おさんぽ花図鑑

カヤツリグサ科 Cyperaceae

カヤツリグサ科は3,700種を含む。エジプト文明で紙の材料として利用されたパピルスを含む。

スゲ属 Carex

  • タガネソウ

    タガネソウ

    学名: Carex siderosticta Hance
    分類: カヤツリグサ科 スゲ属
    原産: 東アジア
    花期: 春

    細い茎を伸ばし小さな穂が数個でる(穂状花序)。 小穂には白い雄しべや赤い雌しべがある。 雄しべだけの雄花もある。 葉は笹に似ていて被針形で幅が1~3cm、長さが10~15cmほど。 葡萄茎を伸ばして増えていく。

    葉には斑入りのものも有り、庭のグランドカバーとして植生されることもある。

    小穂拡大

    グランドカバー

ミカヅキグサ属 Rhynchospora

  • シラサギカヤツリ

    シラサギカヤツリ

    学名: Rhynchospora colorata (Hitchcock) H.Pfeiff.
    分類: カヤツリグサ科 ミカヅキグサ属
    原産: アメリカ南東部 メキシコ カリブ諸島
    花期: 夏

    細い茎を伸ばし先端が開いて中心に花が咲く。花は小さな穂状で数本ある。花弁にみえる白くなったところは蕾を包んでいた総苞。 草丈は30~50cmほど。 自然には湿原に生育している。

    スターグラスの名前でも流通している。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。