センリョウ科 Chloranthaceae
センリョウ科は65種を含む。
センリョウ属 Sarcandra
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センリョウ
学名: Sarcandra glabra (Thunb.) Nakai
分類: センリョウ科 センリョウ属
原産: 東アジア
花期: 夏枝先に小さな花が集まって咲く。花弁は無く、雄しべと雌しべだけある。 葉は十字に対生し、楕円形で表面にはつやがあり、縁は鋸歯。 冬に赤い実がなり、正月飾りなどに使われる。 黄色の実がなる変種(var. flava)もある。
常緑小低木。樹高は40~100cmほど。
チャラン属 Chloranthus
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ヒトリシズカ
学名: Chloranthus japonicus Siebold
分類: センリョウ科 チャラン属
原産: 東北アジア 満州 日本 サハリン
花期: 初夏茎を20~30cmほど伸ばし、茎先に2~3cmほどの穂状花序の花が咲く。 白い花に見えるのは、実は3本ある雄しべの花糸で、付け根に小さな雌しべがある。 葉は楕円形で花のすぐ下に4枚が輪生する。 表面は光沢があって、縁が鋸歯。 茎は赤紫色。
蕾の時は、葉が苞のように花を包んでいる。
実は緑色の小さな丸い形で密生する。
本来は山地に自生するが、山野草として販売されており、庭に植生されていることもある。
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フタリシズカ
学名: Chloranthus serratus (Thunb.) Roem. et Schult.
分類: センリョウ科 チャラン属
原産: 東北アジア 満州 日本 サハリン
花期: 初夏茎の先端から花序が伸びて小さな粒状の花がつく(穂状花序)。 花序は2本が多いが3~4本つくこともある。 花には花弁は無く、雌しべと雄しべのみ。 葉は卵形で縁が小さな鋸歯で向き合ってつく(対生)。 草丈は20~50cmほど。
本来は山地に自生するが、山野草として販売されており、庭に植生されていることもある。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。