おさんぽ花図鑑

ヤマノイモ科 Dioscoreaceae

ヤマノイモ科は800種を含む。ヤマノイモやナガイモなど食用されるものが属している。

ヤマノイモ属 Dioscorea

  • オニドコロ

    オニドコロ
    オニドコロの実

    学名: Dioscorea tokoro Makino
    分類: ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
    原産: 東アジア
    花期: 夏

    蔓を伸ばし色々なものに絡まっていく。写真は雌花。雌花は6弁で、花茎が下垂する。 葉は三角形に近いハート形で、互い違いに(互生)するが、蔓なので飛び飛びに葉が一枚ずつつくようにみえる。

    果実には軍配のような楕円形の翼がついている。

  • オニドコロ

    オニドコロ

    学名: Dioscorea tokoro Makino
    分類: ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
    原産: 東アジア
    花期: 夏

    雌雄異株の雄花は上に向かって伸びる。

  • ナガイモ

    ナガイモ
    ナガイモの実

    学名: Dioscorea batatas Decne.
    分類: ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
    原産: 中国
    花期: 夏

    白い粒状の花が花茎に連なって咲く。蔓を伸ばして色んなものに絡まる。 葉は三角形に近いハート形で、向かい合ってつく(対生)ですが、根に近いところは互い違いにつく(互生)。 花茎は蔓と葉の付け根(葉腋)から伸びる。 花が終わると葉腋にムカゴができる。 ナガイモの蔓は赤いものが多く、ヤマノイモ(自然薯)は緑色。

    一般にスーパーなどで売られている長いイモは、土の中にできる。花が結実したムカゴも食べることができる。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。