シソ科 Lamiaceae
シソ科は7,000種を含む。バジルやミントなどハーブとして利用されるものが多く属する。
ムラサキシキブ属 Callicarpa
クマツヅラ科 Verbenaceaeからシソ科に異動されました。
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コムラサキ
学名: Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch
分類: シソ科 ムラサキシキブ属
原産: 東アジア
花期: 夏枝を伸ばした葉の付け根(葉腋)に小さなピンクの花を付ける。葉は小さく4~5cmほど。秋に小さな2~3mmほどの紫色の実がたくさんなる。低木。
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シロミノコムラサキ
学名: Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch f. albifructa Okuyama
分類: シソ科 ムラサキシキブ属
原産: 東アジア
花期: 夏枝と葉の付け根(葉腋)に数個の花が咲く。花色は白色。葉は小さく4~5cmほど。秋に小さな2~3mmほどの白い実がなる。
本種はコムラサキの変種。
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ムラサキシキブ
学名: Callicarpa japonica Thunb.
分類: シソ科 ムラサキシキブ属
原産: 日本
花期: 夏葉の付け根に小さなピンクの花を付ける。葉は長楕円形で8~12cmほどで、葉先が尖る。秋に直径3~4mmほどの実がまばらにつく。樹高は3mほど。
イヌハッカ亜科 Nepetoideae
ナギナタコウジュ連 Elsholtzieae
イヌコウジュ属 Mosla
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ヒメジソ
学名: Mosla dianthera (Buch.-Ham. ex Roxb.) Maxim.
分類: シソ科 イヌコウジュ属
原産: 東南アジア 東アジア
花期: 晩夏から秋茎頂または茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして下から順に花が咲く(穂状花序)。 花は唇状で3mmほど下側の中央が凹んでいる。 葉は卵形で縁が粗い鋸歯で向かい合ってつく(対生)。 茎には4陵があって四角形。 草丈は30~60cmほど。
林の縁や、道端などに自生している。
イヌコウジュはよく似ていて、鋸歯が6~13対あるのが特長。
シソ属 Perilla
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シソ
学名: Perilla frutescens (L.) Britton var. crispa (Thunb.) H.Deane
分類: シソ科 シソ属
原産: ヒマラヤ 東南アジア
花期: 晩夏から秋茎頂や茎と葉の付け根(葉腋)から穂状花序を伸ばして、小さな2~3mmほどの筒状で、唇状に少し開いた花が咲く。 花色は白色や薄いピンク。 葉は卵形で縁に大きな鋸歯があり表面に葉脈がハッキリある。 草丈は30~50cmほど。
シソの葉は昔から和食に利用されており、日本を代表するハーブの一つ。 料理には葉が使われるし、花は穂紫蘇としてお刺身などの添え物としても利用される。
葉が赤い品種もある。
ゴマの香りがするエゴマは、本種の変種。
ナギナタコウジュ属 Elsholtzia
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ナギナタコウジュ
学名: Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hyl.
分類: シソ科 ナギナタコウジュ属
原産: アジア
花期: 晩夏から秋よく枝分かれして、茎頂または茎と葉の付け根(葉腋)に花茎を伸ばして穂状に小さな花が咲く。 花は花茎の片側にだけ咲く。 雄しべが長く毛が生えているようにみえる。 葉は卵形または狭卵形で先が尖る。 草丈は60cmほど。
一年草。
ハッカ連 Mentheae
イブキジャコウソウ属 Thymus
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コモンタイム
学名: Thymus vulgaris L.
分類: シソ科 イブキジャコウソウ属
原産: 南ヨーロッパ
花期: 夏淡いピンクの小さい花が咲く。花は茎頂や茎と葉の間(葉腋)から咲く。小さい筒状の花弁で、下側が3裂する。 葉は対生する。 花茎は20cmほど立ち上がる。
和名はタチジャコウソウ。
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レモンタイム
学名: Thymus citriodorus (Pers.) Schreb.
分類: シソ科 イブキジャコウソウ属
原産: ヨーロッパ
花期: 夏淡いピンクの小さい花が咲く。花は茎頂や茎と葉の間(葉腋)から咲く。小さい筒状の花弁で、下側が3裂する。 葉は対生する。 花茎は20cmほど立ち上がる。
レモンのような香りがするハーブ。お料理などの香りづけ利用される。
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ヨウシュイブキジャコウソウ
学名: Thymus serpyllum L.
