ヒマワリ上連 Helianthodae
ヒマワリ連 Heliantheaeは最近の研究では複数の連(tribe)に分けるとする考え方があり、ここではその分割された分類全体をヒマワリ上連 Helianthodaeと呼んでいる。
上連は英語ではSupertribeと表記される。
オグルマ連 Inuleae
アステリカリス属 Asteriscus
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アステリカリス
学名: Asteriscus maritimus
分類: キク科 アステリカリス属
原産: カナリー諸島 ポルトガル南部 地中海西部
花期: 春から初夏、秋頭状花序の黄色い花が咲く。舌状花の先に鋸歯状の切れ込みがある。葉には白い産毛がある。
ゴールドコインの名前で流通している。
多年草で耐寒性がありますが、高温多湿に弱く、夏季に枯れることがある。
オグルマ属 Inula
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カセンソウ
学名: Inula salicina L. var. asiatica Kitam.
分類: キク科 オグルマ属
原産: ヨーロッパ
花期: 夏茎先が枝分かれして、茎頂に黄色い3~4cmほどの花が咲く。 葉は幅の狭い卵形で先が尖り、付け根が茎を抱く。 草丈は40~60cmほど。
庭に植栽されていた。自然には山野の湿地に自生する。
似ている花にオグルマがある。オグルマの葉には葉柄がある。
ガンクビソウ属 Carpesium
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ヤブタバコ
学名: Carpesium abrotanoides L.
分類: キク科 ガンクビソウ属
原産: 東アジア 中国 朝鮮半島 日本
花期: 秋茎と葉の付け根(葉腋)や、茎頂から横方向に長い花茎を伸ばし、茎と葉の付け根に樽状の総苞がつき、先に黄色い筒状花が咲く。 葉は広楕円形で、10~30cmほど。 草丈は1~1.2mほど。
葉がタバコに似ているが、タバコはナス科。
一年草または越年草。
コウオウソウ連 Tageteae
コウオウソウ属 Tagetes
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マリーゴールド
学名: Tagetes patula
分類: キク科 コウオウソウ属
原産: メキシコ
花期: 初夏から秋小さな葉が向き合ってつく(羽状複葉)。草丈は10~15cmほど。頭状花序で中心部の花弁が長い。花色はオレンジ色や黄色。一重咲きや八重咲きなど種類も多い。
園芸用で植栽されるほかに、根に線虫の防除効果があるため“コンパニオンプランツ”と呼ばれ畑にも植えられる。
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レモンマリーゴールド
学名: Tagetes lemonii A.Gray
分類: キク科 コウオウソウ属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋花は3~4cmほど。コスモスに似た花が咲く。葉は奇数羽状複葉で、小葉は5枚ほどで、縁が鋸歯。 草丈は30~60cmほど。
葉には甘いレモンの香りがある。
宿根マリーゴールドや、学名の英語読みで、タゲテスレモニーとも呼ばれる。
宿根草。
ティモフィラ属 Thymophylla
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ダールベルグデージー
学名: Thymophylla tenuiloba (DC.) Small
Syn. Dyssodia tenuiloba (DC.) B.L.Rob.
分類: キク科 ティモフィラ属
原産: アメリカ合衆国テキサス州からメキシコ
花期: 夏から秋よく枝分かれして茎頂に3cmほどの黄色い花が咲く。葉は深い切れ込みがあり細くみえる。 草丈は30cmほど。
属名のティモフィラや、旧属名のディソイデアとも呼ばれる。
色は異なるがブラキカムにも似ている。
ハルシャギク連 Coreopsideae
コスモス属 Cosmos
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オオハルシャギク
学名: Cosmos bipinnatus Cav.
分類: キク科 コスモス属
原産: メキシコ
花期: 秋一般にコスモスと呼ばれるのは本種。花色は白やピンクなど。葉は細く枝分かれしている。
白地に黄色の花弁で冬に咲くウィンターコスモスはセンダングサ属 (Bidens)で別属。
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キバナコスモス
学名: Cosmos sulphureus
分類: キク科 コスモス属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋黄色やオレンジ色のコスモス。葉は奇数羽状複葉で、小葉には切れ込みがある。
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チョコレートコスモス
学名: Cosmos atrosanguineus
分類: キク科 コスモス属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋黒紫色の濃い色の花が咲く。葉は奇数羽状複葉。小葉は細めの卵型。チョコレートの香りがする。
キバナコスモスとの交配種もある。
センダングサ属 Bidens
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アメリカセンダングサ
学名: Bidens frondosa L.
