おさんぽ花図鑑

バラ科 Rosaceae

バラ科は2,800種を含む。リンゴやイチゴなども属する。

バラ科の特徴は、花弁が5枚で1枚ずつ分かれていて雄しべが多い。また、イチゴなどの草本の場合、奇数羽状複葉を持つものが多い。 奇数羽状複葉とは、茎先に1枚と茎の両側に葉が並んで付く形態を指す。

サクラ亜科 Amygdaloideae

サクラ亜科 Amygdaloideaeシモツケ亜科 Spiraeoideaeナシ亜科 Maloideaeは統合された。 2011年に国際藻類・菌類・植物命名規約が改訂されサクラ亜科 Amygdaloideaeを優先使用することになった。

サクラ連 Amygdaleae

アンズ属 Armeniaca

ウメはスモモ属(Prunus)でしたがアンズ属(Armeniaca)とされています。

  • アンズ

    アンズ
    アンズの実

    学名: Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu
    Syn. Prunus armeniaca L.
    分類: バラ科 アンズ属
    原産: ウズベキスタン東部 フェルガナ盆地
    花期: 春

    花は梅によく似ている。実は6月頃にオレンジ色でみのる。食べると甘みがある。

  • ウメ

    ウメ
    ウメの実

    学名: Armeniaca mume (Siebold et Zucc.) de Vriese
    分類: バラ科 アンズ属
    原産: 中国
    花期: 冬から早春まで

    小ぶりな花を枝に沿って咲かせる。芳香がある。初夏にピンポン玉ほどの緑色の実をつける。

    色違いなど

ウワミズザクラ属 Padus

ウワミズザクラは、ウワミズザクラ属 Padusスモモ属 Prunusとするか確定していません。YlistではPadusとしています。

  • イヌザクラ

    イヌザクラ
    イヌザクラの実

    学名: Padus buergeriana (Miq.) T.T.Yu et T.C.Ku
    Syn. Prunus buergeriana Miq.
    分類: バラ科 ウワミズザクラ属
    分布: 日本、済州島
    花期: 初夏

    枝先に白い小さな花が房のように咲く(総状花序)。 花弁は5弁で、雄しべが長い。 葉は卵形で縁が鋸歯。

    イヌザクラの花序枝には葉が付かない。ウワミズザクラの花序枝には葉が付く。

    公園などに植生されている。

    落葉高木。10mほど。

  • ウワミズザクラ

    ウワミズザクラ

    学名: Padus grayana (Maxim.) C.K.Schneid.
    Syn. Prunus grayana Maxim.
    分類: バラ科 ウワミズザクラ属
    原産: 中国北部
    花期: 晩春から初夏

    枝先に白い小さな花が房のように咲く(総状花序)。 花弁は5弁で、雄しべが長い。 葉は卵形で縁が鋸歯。

    公園などに植生されている。

    落葉高木。10~15mほど。

サクラ属 Cerasus

サクラ属はスモモ属(Prunus)とするかサクラ属(Cerasus)とするか確定していません。YlistではCerasusとしています。

* 現在園芸種として親しまれている交配種の元となった野生種10種

  • エドヒガン *

    エドヒガン

    学名: Cerasus spachiana Lavalee ex H.Otto var. spachiana f. ascendens (Makino) H.Ohba
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: 日本
    花期: 春

    白または淡いピンク色の花が咲く。葉は楕円形で5~10cmほど。

    染井吉野よりもやや早く、春の彼岸の頃に咲く。

    大島桜と共に染井吉野の交配元になった。

  • オオシマザクラ *

    オオシマザクラ

    学名: Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: 日本
    花期: 春

    白い5弁の花が咲く。花は3~4cmほど。葉は卵形で5~10cmほど。

    染井吉野など園芸種の元になった。

    また桜餅に使われる桜葉漬は伊豆でほぼ100%生産されていて、この大島桜が使われている。

  • オオヤマザクラ *

    オオヤマザクラ

    学名: Cerasus sargentii (Rehder) H.Ohba
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: 韓国 日本 サハリン
    花期: 春

    淡いピンクの花が咲く。花は3~4cmほど。葉は長卵形で8~15cmほど。ヤマザクラに比べて葉が大きいのでオオヤマザクラと呼ばれる。

    夏には赤黒い小さな実がなる。

  • カスミザクラ *

    カスミザクラ

    学名: Cerasus leveilleana (Koehne) H.Ohba
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: 韓国 日本
    花期: 春

    白い5弁の花が咲く。花は2~3cmほど。葉は卵形で、産毛がある。

    大島桜の母種とされている。

  • コブクザクラ

    コブクザクラ

    学名: Cerasus 'Kobuku-zakura' Ohwi
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: ヒマラヤ
    花期: 秋と春

    秋と春の2季咲く桜。雌しべが数本あるので一つの花から複数の実ができる。

  • カンヒザクラ *

    カンヒザクラ

    学名: Cerasus campanulata (Maxim.) A.Vassiliev
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: 中国南部 ベトナム 台湾 日本
    花期: 早春

    早春に他の桜より一足早く咲く。花は1~2cmほどで小さい。やや下向きに釣鐘状に咲く。 花色は濃いピンクや白色など。

    ヒカンザクラ(緋寒桜)とも呼ばれる。河津桜は、本種と大島桜の自然交配種。

    沖縄では多く植栽されており、早く咲くのでニュースなどにもしばしば扱われる。

  • ヒマラヤザクラ

    ヒマラヤザクラ

    学名: Cerasus cerasoides (D.Don) Sokolov
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: ヒマラヤ
    花期: 冬

