おさんぽ花図鑑

タデ科 Polygonaceae

タデ科は800種を含む。ソバも属する。

イヌタデ属 Persicaria

  • イヌタデ

    イヌタデ

    学名: Persicaria longiseta (Bruijn) Kitagawa
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 東南アジア
    花期: 夏

    小さな赤い粒のような花が茎に沿って咲く(穂状花序)。葉は細い楕円形で、向き合ってつく(対生)。 草丈は20~30cmほど。

  • ウナギツカミ

    うなぎつかみ

    学名: Persicaria sagittata (L.) H.Gross
    Syn. Polygonum sagittatum L. var. sibiricum Meisn.
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: アジア 北アメリカ
    花期: 夏から秋

    蔓状の茎を伸ばして、小さな花が数個集まって咲く。 花弁は5枚。 葉は矢尻型。 茎には短い逆棘がある。

    別名アキノウナギツカミ。

    湿地を好むが道の脇などにも自生している。

  • オオイヌタデ

    オオイヌタデ

    学名: Persicaria lapathifolia (L.) Delarbre var. lapathifolia
    Syn. Polygonum lapathifolium L.
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 不明
    花期: 夏

    花茎を伸ばし先に穂状花序の花が咲く。 花は茎先や、茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして咲く。 花は2~3mmで小さく、花弁にみえるのは萼で花弁は無い。 草丈は50~80cmほど。

    空き地や草原に生えている。

  • オオケタデ

    オオケタデ

    学名: Persicaria orientalis (L.) Spach
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: インド 東南アジア 中国
    花期: 夏

    花茎を伸ばしてよく枝分かれして、穂状花序の花が咲く。 花弁は5枚。やや枝垂れるようにみえる。 花色はピンクや白色など。 葉は20~30cmほどもあり、卵形またはハート形で互い違いにつく(互生)。 また茎と葉の付け根には節ができる。 草丈は2mほど。

    元々薬草として導入されたものが野生化している。

  • サクラタデ

    サクラタデ

    学名: Persicaria macrantha (Meisn.) Haraldson ssp. conspicua (Nakai) Yonek.
    Syn. Polygonum conspicuum (Nakai) Nakai
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 朝鮮半島 日本
    花期: 夏から秋

    花茎を伸ばし先に総状花序の花が咲く。 花は小さな4~5mmほどで花弁は5枚、雄しべが長い。 葉は楕円形で先が尖る。 葉柄は茎を抱くように節ができる。 草丈は30~100cmほど。

    道の脇に咲いていた。 自然には湿地を好む。

  • シロバナサクラタデ

    シロバナサクラタデ

    学名: Persicaria japonica (Meisn.) Nakai ex Ohki
    Syn. Polygonum japonicum Meisn.
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 東アジア 日本 中国 朝鮮半島など
    花期: 夏から秋

    花茎を伸ばし先に総状花序の花が咲く。 花は小さな4~5mmほどで花弁は5枚、雄しべが長い。 葉は楕円形で先が尖る。 草丈は30~100cmほど。

    庭に植えられていた。

    自然には湿地を好む。

  • ツルソバ

    ツルソバ

    学名: Persicaria chinensis (L.) H.Gross
    Polygonum umbellatum (Houtt.) Koidz.
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 東アジア
    花期: 夏から秋

    花茎を伸ばし先に小さな花が数個咲く。 花は小さな4~5mmほどで花弁は5枚。 葉は被針形で互い違いにつく(互生)。また葉の付け根に節ができる。 草丈は40~80cmほど。

    庭に植えられていた。

  • ヒメツルソバ

    ヒメツルソバ

    学名: Persicaria capitat
    Syn. Cephalophilon capitatum, Polygonum capitatum
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: ヒマラヤ
    花期: 初夏から秋

    小さなピンクの花が丸く集まって咲く総状花序。花は8-10mm。冬は葉が紅葉する。

  • ママコノシリヌグイ

    ママコノシリヌグイ
    ママコノシリヌグイの実

    学名: Persicaria senticosa (Meisn.) H.Gross
    Syn. Truellum japonicum Houtt.
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 中国 台湾 朝鮮半島 日本 ロシア
    花期: 夏

    茎先に数個の花が咲く。花弁は5枚で全体は白いが、花弁の先がピンク。葉はやや三角形のハート形で、長い葉柄があり根元に小さい葉がある(托葉)。 葉は互い違いにつく(互生)。 茎や葉柄、葉の裏に細い棘が多数ある。 つる性で、1~2mほど伸びる。周囲のものに棘でからみついていく。

    道端などに自生する。

    葉をみる

  • ミズヒキ

    ミズヒキ

    学名: Persicaria virginiana (L.) Gaertn.
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 北アメリカ東部
    花期: 夏から秋

    花茎を伸ばし小さな粒状の花が咲く。花は上側が赤で、下半分が白い。花は茎頂か、茎と葉の付け根(葉腋)から伸びた花茎につく。 花茎は40~80cmほど。 葉は広楕円形で、互い違い(互生)につく。時期によっては“ハの字”状の黒い模様が入ることがある。

