ボタン科 Paeoniaceae
ボタン科はボタン属だけの1属1科で40種を含む。
ボタン属 Paeonia
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シャクヤク
学名: Paeonia lactiflora Pall. var. trichocarpa (Bunge) Stearn
Syn. Paeonia edulis
Syn. Paeonia albiflora
分類: ボタン科 ボタン属
原産: 北東アジア
花期: 初夏大ぶりな15~20cmの花が咲く。一重咲きや八重咲きなど園芸種も多い。 葉は2回3出複葉(3枚一組で3つほどある)で、小葉は卵形で表面につやがある。
草本なので冬期枯れ、春に芽をだす。
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ホソバシャクヤク
学名: Paeonia tenuifolia L.
分類: ボタン科 ボタン属
原産: コーカサス地方
花期: 初夏大きな10cmほどの花が咲く。 葉には大きな切れ込みが多数入っており、とても細い。 草丈は30~40cmほど。
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ボタン
学名: Paeonia suffruticos Andrews
分類: ボタン科 ボタン属
原産: 中国
花期: 初夏大ぶりな15~20cmの花が咲く。一重咲きや八重咲きなど園芸種も多い。2回奇数羽状複葉(3~5枚が一組で3つほどある)で、小葉には深い切れ込みがある。葉柄は長い。
落葉低木。1~2mほど。
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ヤマシャクヤク
学名: Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda
分類: ボタン科 ボタン属
原産: 朝鮮半島 日本
花期: 初夏茎先に4~5cmほどの白い花が咲く。花弁は5~7枚。 葉は複葉で3~4枚が互い違いにつく(互生)。 小葉は卵形または楕円形。 草丈は30~40cmほど。
自然には山地に自生しているが、山野草として販売され庭などに植生されている。
絶滅危惧種に指定されている。
多年草。
花色が赤紫色のものもあるが別種のベニバナヤマシャクヤク。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。