おさんぽ花図鑑

ウルシ科 Anacardiaceae

ウルシ科は980種を含む。

コンティヌス属 Continus

ハグマノキ属またはケムリノキ属とも呼ばれる。

  • スモークツリー

    スモークツリー

    学名: Cotinus coggygria (Scop.)
    分類: ウルシ科 コンティヌス属
    原産: 南ヨーロッパ ヒマラヤ 中国
    花期: 初夏

    枝先に円錐花序の小さな花が咲く。花は5-10mmほどで淡黄色の花弁が5枚ある。花後、花につながっていた茎(花柄)が伸びる。 受粉した花には実ができる。受粉しなかった花(不稔)の花柄には産毛が生えて、更に花柄が伸びていく。これらが遠くからみるとまるで煙のようにみえる。 葉は丸葉で葉柄があり、互生する。

    落葉低木。樹高は4~5m。雌雄異株。

    花拡大

ヌルデ属 Rhus

  • ヌルデ

    ヌルデ

    学名: Rhus javanica L. var. chinensis (Mill.) T.Yamaz.
    分類: ウルシ科 ヌルデ属
    原産: 東南アジア 東アジア
    花期: 夏

    枝先に3mmほどの小さな花が多数咲く(総状花序または複総状花序)。 雌雄異株で、写真は雄花。 雄花は花弁が反り返り、雄しべが5本で長い。 雌花は中心が赤く雌しべは黄色い。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は卵形で3~6対で、葉軸に翼がある。 葉は互い違いにつく(互生)で、葉柄の基部に節がある。

    ウルシほどではないけれど、触るとかぶれることがある。

    落葉低木。樹高は5~10mほど。

    花拡大など

  • ヌルデ

    ヌルデ

    学名: Rhus javanica L. var. chinensis (Mill.) T.Yamaz.
    分類: ウルシ科 ヌルデ属
    原産: 東南アジア 東アジア
    花期: 夏

    雌花は、平開する。雌しべは黄色からオレンジ色に変化する。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。