分類: シソ科 イブキジャコウソウ属
原産: ヨーロッパ 北アメリカ
花期: 夏5mmほどの小さな花がたくさん咲く。花は唇状で4裂していて、下側に3裂。長い2本のしべがある。 花色はピンク、紫色、白色など。 葉は卵形で3~5mmほど。向かい合ってつき(対生)、更に上下左右に交互につく。 草丈は4~5cmほど。
常緑小低木。
ウツボグサ属 Prunella
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ウツボグサ
学名: Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara
Syn. Prunella asiatica Nakai
Syn. Prunella japonica auct. non Makino 分類: シソ科 ウツボグサ属
原産: ヨーロッパ アジア 北アメリカなど温帯域
花期: 夏茎先が膨らんで小さな4~5mmほどの唇状の花が穂状に咲く。 花色は紫色、ピンク、白色など。 茎は根本は倒れぎみで、花下が20~30cmほど立ち上がる。 茎の断面は四角形。 葉は被針形で向き合ってつく(対生)。
ウツボとは魚のウツボではなく、猟師が弓矢を入れていた細長い籠状の入れ物、靫(うつぼ)のこと。
自然には山地の草原などに自生するが、花屋でも販売している。
多年草。
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タテヤマウツボグサ
学名: Prunella prunelliformis (Maxim.) Makino
分類: シソ科 ウツボグサ属
原産: 日本 中部地方以北
花期: 夏茎先が膨らんで小さな唇状の花が短い穂状に咲く。 花色は紫色。 葉は狭卵形、広卵形で対生する。 草丈は20~40cmほど。
自然には亜高山帯から高山帯に自生するが、山野草として販売されていて庭に植栽されていることもある。
多年草。
オレガノ属 Origanum
和名ではハナハッカ属と呼ばれる。
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オレガノ
学名: Origanum vulgare L.
分類: シソ科 オレガノ属
原産:
花期: 夏茎先や茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして、ピンクの小さな花がたくさん咲く(散形花序)。 蕾を包んでいた苞が濃い紫色。 葉は小さな卵形で対生する。 草丈は60cmほど。
ハーブとして利用される。
多年草
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オレガノケントビューティ
学名: Origanum 'Kent Beauty'
分類: シソ科 オレガノ属
原産:
花期: 夏茎先の淡紫色や白に近い苞葉の間から細い筒状の花が咲く。 葉は淡い緑色で対生する。 花茎を20~30cmほど伸ばす。
多年草ですが、夏の暑さと湿気が苦手です。
本種はギリシャ原産のO. scabrumとトルコ周辺原産のO. rotundifoliumなどを交雑して作出された園芸種。 花オレガノとも呼ばれ、鑑賞目的に利用される。
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オレガノ・ディクターナム
学名: Origanum dictamnus L.
分類: シソ科 オレガノ属
原産: ギリシャ クレタ島
花期: 夏花は細い漏斗状で、長い雄しべが伸びる。花は茎と葉の付け根(葉腋)から花柄を伸ばし、蕾を包む苞が何枚も重なり、その間から咲く。 苞ははじめはうす緑色で徐々にピンクやうす紫色に変わる。 葉は小さい。 草丈は20~30cmほど。
花オレガノと呼ばれる。
多年草。
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スイート・マジョラム
学名: Origanum majorana L.
Syn. Majorana hortensis Moench
分類: シソ科 オレガノ属
原産: 地中海東側沿岸
花期: 初夏白い3mmほどの花が多数咲く。花は漏斗状で5裂する。葉は対生する。草丈は30~40cmほど。
香りはタイムやオレガノに似たほんのり甘いシトラス系。ハーブとして利用され野菜の煮込み料理や鳥料理などに使われる。
カキドオシ属 Glechoma
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カキドオシ
学名: Glechoma hederacea subsp. grandis
Syn. Glechoma grandis
分類: シソ科 カキドオシ属
原産: ヨーロッパ 西南アジア
花期: 初夏筒状の花弁から下唇が長く伸びる。淡紫色の花。花茎を伸ばしていく。丸葉で縁の丸い鋸歯。
カラミンサ属 Calamintha
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カラミンサ・ネペタ
学名: Calamintha nepeta (L.) Savi
分類: シソ科 カラミンサ属
原産: ヨーロッパ 地中海沿岸
花期: 夏から秋唇状の6~8mmほどの花が咲く。花は茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして数個の花が咲く(集散花序)。 葉は卵形で表面に葉脈に沿って筋があり、縁に少し鋸歯がある。 葉にはハーブの香りがする。 よく枝分かれして茂る。 草丈は40~60cmほど。
葉に白い粉が付着したようになる“うどん粉病”になることがある。
常緑多年草。
カワミドリ属 Agastache
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カワミドリ
学名: Agastache rugosa (Fisch. et C.A.Mey.) Kuntze
分類: シソ科 カワミドリ属
原産: 東アジア 東南アジア
花期: 夏唇状の3~4mmほどの花が穂状に咲く。花からは雄しべが突き出している。花穂は5~15cmほどで、枝分かれした先に咲く。 葉は卵形で縁が丸い鋸歯で向き合ってつく(対生)。 草丈は40~100cmほど。
花壇に植えられていた。自然には山地に自生している。
多年草。
キダチハッカ属 Satureja
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ウィンターセイボリー
学名: Satureja montana L.
