クワ科 Moraceae
クワ科は1000種で、イチジクやジャックフルーツなど果物を含む。
アサ属とカラハナソウ属は、アサ科に分離された。
イチジク属 Ficus
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イチジク
学名: Ficus carica L.
分類: クワ科 イチジク属
原産: 中東 西アジア
花期: 春枝と葉の付け根に洋ナシ形の実ができる。花が咲かずに実ができるようにみえるが、実際には緑色の実の中に小さな花が密生して、それが熟して赤くなっていく。 果肉と思って食べている部分は花と考えてよい。 葉は掌状で3裂または5裂している。 実は夏の終わり頃に熟し甘い香りがする。
落葉高木。樹高は7~10mほど
クワ属 Morus
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クワ
学名: Morus alba L.
分類: クワ科 クワ属
原産: 中国
花期: 春葉腋から花柄を伸ばし1cmほどの毛虫のような実から白い花が咲く。雌雄異株と雌雄同株がある。 葉は被針形ですが、切れ込みが入ることがあり、掌状になるものもある。
養蚕では、生糸を生産する蚕(カイコ)の餌として桑の葉を食べさせる。
6月ころに実は赤色から熟して黒くなる。食用になり甘酸っぱくておいしい。 マルベリーと呼ばれる。
常緑高木。樹高は10~20mほど。
クワクサ属 Fatoua
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クワクサ
学名: Fatoua villosa (Thunb.) Nakai
分類: クワ科 クワクサ属
原産: 東アジア
花期: 夏花は茎と葉の付け根(葉腋)から伸びた小さな玉状で、赤い毛みたいな雌花と、4弁に開き白い雄しべが伸びる雄花が混在する。 葉は卵形で、縁が鋸歯。 草丈は30~60cmほど。
庭や道のはしなどに生える。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。