マンサク科 Hamamelidacaceae
マンサク科は80種を含む。
トキワマンサク属 Loropetalum
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トキワマンサク
学名: Loropetalum chinense (R.Br.) Oliv.
分類: マンサク科 トキワマンサク属
原産: 日本 中国南部 インド北部
花期: 春短くて細い紙のような花が咲く。花弁は縮れていない。常緑低木で、葉は緑色。
生け垣などに利用されることがある。
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ベニバナトキワマンサク
学名: Loropetalum chinense var. rubrum
分類: マンサク科 トキワマンサク属
原産: 日本 中国南部 インド北部
花期: 春短くて細い紙のような花が咲く。花弁は縮れていない。常緑低木で、葉は赤銅色と緑色がある。
本種はトキワマンサク Loropetalum chineseの変種。
生け垣などに利用されることがある。
トサミズキ属 Corylopsis
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トサミズキ
学名: Corylopsis spicata Siebold et Zucc.
分類: マンサク科 トサミズキ属
原産: 高知県
花期: 春下向きに花弁の長さが異なる黄色い花が咲く。雌蕊が赤茶色い。
落葉低木。
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ヒュウガミズキ
学名: Corylopsis pauciflora Siebold et Zucc.
分類: マンサク科 トサミズキ属
原産: 台湾 日本
花期: 春下向きに花弁の長さが異なる黄色い花が咲く。雌蕊が黄色い。花がトサミズキに比べ小さく、たくさん咲く。
公園に植栽されている。
落葉低木。株立ちする。
シロバナマンサク属 Fothergilla
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フォッサギラ・マヨール
学名: Fothergilla major Lodd.
分類: マンサク科 シロバナマンサク属
原産: 合衆国南東部
花期: 春枝先にブラシのような花が咲く。花弁にみえるものは雄しべで、花弁は無い。 葉は卵形でやや厚みがあり、互い違いに付く(互生)。
シロバナマンサクやホザキマンサクとも呼ばれる。
庭に植栽されていた。
落葉低木。樹高は1~3mほど。
マンサク属 Hamamelis
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シナマンサク
学名: Hamamelis mollis Oliv.
分類: マンサク科 マンサク属
原産: 中国
花期: 晩冬枝に短い枝を伸ばして3~4個の花が咲く。また花枝は数個集まって咲く。花弁は4枚の線形で紙にみえる。花弁は日光を受けると伸びるが、曇ると丸まるように縮む。 花が咲いている時に枯葉が残っていることが特長。 葉は被針形で互い違いにつく(互生)。
マンサクよりも一か月ほど早く咲く。
落葉小高木。樹高は5~8m。
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マンサク
学名: Hamamelis japonica Siebold et Zucc.
分類: マンサク科 マンサク属
原産: 日本
花期: 春短い紙のコヨリのようなしわのある黄色い花が咲く。萼は赤い。萼も花弁も4枚。葉に先だって花が咲く。 葉は卵形で縁は波型。
「まず咲く」が東北地方で「まんずさく」に訛ったものといわれている。
落葉小高木。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。