分類: キク科 センダングサ属
原産: 北アメリカ
花期: 秋筒状花のみで花弁となる舌状花は無い。花は茎先や茎と葉の付け根(葉腋)から花柄を伸ばして先に咲く。 花の下にある総苞片が長くロゼット状に付く。 葉は向かいあって付く(対生)で、3~5枚奇数羽状複葉、小葉の縁は鋸歯。 また、茎の上の方では互い違いに付く(互生)することもある。 草丈は50~150cmほど。
本種は外来生物法の生態系被害防止外来種(旧称:要注意外来生物)に指定されている。
生態系被害防止外来種リスト (環境省) -
ウィンターコスモス
学名: Bidens ferulifolia (Jacq.) DC.
分類: キク科 センダングサ属
原産: 北アメリカ南部から中央アメリカ
花期: 夏から秋舌状花の根元の方が黄色ものがある。コスモスに似ているがセンダングサの仲間。 葉は奇数羽状複葉。フェルリフォリア種。
属名のビデンスで流通していることもある。
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ウィンターコスモス
学名: Bidens laevis
分類: キク科 センダングサ属
原産: 北アメリカ南部から中央アメリカ
花期: 秋から冬舌状花の根元の方が黄色ものがある。コスモスに似ているがセンダングサの仲間。 葉は細い卵形。ラエビス種。
属名のビデンスで流通していることもある。
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コセンダングサ
学名: Bidens pilosa L.
分類: キク科 センダングサ属
原産: アメリカ大陸
花期: 夏から秋筒状花のみで花弁となる舌状花は無い。花は茎先や茎と葉の付け根(葉腋)から花柄を伸ばして先に咲く。 蕾を支えていた萼片が数枚花の下にみえる。 葉は羽状複葉で、小葉の縁は鋸歯。 草丈は40~100cmほど。
フックの付いた細い種をたくさん付ける。 この種が服などにくっつくので、くっつき虫と呼ばれる。
本種は外来生物法の生態系被害防止外来種(旧称:要注意外来生物)に指定されている。
生態系被害防止外来種リスト (環境省)
ダリア属 Dahlia
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皇帝ダリア
学名: Dahlia imperialis
分類: キク科 ダリア属
原産: メキシコ
花期: 秋草丈は2mを越えることがある。茎は太く5cmを越えることもある。茎には節ができ竹のような姿。
花も大きく10~20cmほど。花茎は枝分かれしてその先に花が咲く。
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ダリア
学名: Dahlia
分類: キク科 ダリア属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋大きな八重咲き(ダリア咲き)の花が咲く。
ハルシャギク属 Coreopsis
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イトバハルシャギク
学名: Coreopsis verticillata L.
分類: キク科 ハルシャギク属
原産: 北アメリカ
花期: 夏コスモスに似た黄色い花が咲く。よく枝分れして茎頂に花が咲く(頭状花序)。 葉はとても細く茎に数本が付いている。 草丈は40~100cmほど。
庭に植栽されていた。
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オオキンケイギク
学名: Coreopsis lanceolata L.
分類: キク科 ハルシャギク属
原産: 北アメリカ
花期: 初夏大きな黄色い花が咲く。花弁の先が4~5裂する。葉は細い卵形。 荒れた土地でも育つため緑化のために導入されたが、繁殖力が強く、外来生物法の特定外来生物に指定されており原則、栽培・譲渡・販売・輸出入などが禁止されている。
特定外来生物 (環境省) -
キンケイギク
学名: Coreopsis grandiflora Hogg ex Sweet
分類: キク科 ハルシャギク属
原産: 北アメリカ
花期: 夏黄色い花が咲く。花弁の先が4~5裂する。葉は細い卵形。 草丈は30~40cmほど。
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ハルシャギク
学名: Coreopsis tinctoria Nutt.