    花は4cmほどで大ぶり。雄しべが長い。

    さくらは実は秋咲きだった!? (東京農業大学)

  • ヤマザクラ *

    ヤマザクラ

    学名: Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
    分類: バラ科 サクラ属
    原産: 韓国 台湾 日本
    花期: 春

    白色または淡いピンクの花が咲く。花は2~3cmほど。葉は長卵形で6~9cmほど。花が咲くと同時に葉も広がる。日本に自生していた桜で、染井吉野以前はこちらが多かったと考えられる。

サクラ属 ニワザクラ亜属 Microcerasus

ニワウメ亜属 Lithocerasusでしたが、YListではニワザクラ亜属 Microcerasusとされています。

  • ニワウメ

    ニワウメ
    ニワウメの実

    学名: Microcerasus japonica (Thunb.) M.Roem.
    Syn. Prunus japonica
    分類: バラ科 サクラ属 ニワザクラ亜属
    原産: 中国 朝鮮半島
    花期: 春

    サクラの咲く時期に、枝の周囲にびっしりと花が咲く。雌しべは長くウメによく似ている。樹形は株立ちする。初夏にサクランボのような赤い実をつける。

    落葉低木。

  • ニワザクラ

    ニワザクラ

    学名: Microcerasus glandulosa (Thunb.) M.Roem.
    Syn. Cerasus glandulosa
    分類: バラ科 サクラ属 ニワザクラ亜属
    原産: 中国
    花期: 春

    細い枝を伸ばし枝に多くの八重咲きの桜が咲く。

    落葉低木。樹高は2mほど。

    色違いなど

  • ユスラウメ

    ユスラウメ
    ユスラウメの実

    学名: Microcerasus tomentosa (Thunb.) G.V.Eremin et Yushev
    Syn. Cerasus tomentosa
    分類: バラ科 サクラ属 ニワザクラ亜属
    原産: 中国
    花期: 春

    白い5弁のサクラに似た花が咲く。木肌はウメに似ている。夏に赤いサクランボのような実が成る。

    落葉低木。樹高は2mほど。

スモモ属 Prunus

  • スモモ

    スモモ
    スモモの実

    学名: Prunus salicina Lindl.
    Syn. Prunus ussuriensis Kovalev et Kostina
    分類: バラ科 スモモ属
    原産: 中国
    花期: 春

    白い5弁花が咲く。雄しべが長く葯が黄色い。花柄が長い。 花の姿はウメに似ているが、花柄が長いところはサクラに似ている。 花が咲く時期には葉が無いか、まだ小さい。 葉は卵形で縁に浅い鋸歯がある。

    落葉小高木。大きくなると10mになる。

  • プルーン

    プルーン
    プルーンの実

    学名: Prunus domestica L.
    分類: バラ科 スモモ属
    原産: ヨーロッパ
    花期: 春

    白い5弁花が咲く。雄しべが長く葯が黄色い。花柄が長い。 花の姿はウメに似ているが、花柄が長いところはサクラに似ている。 花が咲く時期には葉が無いか、まだ小さい。 葉は卵形で縁に浅い鋸歯がある。

    落葉小高木。大きくなると10mになる。

モモ属 Amygdalus

  • モモ

    モモ
    モモの実

    学名: Amygdalus persica L.
    Syn. Prunus persical L.
    分類: バラ科 モモ属
    原産: 中国
    花期: 春

    花は5弁。花色はピンクや白色など。花の時期は葉はないか小さい。葉は長楕円形。落葉小高木。

    色違いなど

バクチノキ属 Laurocerasus

  • セイヨウバクチノキ

    セイヨウバクチノキ

    学名: Laurocerasus officinalis M.Roem.
    Syn. Prunus laurocerasus 'Otto Luyken'
    分類: バラ科 バクチノキ属
    原産: 黒海周辺 バルカン半島のアルバニア~コーカサス山脈
    花期: 夏

    枝先または枝と葉の付け根(葉腋)から15~20cmほどの花茎を伸ばして、小さな7mmほどの花が多数咲く。 花弁は5枚で、雄しべが突き出ている。花の基部が黄色または黄緑色。 葉は長めの卵形で葉脈の色が薄くなることもある。葉の表面は皮質。 樹高は5mほどになるが生垣などでは剪定されて低く刈り揃えられる。

    樹皮は灰褐色。

    日本に自生するバクチノキは、葉が鋸歯で、樹皮の一部が剥がれて赤くなる。

    常緑低木。

    花拡大

シモツケ連 Spiraeeae

シモツケ属 Spiraea

  • イブキシモツケ

    イブキシモツケ

    学名: Spiraea dasyantha Bunge
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 日本 関西以西
    花期: 春から初夏

    小さな5弁の花が丸く集まって枝先に咲く。葉は卵形で縁が鋸歯。互い違いにつく(互生)。

    花色は白色やピンク。

    自然には山の岩場などに自生する。

    落葉低木。樹高は1mほど。

  • コデマリ

    コデマリ

    学名: Spiraea cantoniensis Lour.
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 中国
    花期: 春

    小さな白い花が丸く集まって、枝に沿ってたくさん咲く。

  • シジミバナ

    シジミバナ

    学名: Spiraea prunifolia Siebold et Zucc.
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 中国
    花期: 春

