おさんぽ花図鑑

サギゴケ科 Mazaceae

サギゴケ科は33種を含む。

以前はゴマノハグサ科 Scrophulariaceaeでしたが、ハエドクソウ科に移動し、APG IVではサギゴケ科に独立しました。

サギゴケ属 Mazus

  • サギゴケ

    サギゴケ

    学名: Mazus miquelii Makino
    分類: サギゴケ科 サギゴケ属
    原産: 東アジア
    花期: 春から初夏

    花茎の先に2~4個の唇状の花が咲く。花の大きさは2cmほど。上側の花弁は短く、下側の花弁が大きく、3裂している。 下側の花弁中央に黄色い斑点がある。 葉は倒卵型または楕円形で縁が粗い鋸歯で根元につく。 葉柄には基部まで葉身が狭く残る。 ランナーを出して広がる。

    ムラサキサギゴケとも呼ばれる。

    やや湿った場所を好む。

    多年草。

  • サギゴケ

    サギゴケ

    学名: Mazus miquelii Makino f. albiflorus (Makino) Makino
    分類: サギゴケ科 サギゴケ属
    原産: 東アジア
    花期: 春から初夏

    サギゴケの白花種。

  • トキワハゼ

    トキワハゼ

    学名: Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
    分類: サギゴケ科 サギゴケ属
    原産: 東アジア
    花期: 春から秋

    草丈は短い。花は1cmほど。花弁の基部は淡紫色の筒状で、そこから舌状の花弁が広がり2つの切れ目が入り、3枚の花弁にみえる。舌状花弁の中央に金色または黄色にみえる斑点がある。

    道端や空き地などどこにでも生える。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。