花の色について
花の色を伝える時に“赤い花”とか“ピンクの花”といったりします。 赤や青のように違いがハッキリしていれば人によって違いは少ないと思います。
では“ピンク”はどうでしょうか? 薄いピンクを指して、ピンクと思う人もいれば、赤紫色のように濃いいわゆるショッキングピンクもピンクと思うでしょう。 ショッキングピンクを指して紫色という人もいると思います。 人によって濃い薄いなどの色の範囲には違いがあります。
ここにある色は何色でしょうか? 茶色、黄色、オレンジ色など人によって違う色だといわれると思います。 実はここに示したのは江戸時代に“四十八茶”と呼ばれた「茶色」を表す色の一部です。 四十八というのは48種あるという意味ではなくてたくさんあるということです。
色はその人の経験や文化あるいは地域などによって感じることができるものだと思います。 違ってもよいと思いますし、違っても不思議ではないと思います。 感じる心だと思うので、算数のように“1 + 1 = 2”という風に色を決めつけることは難しいと思います。
そこで、わたしが感じている色はこんな色というのを参考までに示してみました。
ただ隣接する似通った色では明確に判断できないこともあります。 色別で花を探しても見つからない。 違う色のところにあったということがあるかもしれませんがご容赦をお願いします。