    10mmほどの小さな白い花が枝にそって咲く。花柄は15~25mmほどで長く、一か所から数個の花柄が伸びる。花は八重咲き。

    葉は互生し楕円形。長さ20~25mm、幅15mmほど。

    落葉低木。樹高は1~2mで株立ちし、枝垂れる。

  • シモツケ

    シモツケ

    学名: Spiraea japonica L.f.
    Syn. Spiraea bumalda
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 日本 朝鮮半島 中国
    花期: 初夏から秋

    小さな花が花茎の先に集まって咲く。色は白やピンク。雄しべが長い。落葉低木。樹高は1~2m。

    色違い

  • トサシモツケ

    トサシモツケ

    学名: Spiraea nipponica Maxim. var. tosaensis (Yatabe) Makino
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 日本固有種
    花期: 初夏

    小さな花が花茎の先に集まって咲く(散房花序)。葉は先端がやや丸く幅が狭い。

    コデマリにとても似ているが、コデマリの葉の縁が鋸葉なのに対して全縁。

    本種はイワシモツケの変種。イワシモツケは丸葉。

    落葉低木。樹高は1~2m。

  • ホザキシモツケ

    ホザキシモツケ

    学名: Spiraea salicifolia L.
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: ヨーロッパ~日本、シベリアなどユーラシア大陸北部
    花期: 夏

    枝先に円錐状に小さな花が集まって咲く(円錐花序)。 花は5~6mmほどで花弁は5枚で、雄しべが長く穂状にみえる。花序は8~15cmほど。 葉は卵型で互い違いにつく(互生)。

    落葉低木。樹高は1~2mほど。

  • ヤエコデマリ

    ヤエコデマリ

    学名: Spiraea cantoniensis var. plena
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 中国
    花期: 春

    コデマリの八重咲き種。

  • ユキヤナギ

    ユキヤナギ

    学名: Spiraea thunbergii Siebold ex Blume
    分類: バラ科 シモツケ属
    原産: 日本
    花期: 春

    細い枝に小さな白い4弁の花が密生する。枝が細いので枝垂れるような容姿になる。枝の長さは1.5~2m。

    落葉低木

    色違いなど

ヤマブキ連 Kerrieae

シロヤマブキ属 Rhodotypos

  • シロヤマブキ

    シロヤマブキ

    学名: Rhodotypos scandens (Thunb.) Makino
    分類: バラ科 シロヤマブキ属
    原産: 日本
    花期: 春

    白い4弁の花。

    ヤマブキ (Kerria japonica)は別属。

ヤマブキ属 Kerria

  • ヤマブキ

    ヤマブキ

    学名: Kerria japonica (L.) DC.
    分類: バラ科 ヤマブキ属
    原産: 日本
    花期: 春

    落葉低木。1~2mで茎は細い。5弁の黄色い花。山吹色と呼ばれる。八重咲きもある。

    白い4弁の花が咲くシロヤマブキ (Rhodotypos scandens)は別属。

    色違いなど

リンゴ連 Maleae

カナメモチ属 Photinia

  • カナメモチ

    カナメモチ

    学名: Photinia glabra(Thunb.) Franch. & Sav.
    分類: バラ科 カナメモチ属
    原産: 東アジア 東南アジア
    花期: 初夏

    5弁の小さな白い花が総状花序で咲く。花弁の先は丸い。雄しべが長い。 葉は革質で面長の卵形で10cmほど。

    生け垣などに利用される。

    常緑小高木。樹高は3~5mほど。

  • レッドロビン

    レッドロビン

    学名: Photinia x fraseri
    分類: バラ科 カナメモチ属
    原産: 東アジア 東南アジア
    花期: 初夏

    5弁の小さな白い花が総状花序で咲く。花弁の先は丸い。雄しべが長い。 葉は革質で面長の卵形で10cmほど。緑色と新芽の赤色の葉をだす。

    生け垣などに利用される。

    本種は、本州にも自生するカナメモチ P. glabraと南西諸島に自生するオオカナメモチ P. serrulataとの交雑種。 交雑のため花は咲くが実はできない。

    常緑小高木。

カマツカ属 Pourthiaea

従来は広義のカナメモチ属 Photiniaでしたが分離された。

  • カマツカ

    カマツカ
    カマツカの実

    学名: Pourthiaea villosa (Thunb.)Decne. var. laevis (Thunb.) Stapf.
    Syn. Photinia villosa
    分類: バラ科 カマツカ属
    原産: 中国 朝鮮半島 日本
    花期: 春から初夏

    短枝に花が集まって咲く(複散房花序)。 5弁の白い花で、雄しべが長く多い。 葉は長枝では互い違いにつき(互生)、短枝では枝の周りに数個つく(輪生)。 葉身は卵形。 秋には10mmほどの俵状や楕円形の赤い実がなる。

    庭に植栽されていた。

    本種は材が固く、鎌の柄に使われた事からカマツカ(鎌柄)と呼ばれている。

    落葉小高木。樹高は5~7mほど。

カリン属 Pseudocydonia

  • カリン

    カリン
    カリンの実

    学名: Pseudocydonia sinensis (Thouin) Koehne
    Syn. Chaenomeles sinensis
    分類: バラ科 カリン属
    原産: 中国
    花期: 春