分類: キク科 ハルシャギク属
原産: 北アメリカ
花期: 春から初夏細い茎をよく枝分かれさせ茎頂に5cmほどの花が咲く。花は中央の筒状花とそれに続く舌状花の半分が赤茶色で、花弁の先が黄色い蛇の目咲き。 葉は2回羽状複葉で細い。別名、ジャノメソウ(蛇の目草)
花壇などに植栽されるが、地域によっては道端などに自生している。
ヒマワリ連 Heliantheae
コガネグルマ属 Chrysogonum
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コガネグルマ
学名: Chrysogonum virginicum
分類: キク科 コガネグルマ属
原産: 北アメリカ東部
花期: 初夏黄色い花が咲く。花弁が5~6枚。舌状花は幅が広くて先が割れている。筒状花も黄色。 花茎はやや赤くて、細い産毛が多数ある。 葉は卵形で縁が小さな丸い切れ込みがあり、葉柄が長い。 草丈は5cmくらいから大きいと15cmほど。
グランドカバーとしても利用されている。
ジャノメギク属 Sanvitalia
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サンビタリア
学名: Sanvitalia procumbens Lam. 1792
分類: キク科 ジャノメギク属
原産: グアテマラ メキシコ
花期: 夏から秋黄色い3cmほどの花が咲く。よく枝分かれして広がるように伸びる。 葉は被針形で向き合ってつく(対生)で、茎の周りに十字状につく。 草丈は10~30cmほど。
花壇や庭などに植栽されている。
筒状花が黒っぽいものもある。
タカサブロウ属 Eclipta
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タカサブロウ
学名: Eclipta thermalis Bunge
Syn. Eclipta prostrata auct. non (L.) L.
分類: キク科 タカサブロウ属
原産: 南アジアから東アジア
花期: 夏白い小さな7~10mmほどの花が咲く。 花は茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして数個咲く。 葉は幅の狭い被針形。 草丈は20~60cmほど。
田圃の畔など湿ったところに自生する。
ヒマワリ属 Helianthus
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キクイモ
学名: Helianthus tuberosus L.
分類: キク科 ヒマワリ属
原産: 北アメリカ
花期: 秋花は8~10cmほどで、よく枝分かれして茎頂に咲く。 葉は長楕円形で、向き合って付く(対生)が、花に近い葉は互い違いに付く(互生)。 茎には短くて固い毛が密生していて、触ると痛い。 草丈は2mを越えることもある。
庭に植えられていた。
葉が茶色く枯れる頃に土の中にイモ状の塊茎ができる。食用になる。
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ヒマワリ
学名: Helianthus annuus
分類: キク科 ヒマワリ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏草丈2mほどで、30cmほどの大きな花が咲く。
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ヤナギバヒマワリ
学名: Helianthus salicifolius 'Golden Pyramid'
Syn. Helianthus filiformis Small
Syn. Helianthus orgyalis DC.
分類: キク科 ヒマワリ属
原産: 北アメリカ
花期: 秋花は茎頂や茎と葉の付け根(葉腋)に花柄を伸ばして咲く。 花の大きさは5~6cmほど。 舌状花は黄色で、中央の筒状花は褐色。 葉は細くて硬い。また葉の裏側はザラザラしている。 草丈は1~2mほど。
庭に植栽されていた。
写真は園芸種でヘリアンサス・ゴールデンピラミッドの名称で流通している。
ヒマワリモドキ属 Heliopsis
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キクイモモドキ
学名: Heliopsis helianthoides L. var. scabra
分類: キク科 ヒマワリモドキ属
原産: 北アメリカ東部
花期: 夏草丈は1~1.5mほど。枝分かれして茎頂に黄色い花が咲く。花の大きさは6~8cmほど。 葉は被針形で、互生し縁が鋸歯。
「姫ヒマワリ」の名前で流通している。ヒマワリ属にあるヒメヒマワリ Helianthus debilisは別種で、筒状花が茶色い。
庭などに植栽されている。
似ている花のキクイモは秋にイモ状の塊茎ができるが、キクイモモドキにはできない。 また、キクイモの葉は長楕円形で、花の中央の筒状花が小さい。
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ヒマワリモドキ
学名: Heliopsis helianthoides (L.) Sweet
分類: キク科 ヒマワリモドキ属
原産: 北アメリカ東部
花期: 夏茎頂や、茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして、黄色い花が咲く。 花の大きさは5~6cmほど。 葉は卵形で縁が浅い鋸歯で、対生する。 草丈は1~1.5mほど。
「姫ヒマワリ」の名前で流通している。ヒマワリ属にあるヒメヒマワリ Helianthus debilisは別種で、筒状花が茶色い。
庭などに植栽されている。
似ている花のキクイモは秋にイモ状の塊茎ができるが、キクイモモドキにはできない。 また、キクイモの葉は長楕円形で、花の中央の筒状花が小さい。
ヒャクニチソウ属 Zinnia
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ヒャクニチソウ
学名: Zinnia elegance
分類: キク科 ヒャクニチソウ属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋花が長く咲く。一重や八重。ダリヤ咲きなど種類が多い。
ジニアとも呼ばれる。
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ホソバヒャクニチソウ
学名: Zinnia angustifolia Kunth
Syn. Zinnia linearis Benth.