    道端などに自生する。

  • ミゾソバ

    ミゾソバ

    学名: Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: 東アジア
    花期: 夏から秋

    小さな5弁の白い花が咲く。花弁の先がピンク。 葉はやや三角形のハート形で縁がへこんでいるところがある。 草丈は40~100cmほど。

    花弁にみえるのは実は萼で、厳密には花弁はない。

    水路の中に咲いていた。

    花拡大など

  • ヤナギタデ

    ヤナギタデ

    学名: Persicaria hydropiper (L.) Delarbre
    分類: タデ科 イヌタデ属
    原産: オーストラリア ニュージーランド 温帯域のアジア、ヨーロッパ、北アメリカに分布
    花期: 夏から秋

    細い花茎を伸ばし枝垂れるように小さな白い花が咲く。 花茎は茎頂や茎と葉の付け根(葉腋)にできる。 葉は幅の狭い被針形で、葉柄が節のように茎についている。 草丈は40~70cmほど。

    水辺に咲く。

    葉をすり潰し、酢で伸ばしたものをタデ酢として、鮎の塩焼きのつけたれに利用される。

    「蓼喰う虫も好きずき」の諺は本種を指す。

ソバ属 Fagopyrum

  • ソバ

    ソバ

    学名: Fagopyrum esculentum Moench
    分類: タデ科 ソバ属
    原産: 中国南部
    花期: 夏

    花は茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして茎頂に咲く。花は6mmほどで茎に沿って多数咲く(総状花序)。 花色は白色、ピンク、赤色、黄色など。葉はハート形または被針形で、互い違いにつく(互生)。 草丈は60~130cmほど。

    実は三角柱のような形状で色は黒または茶褐色。播種から70~90日ほどで実を収穫することができる。

    色違いなど

ソバカズラ属 Fallopia

  • イタドリ

    イタドリ

    学名: Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. (1988)
    分類: タデ科 ソバカズラ属
    原産: 東アジア 日本 中国 朝鮮半島
    花期: 夏

    白い小さな花が咲く。茎と葉の基部(葉腋)から花茎を伸ばし、円錐花序の花が咲く。 雌雄異株。 写真は雌花。 草丈は1~1.5mほど。 茎は竹のように中空で節もある。

    道の脇などに自生している。

    雄花や雌花

  • ツルドクダミ

    ツルドクダミ

    学名: Fallopia multiflora (Thunb.) Haraldson
    Syn. Polygonum multiflorum Thunb.
    Syn. Pleuropterus multiflorus (Thunb.) Turcz. ex Nakai
    分類: タデ科 ソバカズラ属
    原産: 中国
    花期: 秋

    蔓を伸ばして、茎と葉の付け根(葉腋)に円錐花序の小さな花が咲く。 葉はハート形。 花後、ハート形の実ができる。

ダイオウ属 Rheum

  • ルバーブ

    ルバーブ

    学名: Rheum rhabarbarum L.
    分類: タデ科 タデ属
    原産: シベリア南部
    花期: 夏

    太い花茎を伸ばして枝分かれして小さな4~6mmほどの花が多数咲く。花弁は無く萼と雄しべと雌しべのみ。ギシギシの花によく似る。 蕾は赤い粒状。 葉は根出葉で放射状に広がる。葉柄が長くて赤く、大きなハート形の葉。 草丈は60~160cmほど。

    写真は春期の蕾の状態。

    ヨーロッパでは野菜として利用されている。フキのように葉柄を食用にする。 酸味が強いため砂糖などを加えてジャムなどにして食べる。

    庭に植えられていた。耐寒性は強いが暑さに弱い。

    多年草。

    花など

タデ属 Polygonum

広義のタデ属 Polygonumは複数の属に分割され、現在はミチヤナギ属 Polygonumと呼ばれる。

  • ミチヤナギ

    ミチヤナギ

    学名: Polygonum aviculare L. ssp. aviculare
    Syn. Polygonum heterophyllum Lindm.
    分類: タデ科 タデ属
    原産: 北半球 温帯から亜熱帯に分布
    花期: 夏

    小さな2mmほどの花が咲く。花は咲き始めは白色で、次第にピンクに変わる。 花弁の中央が緑色。 花は茎と葉の付け根(葉腋)から数個咲く。 花弁にみえているのは萼で、5裂している。 受粉すると萼が閉じて濃いピンクになって実ができる。 葉は2~3cmほどで幅の狭い線形または卵形。 草丈は20~40cmほど。

    道の端などに自生している。

ミューレンベキア属 Muehlenbeckia

  • ワイヤープランツ

    ワイヤープランツ
    ワイヤープランツの実

    学名: Muehlenbeckia complexa (A.Cunn) Meisn.
    分類: タデ科 ミューレンベキア属
    原産: ニュージーランド
    花期: 夏

    赤い茎に小さな丸い葉がついている。蔓を伸ばして這うように広がる。 主に観葉植物として利用されるが、小さな白い花が咲く。

    プランターなどに植えて室内のインテリアにしたり、花壇に植えていたりされる。

    蔓は長いと5mにもなる。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。