アゼナ科 Linderniaceae
アゼナ科は195種を含む。
ゴマノハグサ科に分類されていたが、オオバコ科に異動し、現在は更に分離独立した。
アゼナ属 Lindernia
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タケトアゼナ
学名: Lindernia dubia (L.) Pennell subsp. dubia
分類: アゼナ科 アゼナ属
原産: アメリカ大陸 カナダからチリ
花期: 夏花は漏斗状で、唇状に咲き、下唇が3裂している。 大きさは8~10mmほど。 花は茎と葉の基部(葉腋)から細い茎(花柄)を伸ばしてその先に咲く。 葉は卵形で縁に小さな鋸歯がある。 草丈は20~30cmほど。
湿ったところを好むため、日本では田んぼの畔などに自生している他、河原や沼などでも見られる。アゼナは畔菜と表記される。
本種はアメリカアゼナsubsp. majorの亜種。
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ヒメアメリカアゼナ
学名: Lindernia anagallidea (Michx.) Pennell
Syn. Lindernia dubia (L.) Pennell var. anagallidea (Michx.) Cooperr.
分類: アゼナ科 アゼナ属
原産: アメリカ大陸 カナダからチリ
花期: 夏花は漏斗状で、唇状に咲き、下唇が3裂していて、真ん中の付け根が青く、漏斗の奥に黄色い線がある。 大きさは2~3mmほど。 花は茎と葉の基部(葉腋)から細い茎(花柄)を伸ばしてその先に咲く。 葉は卵形で縁に大きな鋸歯がある。 草丈は3~4cmほど。
アメリカアゼナの変種。
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リンデルニア
学名: Lindernia grandiflora Nutt.
分類: アゼナ科 アゼナ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏から秋花は漏斗状で、唇状に咲き、下唇が3裂していて、上唇は小さい。唇の基部が白い。 葉は卵形で向き合ってつく(対生)。 立ち上がらず、土の上を這うように広がる。
唇の基部が白く瞳を連想するのでヒトミソウとも呼ばれる。
花期が長いが盛夏は咲かない。
多年草。
ツルウリクサ属 Torenia
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トレニア
学名: Torenia fournieri Linden ex E.Fourn.
分類: アゼナ科 ツルウリクサ属
原産: インドシナ半島
花期: 夏から秋漏斗状で4弁に開いた花が咲く。花弁には黄色い斑点がある。葉は卵形で先が尖り、縁が鋸歯。 草丈は低い。花色は赤紫色や紺色、白色など。
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トレニア・コンコロル
学名: Torenia concolor Lindl.
分類: アゼナ科 ツルウリクサ属
原産: インドシナ半島
花期: 夏から秋筒状で上側だけ花弁が離れていて、他は筒のまま。全体に同系色で、花色は薄紫色、青色など。 葉は卵形で先が尖り、縁が鋸歯。 草丈は低い。。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。