分類: キク科 ヒャクニチソウ属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋花は2~3cmほどで、筒状花が盛り上がるようにみえる。 よく枝分かれして茎先に咲く。 花色は白色や黄色など。 葉は幅が細く線形で、向かい合ってつく(対生)。 草丈は20~50cmほど。
ブタクサ属 Ambrosia
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ブタクサ
学名: Ambrosia artemisiifolia L.
分類: キク科 ブタクサ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏から秋枝分かれして花茎を伸ばし、小さな粒状の花が多数咲く(総状花序)。 雌雄異花で、花茎の下の方に数個雌しべだけを伸ばした雌花がある。 葉は深い切れ込みが複数回繰り返している。 草丈は50~100cmほど。
花粉症のアレルギーを起こす。
本種は外来生物法の生態系被害防止外来種(旧称:要注意外来生物)に指定されている。
生態系被害防止外来種リスト (環境省)
ムラサキバレンギク属 Echinacea
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ムラサキバレンギク
学名: Echinacea purpurea (L.) Moench
Syn. Rudbeckia purpurea L.
分類: キク科 ムラサキバレンギク属
原産: 北アメリカ東部
花期: 夏枝分かれして茎頂に花が咲く(頭状花序)。 花は咲き始めはよくあるキク科の花だが、花の中央にある筒状花が盛り上がりドーム状になり、花弁は下垂する。 葉は楕円形で先が尖る。 草丈は40~100cmほど。
属名の英語読みエキナセアの名前で流通している。
ルドベキア属 Rudbeckia
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オオハンゴンソウ
学名: Rudbeckia laciniata
分類: キク科 ルドベキア属
原産: アメリカ合衆国
花期: 夏草丈は1.5~2mほど。茎先や茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばし7~10cmほどの黄色い花が咲く。 葉は互い違いにつき(互生)、花に近い葉は卵形で、下の方は羽状複葉で3~7枚、小葉は10~20cmで長い。
本種は外来生物法の特定外来生物に指定されており原則、栽培・譲渡・販売・輸出入などが禁止されている。
特定外来生物 (環境省) -
オオハンゴンソウ
学名: Rudbeckia laciniata var. hortensis
分類: キク科 ルドベキア属
原産: アメリカ合衆国
花期: 夏本種は八重咲き種で、ヤエザキハンゴンソウや、ハナガサギクとも呼ばれる。
特定外来生物 (環境省)
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ルドベキア・タイガーアイ
学名: Rudbeckia hirta 'Tiger Eye'
分類: キク科 ルドベキア属
原産: アメリカ合衆国
花期: 夏草丈は30~50cmほど。R. hirtaなどを交配して米国のGoldsmith Seeds社が作出したF1種。
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ルドベキア・トリロバ
学名: Rudbeckia triloba
分類: キク科 ルドベキア属
原産: 北アメリカ
花期: 夏から秋草丈は1mほどで5cmほどの黄色い花が咲く。頭状花序の筒状花が焦げ茶色で出っ張っている。
ルドベキア・タカオの名前で流通している。
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ルドベキア・ヒルタ
学名: Rudbeckia hirta
分類: キク科 ルドベキア属
原産: アメリカ合衆国
花期: 夏8~10cmほどの大きな黄色い花が咲く。枝分かれして茎頂に花が咲く。頭状花序で花の中心にある筒状花は黒茶色。 葉は楕円形で10~15cmほど。草丈は30~100cm。
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ルドベキア・プレーリーサン
学名: Rudbeckia hirta 'Prairie Sun'
分類: キク科 ルドベキア属
原産: アメリカ合衆国
花期: 夏8~10cmほどの大きな黄色い花が咲く。枝分かれして茎頂に花が咲く。頭状花序で花の中心にある筒状花は黄緑色。。 葉は楕円形で10~15cmほど。草丈は60~120cm。
R.hirtaを交配して作出された。
ヒヨドリバナ連 Eupatorieae
カッコウアザミ属 Ageratum
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アゲラタム
学名: Ageratum houstonianum
分類: キク科 カッコウアザミ属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋まで花は頭状花序の筒状花に短い舌状花が数本まばらに咲く。瑠璃色の花。
草丈は50cmほどまで伸びるが倒れることがあって地面に近いところを這うようなこともある。 葉は3~4cmの卵型で楕円状の浅い切れ込みがある。
コノクリニウム属 Conoclinium
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ユーパトリウム
学名: Conoclinium coelestinum (L.) DC.