    5弁のボケに似た花が咲く。花色はピンクまたは白色。秋に黄色い大きな実が熟す。

    実には咳止めや喉の炎症に効く成分が含まれていて、のど飴や果実酒にも利用される。

    落葉高木。

コトネアスター属 Cotoneaster

シャリントウ属とも呼ばれる。

  • コトネアスター

    コトネアスター
    コトネアスターの実

    学名: Cotoneaster 'Hybridus Pendulus'
    分類: バラ科 コトネアスター属
    原産:
    花期: 初夏

    枝から短く分枝した葉の先に数個の花が集まって咲く。花色は白色。 葉は10~20mmほどで、中央に強い折り目がある。 木は上には伸びず這うように広がる。

    秋に赤い実がなる。

    公園などに植栽されている。

    落葉低木。

  • ベニシタン

    ベニシタン
    ベニシタンの実

    学名: Cotoneaster horizontalis Decne.
    分類: バラ科 コトネアスター属
    原産: 中国西部
    花期: 初夏

    5弁の白色またはピンクの花が細い枝に沿って多数咲く。しかし全開はせず花弁の外側が赤いものが多い。 葉はやや幅広の卵形で互い違いにつく(互生)。葉の表面は皮質で光沢がある。

    落葉低木。樹高は1mほどになるが横に広がるように茂る。

ザイフリボク属 Amelanchier

  • アメリカザイフリボク

    アメリカザイフリボク
    ジューンベリー

    学名: Amelanchier canadensis
    分類: バラ科 ザイフリボク属
    原産: 北アメリカ東部 カナダと米国にまたがる地域
    花期: 春

    白い5弁の花が咲く。サクラに似ている。雄しべがサクラに比べ大きく、短い。

    6月ころに赤い実がなることからジューンベリーと呼ばれる。

サンザシ属 Crataegus

  • サンザシ

    サンザシ
    サンザシの実

    学名: Crataegus cuneata Siebold & Zucc.
    分類: バラ科 サンザシ属
    原産: 中国
    花期: 初夏

    白い5弁の花が集まって咲く。花は2~3cmで、花柄が長く、雄しべの花粉が落ちると花柱が白い棘のようにみえる。 葉は掌状。 秋に赤色またはオレンジ色の実がなる。

    落葉低木。

  • セイヨウサンザシ

    セイヨウサンザシ
    セイヨウサンザシの実

    学名: Crataegus laevigata (Poir.) DC.
    分類: バラ科 サンザシ属
    原産: ヨーロッパ
    花期: 初夏

    枝先に5弁の花が咲く。花色は白色や濃いピンク。 葉は3つ指に見える深い切れ込みがあり、大きさは2~6cmほど。

    秋に赤い実がなる。

    落葉高木。樹高は5~8mほど。

    写真は八重咲き種。

シャリンバイ属 Rhaphiolepis

  • シャリンバイ

    シャリンバイ
    シャリンバイの実

    学名: Rhaphiolepis indica (L.) Lindl. ex Ker var. umbellata (Thunb.) H.Ohashi
    Syn. Rhaphiolepis umbellata (Thunb.) Makino
    分類: バラ科 シャリンバイ属
    原産: 日本 台湾 韓国などの海岸
    花期: 初夏

    白い5弁の花が総状花序で咲く。花は1~2cm葉は革質。 樹高は1.5mほどで横にも同じほど広がる。 秋に1cmほどの黒い実が成る。

    常緑低木。庭木や公園樹として利用される。

トキワサンザシ属 Pyracantha

  • ピラカンサ

    ピラカンサ
    ピラカンサの実

    学名: Pyracantha coccinea M.Roem.
    分類: バラ科 トキワサンザシ属
    原産: ヨーロッパ南部から西アジア
    花期: 初夏

    白い小さな花が総状花序で咲く。11月頃に小さな赤い実がなる。常緑低木。

    和名はトキワサンザシ。よく似た花にオレンジ色の実がなるタチバナモドキや、カザンデマリもある。

ナシ属 Pyrus

  • セイヨウナシ

    セイヨウナシ
    セイヨウナシの実

    学名: Pyrus communis L.
    分類: バラ科 ナシ属
    原産: ヨーロッパ
    花期: 春

    サクラに似た5弁の花が咲く。洋ナシとも呼ばれる。葉は卵形でやや皮質。

    写真の品種はゼネラル・レクラーク。他にラ・フランスやバートレット、ル・レクチェ、オーロラなどがある。

    西洋ナシは、収穫直後は実が固くて食べられない。常温で1~2週間ほど追熟させると、香りがでてきて柔らかくなり食べられる。

  • ナシ

    ナシ
    ナシの実

    学名: Pyrus pyrifolia (Burm.f.) Nakai
    分類: バラ科 ナシ属
    原産: 中国
    花期: 春

    白い花弁は少し厚みを感じさせる。遺伝的に異なる個体間で受粉しないと結実しない(自家不和合性)を持つ。

    和梨には赤色系と、青色(緑色)系があって、品種では豊水や、幸水などは赤色系。二十世紀は青色系。

    落葉高木。

ナナカマド属 Sorbus

  • ナナカマド

    ナナカマド
    ナナカマドの実

    学名: Sorbus commixta Hedl.
    分類: バラ科 ナナカマド属
    原産: 日本 ロシアのサハリン 韓国のUlleungdo島(日本海)
    花期: 初夏

    白い5弁の小さな花が咲く。雄しべが長い。葉は卵形で縁が鋸歯。秋に小さな赤い実が成る。

    常緑高木

ボケ属 Chaenomeles

  • ボケ

    ボケ
    ボケの実

    学名: Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai
    分類: バラ科 ボケ属
    原産: 中国
    花期: 春。秋に数輪咲く。

