ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae
ノウゼンカズラ科は650種を含む。
キササゲ属 Catalpa
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アメリカキササゲ
学名: Catalpa bignonioides Walter
分類: ノウゼンカズラ科 キササゲ属
原産: 合衆国南東部
花期: 夏漏斗状の花が咲く。花弁の基部が紫色。 葉は10~20cmのハート形で、3枚が輪生する。また葉柄が長い。
花後、1か月ほどで細長い30cmほどの莢が多数できる。 木が大きくなるにつれて莢も太くなる。
落葉高木。樹高は15~18mほど。
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キササゲ
学名: Catalpa ovata G.Don
分類: ノウゼンカズラ科 キササゲ属
原産: 中国
花期: 夏漏斗状の花が咲く。花弁には赤い斑点がある。 葉は10~20cmのハート形で、3枚が輪生する。また葉柄が長く赤い。
花後、1か月ほどで細長い30cmほどの莢が多数できる。
落葉高木。樹高は5~10mほど。
キリモドキ属 Jacaranda
ジャカランダは49種ある。
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ジャカランダ
学名: Jacaranda puberula Cham.
分類: ノウゼンカズラ科 キリモドキ属
原産: ブラジル
花期: 春から夏漏斗状の花が咲く。花の筒状部は5cmほどで、花弁は浅く5裂する。 葉は2回奇数羽状複葉。小葉は卵形でややつやがあり葉脈もみえる。
落葉高木。樹高は4~7mほど。
ソケイノウゼン属 Pandrea
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ソケイノウゼン
学名: Pandorea jasminoides (Lindl.) K.Schum.
分類: ノウゼンカズラ科 ソケイノウゼン属
原産: オーストラリア
花期: 夏から秋漏斗状の花が咲く。花色は白色、ピンクなど。漏斗の内側が赤い種類もある。 花の内側に毛が生えている。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は3~5枚ほどで楕円形。
パンドレアとも呼ばれる。
常緑蔓性。蔓は長くなると7mほど。
タチノウゼン属 Tecoma
ヒメノウゼンカズラ属 Tecomariaはタチノウゼン属 Tecomaに入りました。アメリカ大陸に12種、南アフリカに2種。
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ヒメノウゼンカズラ
学名: Tecoma capensis (Thunb.) Lindl.
Syn. Tecomaria capensis
分類: ノウゼンカズラ科 タチノウゼン属
原産: 南アフリカ
花期: 夏から秋木立性で茎の先に細い漏斗状の花が放射状に咲く。雄しべが長い。花色はオレンジ色や黄色。葉は奇数羽状複葉。小葉は卵形で先が尖り鋸歯。
ノウゼンカズラ属 Campsis
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アメリカノウゼンカズラ
学名: Campsis radicans Seem.
分類: ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏蔓性で赤橙色の花が数個咲く。ノウゼンカズラに比べて漏斗が長く、花は小さい。また、大きくは垂れ下がらない。
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アメリカノウゼンカズラ
学名: Campsis radicans Seem. f. flava
分類: ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏花色が黄色い品種。
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ノウゼンカズラ
学名: Campsis grandiflora (Thunb.) K.Schum.
分類: ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属
原産: 中国
花期: 夏蔓性で拳大のオレンジ色の花が茎に沿ってたくさん咲く。
ハナゴマ属 Incarvillea
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インカルビレア
学名: Incarvillea delavayi Bureau & Franch.
分類: ノウゼンカズラ科 ハナゴマ属
原産: 中国雲南省
花期: 夏写真正面にユリの葉が写っている。
茎を伸ばして下から順に花が咲く(総状花序)。 花は5cmほどで漏斗状で先が5裂する。 葉は根出葉で奇数羽状複葉となる。茎には葉がつかない。 草丈は45~60cmほど。
花茎はやや柔らかく花期に雨や強い風で倒れてしまうこともある。
多年草。根は太く生姜の様。
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インカルビレア・シネンシス
学名: Incarvillea sinensis 'Sheron White'
分類: ノウゼンカズラ科 ハナゴマ属
原産: 中国
花期: 夏茎を伸ばして下から順に花が咲く(総状花序)。 花は4cmほどで漏斗状で先が5裂する。 花色は白色、ピンクなど。 茎葉は、奇数羽状複葉で、小葉は大きく切れ込みがある。 草丈は30~50cmほど。
写真は、シェロン・ホワイトと呼ばれる園芸種。
ポドラネア属 Podranea
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ピンクノウゼンカズラ
学名: Podranea brycei (N.E.Br.) Sprague
Syn. Podranea ricasoliana
分類: ノウゼンカズラ科 ポドラネア属
原産: 南アフリカ
花期: 夏から秋ピンクの漏斗状の花が房のようにたくさん咲く。蔓性落葉樹。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。