おさんぽ花図鑑

イソマツ科 Plumbaginaceae

イソマツ科は800種を含む。

アルメリア属 Armeria

  • アルメリア

    アルメリア

    学名: Armeria maritima (Mill.) Willd.
    分類: イソマツ科 アルメリア属
    原産: 温帯地域
    花期: 春から初夏

    細長い葉が地面を覆うように伸び、花茎を伸ばして先に数個の小さい花が咲く。 花弁は5枚。 草丈は20cmほど。

  • アルメリア・シューダメリア

    アルメリア

    学名: Armeria pseudarmeria 'Ballerina'
    分類: イソマツ科 アルメリア属
    原産: ポルトガル
    花期: 初夏

    アルメリアの高性種。根出葉はヘラ形でロゼット状になる。 草丈は20~30cmほど。

    欧州で作出された園芸種のバレリーナが流通している。花色は白色、ピンク、赤色など。

    葉など

イソマツ属 Limonium

イソマツ属Staticeは、LimoniumArmeriaに分割され、Limoniumをイソマツ属と呼びます。

  • スターチス

    スターチス

    学名: Limonium sinuatum (L.) Miller
    Syn. Statice sinuatum
    分類: イソマツ科 イソマツ属
    原産: 地中海周辺
    花期: 夏

    花は小さく、幅3~4mmほどで長さが5~10mmほど。 萼が白色、ピンク、青色で、花弁が白色など。 花茎は枝分かれして、茎先に多くの花が集まって咲く(円錐花序または穂房花序)。 茎は角ばっていて翼がついている。 葉は根出葉で、倒被針形で縁は波打ち、浅い切れ込みがある。 草丈は50~70cmほど。

    一年草、または多年草。

    標準和名はハマハナサジ。

    旧属名がStaticeのためスターチスの名称で流通しているが、最近は新属名リモニウム Limoniumとも呼ばれる。

    葉など

  • 宿根スターチス

    宿根スターチス

    学名: Limonium sinense (Girard) Kuntze
    Syn. Statice sinense
    分類: イソマツ科 イソマツ属
    原産: 中国 台湾 日本
    花期: 夏

    花は小さく、幅3~4mmほどで長さが5~10mmほど。 萼が白く、花弁が黄色など。 花茎はよく枝分かれして、茎先に円錐花序または散房花序の花が多数咲く。 葉は倒卵形で縁が波打っていてロゼット状に広がる。 草丈は45~60cmほど。

    多年草。

    旧属名がStaticeのためスターチスの名称で流通しているが、最近は新属名リモニウム Limoniumとも呼ばれる。

    シネンシス系は原種の栽培はあまりみることがなく、一般にはキノシリーズ、スーパーシリーズ、ダイヤモンドシリーズなどの園芸種が流通している。

    草姿など

  • 宿根スターチス

    宿根スターチス

    学名: Limonium latifolium (Sm.) Kuntze
    Syn. Statice latifolium
    分類: イソマツ科 イソマツ属
    原産: ルーマニア ブルガリア
    花期: 夏

    花は小さく、幅1~2mmほどで長さが5~10mmほど。 花茎はよく枝分かれして、茎先に円錐花序または散房花序の花が多数咲く。 葉は幅の狭い卵形で長さは20~30cmほどでロゼット状に根際につく。 草丈は45~60cmほどで、こんもりと広がるように伸びる。

    多年草。

    旧属名がStaticeのためスターチスの名称で流通しているが、最近は新属名リモニウム Limoniumとも呼ばれる。 和名ではニワハナビやヒロハハマサジとも呼ばれる。

    草姿など

  • 宿根スターチス

    宿根スターチス

    学名: Limonium perezii (Stapf) F.T.Hubbard
    Syn. Statice perezii
    分類: イソマツ科 イソマツ属
    原産: カナリア諸島
    花期: 夏

    花は小さく、幅1~2mmほどで長さが5~10mmほど。 萼が紫色で、花弁が白色。 茎先に散房花序の花が多数咲く。 葉は幅の狭い卵形で長さは5~10cmほどでロゼット状に根際につく。 草丈は20~40cmほど。

    多年草。

ルリマツリ属 Plumbago

  • ルリマツリ

    ルリマツリ

    学名: Plumbago auriculata Lam.
    分類: イソマツ科 ルリマツリ属
    原産: 南アフリカ
    花期: 夏から秋

    枝先に花が集まって咲く(円錐花序)。花は漏斗状で5裂する。花色は瑠璃色や白色。 葉は長楕円形で互い違いにつく(互生)。 草丈は30cm~1.5m。

    半つる性常緑低木。

ルリマツリモドキ属 Ceratostigma

  • ルリマツリモドキ

    ルリマツリモドキ

    学名: Ceratostigma plumbaginoides Bunge
    分類: イソマツ科 ルリマツリモドキ属
    原産: 中国西部
    花期: 夏から秋

    枝先に花が集まって咲く(散形花序)。花は漏斗状で5裂している。 花色は青色。 葉は卵形で互い違いにつく(互生)。

    落葉性小低木。樹高は50cmほどで広がるように茂る。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。