    花色が赤、白など一色のものや、白、ピンクなど多色のものがある。花弁は丸みがある。

    落葉低木

    色違いなど

ビワ属 Eriobotrya

  • ビワ

    ビワ
    ビワの実

    学名: Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.
    分類: バラ科 ビワ属
    原産: 中国
    花期: 冬

    5弁の白い花が咲く。花弁の外側は茶色い毛で覆われている。葉は互生し、20cmほどの長い楕円形で、葉脈に沿ってクッキリと筋がある。 夏にオレンジ色の実ができる。実の表面には産毛がある。 実は薄くて、中におおぶりの種が数個入っている。

    常緑高木。

マルメロ属 Cydonia

  • マルメロ

    マルメロ
    マルメロの実

    学名: Cydonia oblonga Mill.
    分類: バラ科 マルメロ属
    原産: トルコ イラン
    花期: 冬

    花は5~6cmほどで5弁。花弁は白く縁がややピンク。 葉は卵形で互い違いにつく(互生)。 秋には洋ナシに似た実ができる。熟すとやや黄色くなる。果実の表面には短い毛が生えている。 果実は食用になるが、酸味が強く繊維質があるため生食よりも果実酒やジャムなどに加工される。 また香りがよいので芳香剤のようにも利用される。

    落葉高木。樹高は2~5mほど。

リンゴ属 Malus

  • セイヨウリンゴ

    セイヨウリンゴ
    リンゴの実

    学名: Malus pumila Mill.
    分類: バラ科 リンゴ属
    原産: カザフスタン南部 キルギスタン タジキスタン
    花期: 春

    サクラやウメに似た花が咲く。花弁は5枚。葉柄長3~6cm。遺伝的に異なる個体間で受粉しないと結実しない(自家不和合性)を持つ。 赤い実がなる。

    落葉高木。

  • ハナカイドウ

    ハナカイドウ
    ハナカイドウの実

    学名: Malus halliana Koehne
    分類: バラ科 リンゴ属
    原産: 中国
    花期: 春

    落葉高木。サクラに似た花が咲く。花弁は5~10枚。葉柄長3~6cm。リンゴに似た小さな赤い実がなる。


ギレニア属 Gillenia

  • ギレニア・トリフォリアータ

    ギレニア・トリフォリアータ

    学名: Gillenia trifoliata (L.) Moench
    分類: バラ科 ギレニア属
    原産: 北アメリカ東部
    花期: 春から夏

    5弁の花が咲く。花は茎先に枝分かれして数個咲く。 花色は白色や淡いピンク。 葉は3枚一組(3出複葉)。小葉は、卵形で葉脈がハッキリしている。 茎は赤くて細い。 草丈は70~100cmほど。

    多年草。

テマリシモツケ属 Physocarpus

  • アメリカテマリシモツケ

    アメリカテマリシモツケ

    学名: Physocarpus opulifolius (L.) Maxim.
    分類: バラ科 テマリシモツケ属
    原産: 北アメリカ東部
    花期: 初夏

    白い小さな花が集まって丸く咲く。葉は黒に近い赤紫色や、黄色、黄緑色などがある。

    本種は、ディアボロ Diaboloと呼ばれている。

    落葉低木。

    色違いなど

ホザキナナカマド属 Sorbaria

  • ニワナナカマド

    ニワナナカマド

    学名: Sorbaria kirilowii (Regel & Tiling) Maxim.
    分類: バラ科 ホザキナナカマド属
    原産: 中国北部 朝鮮半島 日本 シベリア
    花期: 夏