Syn. Eupatorium coelestinum 分類: キク科 コノクリニウム属
原産: 北アメリカ東部
花期: 夏から秋舌状花が細くひげ状の花が咲く。花は茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばし数個咲く(散形花序)。 花色は薄紫色や白色。 葉は三角形で向き合って付く(対生)、縁は鋸歯。 草丈は40~70cmほど。
庭などに植えられている。
旧属名のユーパトリウムの名前で流通している。
ヒヨドリバナ属 Eupatorium
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ヒヨドリバナ
学名: Eupatorium makinoi T.Kawahara et Yahara
分類: キク科 ヒヨドリバナ属
原産: 北半球温帯
花期: 夏茎頂や茎と葉の付け根(葉腋)に数個の白い花がやや房状に咲く。 花は筒状花で雄しべが長い。 葉は卵形で、向かい合ってつく(対生)と、交互につく(互生)がある。 草丈は1~2mほど。
フジバカマに似ているが、フジバカマの葉は3裂するが、ヒヨドリバナは裂けないので区別できる。
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フジバカマ
学名: Eupatorium japonicum
分類: キク科 ヒヨドリバナ属
原産: 東アジア
花期: 晩夏から秋草丈80~100cmの先に小さな花を多数つけ雄しべが長く伸びる姿はもじゃもじゃした印象。
ユリアザミ属 Liatris
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リアトリス
学名: Liatris spicata (L.) Willd.
分類: キク科 ユリアザミ属
原産: 北アメリカ東部
花期: 夏花茎を伸ばし茎にたくさんの蕾ができて上から順に咲いていく。 花弁は細く短い。 葉は針形で対生し、前後左右のように四方につく。 草丈は40~180cmほど。
庭などに植えられている。
ヘレニ連 Helenieae
テンニンギク属 Gaillardia
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テンニンギク
学名: Gaillardia pulchella Foug.
分類: キク科 テンニンギク属
原産: 北アメリカ
花期: 初夏から秋花弁が赤色で、先だけ黄色。草丈は30~60cmほど。
ヘレニウム属 Helenium
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ダンゴギク
学名: Helenium autumnale L.
分類: キク科 ヘレニウム属
原産: 北アメリカ
花期: 夏筒状花が次第に団子状になってくる。舌状花は先が3~5に割れている。 葉は卵形で互い違いにつく(互生)で、縁が浅い鋸歯。 草丈は1mほど。
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ヘレニウム・ダコタゴールド
学名: Helenium amarum 'Dakota Gold'
分類: キク科 ヘレニウム属
原産: 合衆国南東部からメキシコ
花期: 夏花弁の先が3裂する黄色い花が咲く。葉は細長い。 草丈は30cmほど。 夏の暑さに強い。
プランターなどに植栽される。
本種は園芸種で、原種は70cmほどになるが、草丈が低いのが特長。
メナモミ連 Millerieae
コゴメギク属 Galinsoga
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ハキダメギク
学名: Galinsoga quadriradiata
分類: キク科 コゴメギク属
原産: 熱帯アフリカ
花期: 一年中小さな白い花。5枚の花弁には2つの切れ目があり歯が3本のようにも見える。中心は黄色い。
道端に生えている。
スマランサス属 Smallanthus
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ヤーコン
学名: Smallanthus sonchifolius
分類: キク科 スマランサス属
原産: 南米アンデス山脈
花期: 秋草丈1.2~1.5m。茎先に黄色い花が咲く。塊根型のイモができる。食用になる。
メランポデュウム属 Melampodium
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メランポデュウム・パルドーサム
学名: Melampodium paludosum Kunth
分類: キク科 メランポデュウム属
原産: 南アメリカ
花期: 夏と秋よく枝分かれして茎頂に3cmほどの黄色い花が咲く。葉は卵形で、花に比べて大きい。 葉を覆うほど花が咲くこともある。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。