葉の付け根(葉腋)から数個の小さな3~5mmほどの花が咲く。花色はやや黄緑色、クリーム色~白色。 雌花には雌しべがあり、雄花には雄しべが多数ある。 葉は楕円形または被針形で先がやや尖る。葉は皮質で光沢があり互生(互い違いにつく)する。

モッコク属 Ternsteromia

  • モッコク

    モッコク
    モッコクの実

    学名: Ternstroemia gymnanthera (Wight et Arn.) Bedd.
    分類: モッコク科 モッコク属
    原産: 東アジア
    花期: 夏

    クリーム色の4弁の2~3cmほどの花が咲く。芳香がある。葉は卵形で革質で互生するが、枝先にだけ葉がつくので輪生するようにみえる。 また日当たりがよければ葉柄が赤くなる。 枝と葉の付け根(葉腋)から花柄を2~3cmほど伸ばし下向きに花が咲く。 雌雄異株ですが、両性花を持つものもある。 秋に実が割れて中から赤い種が見える。

    常緑高木で、6mほどになる。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。