    白い小さな花が枝先に多数咲く(円錐花序)。葉は奇数羽状複葉で、小葉は卵形で縁が鋸歯。

    ナナカマドに似ているが、ナナカマドが4月頃咲くのに対して、ニワナナカマドは6月頃。

    庭に植えられていた。

    落葉低木。3~4mほど。

ヤナギザクラ属 Exochorda

  • リキュウバイ

    リキュウバイ

    学名: Exochorda racemosa (Lindl.) Rehder
    分類: バラ科 ヤナギザクラ属
    原産: 中国
    花期: 春

    落葉低木。2~3m。白い丸みのある5弁の花が咲く。花の基部にへこみがあり、その周囲に雄しべが並ぶ。 葉には葉脈にそって淡緑色の筋がある。

    茶道で茶花として利用されることから利休梅と呼ばれる。

チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae

4属があり、CercocarpusChamaebatiaDryasPurshia

チョウノスケソウ属 Dryas

  • チョウノスケソウ

    チョウノスケソウ

    学名: Dryas octopetala var. asiatica
    分類: バラ科 チョウノスケソウ属
    原産: 北半球
    花期: 初夏

    茎を伸ばして先に8弁の花が咲く。 葉は小判形で表面にはつやがあって葉脈がハッキリしており丸い鋸歯。 葉柄が長い。 細い茎が地面を這うようにひろがる。

    雌しべが多く、実には長い白い毛がつくので高山ではチングルマと勘違いされやすい。

    自然には高山に生息しているが、山野草として販売されて庭などに植生されていることもある。

    常緑小低木。10~20cmほど。

バラ亜科 Rosoideae

キイチゴ属 Rubus

  • カジイチゴ

    カジイチゴ
    カジイチゴの実

    学名: Rubus trifidus Thunb.
    分類: バラ科 キイチゴ属
    原産: 日本
    花期: 夏

    5弁の白い花が咲く。葉には大きな切れ込みが3つほどある。黄色い粒状の実がなり食用になる。

    落葉低木。

  • クサイチゴ

    クサイチゴ
    クサイチゴの実

    学名: Rubus hirsutus Thunb.
    分類: バラ科 キイチゴ属
    原産: 東アジア
    花期: 春

    5弁の白い花が咲く。葉は卵形。枝は木質。

    夏に赤い実がなる。食用になる。

  • ナワシロイチゴ

    ナワシロイチゴ
    ナワシロイチゴの実

    学名: Rubus parvifolius L.
    分類: バラ科 キイチゴ属
    原産: 東アジア オーストラリア東部
    花期: 初夏

    5弁のピンクの花が咲くが花弁は直立し開かない。葉は3出複葉。茎は赤く木質化していて、新しい枝を草の上を越えるように伸ばす。

    6月頃に小さな赤い粒が集まった実が熟す。食用になるがあまり甘くない。

  • ブラックベリー

    ブラックベリー
    ブラックベリーの実

    学名: Rubus fruticosus
    分類: バラ科 キイチゴ属
    原産: アメリカ合衆国
    花期: 初夏

    5弁の白または淡いピンクの花が咲く。葉は卵形で縁が鋸歯、筋がある。 木質のつるを伸ばして広がる。

    夏につぶ状の黒い実が集まってなる。 食用になるが酸味があるのでジャムにされることもある。

  • モミジイチゴ

    モミジイチゴ

    学名: Rubus palmatus Thunb. var. coptophyllus (A.Gray) Kuntze ex Koidz.
    分類: バラ科 キイチゴ属
    原産: 日本
    花期: 夏

    5弁の白い花が咲く。葉には大きな切れ込みが3つほどある。黄色い粒状の実がなり食用になる。

    落葉低木。1~2mほどで枝が細く枝垂れる。

    よく似た花にニガイチゴがある。ニガイチゴの花は上向きに咲く。

    花拡大など

シモツケソウ属 Filipendula

  • キョウガノコ

    キョウガノコ

    学名: Filipendula purpurea Maxim.
    分類: バラ科 シモツケソウ属
    原産: 日本固有
    花期: 夏

    小さな5弁の花が茎先に枝分かれしてたくさん咲く(集散花序)。 葉は掌状葉で、3~5裂する。 草丈は40~60cmほど。

    本種はコシジシモツケ F. auriculataの園芸種。またはコシジシモツケとシモツケソウF. multijugaの交雑種と考えられている。

  • ロクベンシモツケ

    ロクベンシモツケ

    学名: Filipendula vulgaris Plena
    分類: バラ科 シモツケソウ属
    原産: ヨーロッパ 中央アジア 北アジア
    花期: 夏

    細い茎を長く伸ばしてよく枝分かれして先に花が咲く(集散花序)。 花は6弁または八重咲きで、花色は白色またはピンク。 葉は根出葉のみで、深い切れ込みがあり縁は鋸歯。 ロゼット状に広がる。草丈は80~100cmほど。

    八重咲きシモツケの名前で流通している。

    多年草。

    花拡大など

バラ属 Rosa

  • オオタカネバラ

    オオタカネバラ

    学名: Rosa acicularis Lindl.
    Syn. Rosa suavis auct. non Willd.
    分類: バラ科 バラ属
    原産: 中国東北部 朝鮮北部 シベリア サハリン カムチャッカ
    花期: 初夏

    枝先に5弁の花が1つまたは2つ咲く。花色はピンクで4~5cmほど。 花柄には棘が多生する。 奇数羽状複葉で小葉は5~7枚ほど。 幹には棘が多生する。

    庭に植栽されていた。

    落葉低木。1~1.5mほどでよく枝分かれする。

  • ナニワイバラ

    ナニワイバラ

    学名: Rosa laevigata Michx.
    分類: バラ科 バラ属
    原産: 中国
    花期: 初夏

    大ぶりのバラ。茎には棘があり、小さな突起も密生している。大きく開いて咲く。

  • ノイバラ

    ノイバラ

    学名: Rosa multiflora Thunb.
    Rosa polyantha Siebold et Zucc.
    分類: バラ科 バラ属
    原産: 日本 中国 朝鮮半島
    花期: 初夏

    白い小さな2~3cmほどの花。花弁は5枚。佳い香りがする。雄しべが長い。 樹高は5mほど。 葉には葉脈に沿ってハッキリとした筋がある。

    日本に自生するバラで、道端にも生えることがある。

    落葉低木。

  • ハマナス

    ハマナス
    ハマナスの実

    学名: Rosa rugosa Thunb.
    分類: バラ科 バラ属
    原産: 北東アジア
    花期: 夏

    6~9cmほどの花が咲く。葉は卵形で、奇数羽状複葉で、小葉は7~9枚。 太い枝には棘が密生している。 花後に赤い実ができる。

    花色は濃いピンクまたは白色。

    日本に自生するバラで、自然には海岸の砂地に自生しているがその数は減少している。 一般に庭や公園などに植栽されているものは園芸種。

    落葉低木。樹高は1~1.3mほど。

    色違い

  • バラ

    バラ

    学名: Rosa
    分類: バラ科 バラ属
    原産: アジア
    花期: 春と秋。気温が25度前後で咲く。

    花弁が何枚も重なって咲く種類が多い。園芸種が多い。

  • モッコウバラ

    モッコウバラ

    学名: Rosa banksiae R.Br.
    分類: バラ科 バラ属
    原産: 中国
    花期: 初夏

    2~3cmの八重咲きで淡黄色の花が咲く。本種には棘がないので生け垣などに利用される。 園芸種として白色や一重咲きなどもある。

    色違いなど

コルリ連 Colurieae

ダイコンソウ属 Geum

  • コキンバイ

    コキンバイ

    学名: Geum ternatum (Stephan) Smedmark
    Syn. Waldsteinia ternata (Stephan) Fritsch
    分類: バラ科 ダイコンソウ属
    原産: 北東アジア
    花期: 初夏

