フトモモ科 Myrtaceae
フトモモ科は3,000種を含む。
アッカ属 Acca
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フェイジョア
学名: Acca sellowiana (O.Berg) Burret
Syn. Feijoa sellowiana Berg
分類: フトモモ科 アッカ属
原産: 南アメリカ
花期: 夏白い4弁の花が咲く木。花弁の外側は白色で、内側は淡い赤色で、上向きに反っているので筒状にみえる。 赤くて長い雄しべがたくさん伸びる。 葉は楕円形で下向きに少し反っている。
秋にはレモンほどの緑色の実がなる。実が木から落ちるまで待ち、更に追熟をさせると食べられる。 果肉はナシのような硬い部分と内側にゼリー状の部分がある。
原種は遺伝的に異なる個体間で受粉しないと結実しない(自家不和合性)ですが、改良され自家結実する種がある。 ナシも自家不和合性を持つ。
庭に植えられていた。
常緑低木。樹高は3mほど。
ギンバイカ属 Myrtus
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ギンバイカ
学名: Myrtus communis L.
分類: フトモモ科 ギンバイカ属
原産: 地中海沿岸
花期: 夏茎と葉の付け根から花茎を伸ばして2cmほどの花が咲く。花は白色で花弁は5枚。雄しべが長く多数。 葉は卵型で向き合ってつく(対生)で革質。
常緑低木。樹高は2~3mほど。
スリプトミン属 Thryptomene
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スリプトミン
学名: Thryptomene denticulata (F.Muell.) Benth.
分類: フトモモ科 スリプトミン属
原産: オーストラリア
花期: 秋から春枝に沿ってたくさんの花が咲く。花は5mmほどで花弁は5枚。 葉は短く細い。
現地のオーストラリアでは5~11月に咲く。
学名のローマ字読みでスリプトメネとも呼ばれる。
常緑低木。茂るように成長し樹高は40~150cmほど。
ダーウィニア属 Darwinia
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ダーウィニア・タクシーフォリア
学名: Darwinia taxifolia A.Cunn.
分類: フトモモ科 ダーウィニア属
原産: オーストラリア 東南部
花期: 初夏杉のような短く細い葉を持つ木。2~4個の花が枝先などに咲く。 花はあまり開かず長くて赤い雄しべが特徴。
マンションの花壇に植栽されていた。
常緑低木。樹高は大きくても1mほど。
ブラシノキ属 Callistemon
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ブラシノキ
学名: Callistemon speciosus
分類: フトモモ科 ブラシノキ属
原産: オーストラリア
花期: 初夏まるでデッキブラシのような花が咲く。
庭に植えられていた。
常緑小高木
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。