おさんぽ花図鑑

サトイモ科 Araceae

アンスリウム亜科 Pothoideae

アンスリウム属 Anthurium

1000種あり日本では4種ほどが流通している。

  • アンスリウム

    アンスリウム

    学名: Anthurium andraeanum Linden ex Andre
    分類: サトイモ科 アンスリウム属
    原産: 熱帯アメリカ
    花期: 四季咲き

    花茎を伸ばしハート形の花が咲く。花弁にみえているのは花を包む苞(ほう)と呼ばれる部分で仏炎苞と呼ばれる。 葉もハート形で葉柄も長い。

    多年草。

サトイモ亜科 Aroideae

オランダカイウ属 Zantedeschia

  • カラー

    カラー

    学名: Zantedeschia aethiopica
    分類: サトイモ科 オランダカイウ属
    原産: 南アフリカ
    花期: 春から秋

    花茎を伸ばし紙を巻いたような漏斗状の花を咲かせる。花弁のようにみえているのは花を包む苞(ほう)と呼ばれる部分で、カラーは特に仏炎苞と呼ばれる。葉は大きくてツヤと厚みがある。

  • カラー

    カラー

    学名: Zantedeschia rehmanii
    分類: サトイモ科 オランダカイウ属
    原産: 南アフリカ
    花期: 夏

    花茎を伸ばし紙を巻いたような漏斗状の花を咲かせる。花弁のようにみえているのは花を包む苞(ほう)と呼ばれる部分で、カラーは特に仏炎苞と呼ばれる。葉は大きくてツヤと厚みがある。

テンナンショウ属 Arisaema

コンニャクが含まれる。

  • マムシグサ

    マムシグサ

    学名: Arisaema japonicum Blume
    分類: サトイモ科 テンナンショウ属
    原産: 朝鮮半島 日本
    花期: 夏

    花茎を伸ばし紙を巻いたような仏炎苞が出る。仏炎苞の色は紫色または緑色で白いストライプがある。 仏炎苞の中にはこん棒状のものがあって、下の方に雄しべ、雌しべがある。 葉は先の尖った卵型で数枚の小葉に分かれている。 茎は中空の偽茎で茎を抱く葉状のものがあり、茶色の斑点がついている。 草丈は30~70cmほど。

    雌雄異株ですが、幼年は雄性だったり性転換するなど固定的ではない。 雌性の場合、晩夏から秋にオレンジ色や赤色の実が複数できる。

    多年草。

  • ユキモチソウ

    ユキモチソウ

    学名: Arisaema sikokianum Franch. et Sav.
    分類: サトイモ科 テンナンショウ属
    原産: 日本固有種
    花期: 初夏

    花茎を伸ばし紙を巻いたような仏炎苞が出る。仏炎苞の色は茶色または紫色で黄緑色のストライプがある。 仏炎苞の中にはこん棒状のものがあって、下の方に雄しべ、雌しべがある。 長い葉柄の先に葉がつく。葉は先の尖った卵型で3~5枚の小葉に分かれている。 草丈は15~30cmほど。

    多年草。

ハンゲ属 Pinellia

  • カラスビシャク

    カラスビシャク

    学名: Pinellia ternata (Thunb.) Breitenb.
    分類: サトイモ科 ハンゲ属
    原産: 中国
    花期: 初夏

    花茎を伸ばし紙を細く巻いたような仏炎苞から細い管が伸びる。管は仏炎苞の出口近くだけ黒く、他は緑色。 山地や畑地などで自生している。

ホウライショウ亜科 Monsteroideae

ササウチワ属 Spathiphyllum

スパティフィラム属とも呼ばれる。

  • スパティフィラム

    スパティフィラム

    学名: Spathiphyllum wallisii Regel 'Merry'
    分類: サトイモ科 ササウチワ属
    原産: 熱帯アメリカ
    花期: 不定

    花茎を伸ばしデコボコした棒状から小さな粒のような花が咲く。 先の尖ったおたまのような花弁にみえるのは、蕾を包んでいた苞で、仏炎苞と呼ばれる。 葉は先の尖った楕円形で、葉柄がある。

ミズバショウ亜科 Orontioideae

ミズバショウ属 Lysichiton

  • ミズバショウ

    ミズバショウ

    学名: Lysichiton camtschatcense (L.) Schott
    分類: サトイモ科 ミズバショウ属
    原産: 日本 ロシア
    花期: 初夏

    白い大きな花弁にみえるものは苞葉が変化した仏炎苞と呼ばれる。中央にある棒状のものが花茎で小さな花が多数咲く。 花が咲いてから葉が出て。葉は卵形で葉柄があり根出葉。 湿地に自生する。

    多年草。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。