    茎先に数個の黄色花が咲く。花弁は5枚。苞葉もある。 葉は根出葉で長い葉柄の先に3出複葉で、小葉には深い切れ込みがあり縁は鋸歯。 開き始めたばかりの葉は縁がやや上向き。 草丈は10~20cmほど。

    庭に植えられていた。

    幼葉など

  • ダイコンソウ

    ダイコンソウ

    学名: Geum japonicum L.
    分類: バラ科 ダイコンソウ属
    原産: 北アメリカ 東アジア 日本
    花期: 夏

    黄色い花が咲く。花は茎頂や茎と葉の付け根(葉腋)から茎を伸ばしてその先に咲く。 茎の途中の葉は切れ込みのある鋸歯。 根出葉は大根に似ていて、奇数羽状複葉。 草丈は40~60cmほど。

    根出葉など

  • ベニバナダイコンソウ

    ベニバナダイコンソウ

    学名: Geum coccineum Sibth. & Sm. (1809)
    分類: バラ科 ダイコンソウ属
    原産: 東南ヨーロッパ バルカン半島からトルコ
    花期: 夏

    赤い花が咲く。花は茎頂や茎と葉の付け根(葉腋)から茎を伸ばしてその先に咲く。 茎の途中の葉は切れ込みのある鋸歯。 根出葉は大根に似ていて、奇数羽状複葉。 草丈は40~60cmほど。

    根出葉など

キジムシロ連 Potentilleae

オランダイチゴ属 Fragaria

  • オランダイチゴ

    オランダイチゴ
    オランダイチゴの実

    学名: Fragaria x ananassa Duchesne ex Rozier
    分類: バラ科 オランダイチゴ属
    原産: アメリカ大陸
    花期: 春

    5弁の白い花が咲く。葉は卵形で縁が鋸歯、筋がある。

    オランダで、北アメリカ産のバージニアイチゴ F. virginianaと、チリ産のチリイチゴ F. chiloensisの交雑で作られた。 この品種が栽培品種の元。

キジムシロ属 Potentilla

ヘビイチゴ属 Duchesneaから変更された。

  • オヘビイチゴ

    オヘビイチゴ

    学名: Potentilla anemonifolia Lehm.
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 東アジア
    花期: 初夏

    花茎の先に黄色い5弁の花が数個咲く。 葉は5掌状複葉で、小葉は長楕円形から卵形で縁が鋸歯。 草丈は20~40cmほど。

    花はヘビイチゴに似ているがやや大きい。

  • キジムシロ

    キジムシロ

    学名: Potentilla fragarioides L. var. major Maxim.
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 東北アジア
    花期: 春から夏

    花茎の先に黄色い5弁の花が数個咲く。 花弁の基部がややオレンジ色。 萼片は鋭角で、副萼片はやや小さい楕円状。 花茎に着く葉は3出複葉で、花柄の下には小さな托葉もある。 根出葉は奇数羽状複葉で小葉は5~9枚。 草丈は10~30cmほど。

    果実は粒状で灰色の種が集まっている。

    花はミツバツチグリとそっくりで、ミツバツチグリの葉は3出複葉。

  • ヘビイチゴ

    ヘビイチゴ
    ヘビイチゴの実

    学名: Potentilla hebiichigo Yonek. et H.Ohashi
    Syn. Duchesnea chrysantha (Zoll. et Moritzi) Miq.
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 東アジア 南アジア 日本
    花期: 春から夏

    黄色い5弁の花が咲く。萼よりも副萼片が大きい。副萼片は尖った三角形。

  • ポテンティラ・アルバ

    ポテンティラ・アルバ

    学名: Potentilla alba L.
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 中央ヨーロッパ
    花期: 春

    這うように花茎を伸ばし数個の白い花が咲く。花弁は5枚。 花茎には苞葉もある。 根出葉には長い葉柄があり先に5出複葉。小葉の先は鋸歯になっている。 草丈は10~20cmほど。

    海外ではホワイト・シンクフォイルと呼ばれる。

    庭に植生されていた。

    多年草。

  • ミヤマキンバイ

    ミヤマキンバイ

    学名: Potentilla matsumurae Th.Wolf
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 東アジア
    花期: 夏

    茎を伸ばして黄色い花が咲く。花弁は5枚で、先が凹んでおり、中央にオレンジ色の模様がある。 葉は3出複葉で、小葉は倒卵形で大きめの鋸歯。 這うように広がり草丈は低い。

    自然には高山に生えているが、山野草として販売され庭に植えられていることもある。

  • ヤブヘビイチゴ

    ヤブヘビイチゴ
    ヤブヘビイチゴの実

    学名: Potentilla indica (Andrews) Th.Wolf
    Syn. Duchesnea indica
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 東アジア 南アジア
    花期: 春

    黄色い5弁の花が咲く。萼よりも副萼片が大きい。副萼片には切れ込みが2つあり、鋸歯が3つにみえる。

  • ミツバツチグリ

    ミツバツチグリ

    学名: Potentilla freyniana Bornm.
    分類: バラ科 キジムシロ属
    原産: 東北アジア
    花期: 春から夏

    花茎の先に黄色い5弁の花が数個咲く。 花弁の基部がややオレンジ色。 萼片は鋭角で、副萼片はやや小さい。 花茎に着く葉は3出複葉で、花柄の下には小さな托葉もある。 根出葉は3出複葉。 草丈は10~30cmほど。

    花後に走出枝(ランナー)を伸ばして増えていく。

    果実は粒状で灰色の種が集まっている。

    花はキジムシロにそっくりで、キジムシロの根出葉は3~9枚。

キンロバイ属 Dasiphora

以前はキジムシロ属でしたが、木本については分離された。

  • キンロバイ

    キンロバイ

    学名: Dasiphora fruticosa (L.) Rydb.
    Syn. Potentilla fruticosa L.
    Syn. Pentaphylloides fruticosa (L.) O.Sw.
    分類: バラ科 キンロバイ属
    原産: 北半球の高山
    花期: 夏

    5弁の黄色い花が咲く。葉は奇数羽状複葉で、小葉は3~7枚で、楕円形で、互生する。

    自然には高山に自生するので涼しい気候が好み。盆栽や庭木として販売されている。

    落葉低木。30~100cmほど。

ハゴロモグサ属 Alchemilla

同属の種を総称してレディースマントルとも呼ばれる。

  • アルケミラ・モリス

    アルケミラ・モリス

    学名: Alchemilla mollis (Buser) Rothm.
    分類: バラ科 ハゴロモグサ属
    原産: 南ヨーロッパ
    花期: 夏

    茎先がよく枝分かれして小さな黄色花が咲く(集散花序)。葉はハート状の掌状葉で縁が鋸歯。 葉の表面に産毛があって水をはじく。 草丈は60~70cmほど。

    本種はハーブとしての利用効果しかないが、同属には婦人病などに効果のある種もある。

    多年草ですが、暑さに弱く寒冷地以外では越年が難しい。

ワレモコウ連 Sanguisorbeae

キンミズヒキ属 Agrimonia

  • キンミズヒキ

    キンミズヒキ

    学名: Agrimonia pilosa var. japonica
    分類: バラ科 キンミズヒキ属
    原産: 日本 中国 朝鮮半島 シベリア 東ヨーロッパ
    花期: 夏

    5弁の1cmほどの小さな花が咲く。花は枝分かれして茎先に下から順に咲く(総状花序)。 葉は奇数羽状複葉で、3~9枚。 小葉は卵形で縁が鋸歯。葉の大きさは5~7cmほどのものもあれば、1~2cmほどの小さなものもある。 草丈は60~120cmほど。

    よく似た花にヒメキンミズヒキがあるが雄しべが5~6本で少なく、小葉の数が3~5枚で、先端が鈍い。

ワレモコウ属 Sanguisorba

  • カライトソウ

    カライトソウ

    学名: Sanguisorba hakusanensis Makino
    分類: バラ科 ワレモコウ属
    原産: 日本固有種
    花期: 夏

    茎先に10cmほどの穂状花序の花が咲く。 ピンクの細い糸のような花弁が多数つく。 このピンクの糸は雄しべで、花弁は無く、萼片4枚があるのみ。 花は上から下に順に咲く。 根出葉は、奇数羽状複葉で、小葉は長楕円形で縁が粗い鋸歯。 茎につく葉は小さい。 草丈は40~90cmほど。

    自然には中部地方や北陸の高い山に分布している。

    葉をみる

  • ナガボノアカワレモコウ

    ナガボノアカワレモコウ

    学名: Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Link
    分類: バラ科 ワレモコウ属
    原産: 東北アジア モンゴル 中国 朝鮮半島 日本など
    花期: 夏から秋

    よく枝分かれして茎先に赤い穂状の花が咲く。 花にみえるのは萼で、花弁はない。 穂は垂れ下がる。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は長楕円形で縁は鋸歯。 草丈は1~1.5mほど。

    湿原などに自生するが水路のそばなどでもみかける。

    葉をみる

  • ナガボノシロワレモコウ

    ナガボノシロワレモコウ

    学名: Sanguisorba tenuifolia var. alba
    分類: バラ科 ワレモコウ属
    原産: 東北アジア モンゴル 中国 朝鮮半島 日本など
    花期: 夏から秋

    よく枝分かれして茎先に白い穂状の花が咲く。 花にみえるのは萼で、花弁はない。 穂は垂れ下がる。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は長楕円形で縁は鋸歯。 草丈は1~1.5mほど。

    花色が赤茶色の種もある。

    湿原などに自生するが水路のそばなどでもみかける。

    葉をみる

  • ワレモコウ

    ワレモコウ

    学名: Sanguisorba officinalis L.
    分類: バラ科 ワレモコウ属
    原産: 日本 中国 朝鮮半島 シベリアなど
    花期: 秋

    茎先に小さな穂状の花序を付ける。花序は赤茶色で、小さな花が集まっている。 よく枝分れして、茎先に咲く。 葉は根出葉は奇数羽状複葉で、小葉は楕円形で縁が鋸歯。 花に近い葉は23枚で小さめ。 草丈は100~120cmほど。

    庭やプランターなどに植えられていた。

    葉をみる

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。