分類: シソ科 キダチハッカ属
原産: 地中海周辺
花期: 夏唇状の花が茎と葉の付け根(葉腋)に咲く。 花の大きさは10mmほど。 葉は被針形で先が尖っていて向き合ってつく(対生)。 草丈は40~100cmほど。
ハーブとして料理に使われる。
近縁のサマー種も本種も花期は夏だが、サマー種は一年草。
木立状にこんもりと増える。
常緑多年草。
サルビア属 Salvia
和名ではアキギリ属と呼ばれる。900種ある。
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アキギリ
学名: Salvia glabrescens (Franch. et Sav.) Makino
分類: シソ科 サルビア属
原産: 日本固有種
花期: 秋茎を伸ばして多数の花が咲く(総状花序)。 花は唇状で下唇は3裂している。 雄しべが長い。 花色は白色や紫色。また黄色のキバナアキギリもある。 葉は三角形状の鉾形で縁は鋸歯で、葉柄が有り向かい合ってつく(対生)。 草丈は30~50cmほど。
多年草。本州中部から中国地方の日本海側に自生する。
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アメジストセージ
学名: Salvia leucantha Cav.
分類: シソ科 サルビア属
原産: メキシコ
花期: 夏から秋紫色の粒状の花が花茎に沿ってたくさん咲く。葉は細長い。
メキシカンブッシュセージとも呼ばれる。また、学名の英語読みレウカンサの名称でも流通している。
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クラリセージ
学名: Salvia sclarea L.
分類: シソ科 サルビア属
原産: 地中海周辺 中央アジア
花期: 夏茎と苞葉の間から花が咲く。 花は筒状花が上下に2裂する。 花色は白色や薄紫色。 苞葉も色づいて、白色、ピンク、薄緑色など。 花穂の下には葉があり被針形で向かい合ってつく(対生)。 草丈は40~100cmほど。
香りがあり、精油を採集してアロマオイルなどにも利用されている。
二年草。耐寒性は高いが、耐暑性が低く夏期の高温多湿で枯れてしまうこともある。
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コバルトセージ
学名: Salvia reptans Jacq.
分類: シソ科 サルビア属
原産: テキサス州 メキシコ ガテマラ
花期: 晩夏から秋茎先に下から順に花が咲く(総状花序)。 花弁は2枚で、下側が大きくて上側は小さい。 葉は短く細い線形で向かい合って付く(対生)。 草丈は80~100cmほど。
庭に植生されていた。
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コモンセージ
学名: Salvia officinalis L.
分類: シソ科 サルビア属
原産: 地中海沿岸
花期: 初夏茎先に段状に花が咲く。花は唇状で、薄紫色。 葉は卵形で向き合ってつく(対生)。 葉はやや白っぽくなり、表面にデコボゴがある。 葉には香辛料のような香りがあり料理などにも使われる。 草丈は60cmほどだが、年々株元は木質化していき大きくなっていく。
多年草。
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サルビア
学名: Salvia splendens Sellow ex J.A. Schultes
分類: シソ科 サルビア属
原産: ブラジル
花期: 夏から秋赤く細長い紙袋状の花が花茎に沿ってたくさん咲く。葉は茎の下の方にある。
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サルビア・アズレア
学名: Salvia azurea Michx. ex Lam.
分類: シソ科 サルビア属
原産: 北アメリカ南東部
花期: 晩夏から秋茎を伸ばして空色の花が咲く。葉は針形で向かい合ってつく。 草丈は1~2mほど。
多年草。
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サルビア・アルゲンティア
学名: Salvia argentea L.
分類: シソ科 サルビア属
原産: ヨーロッパ南部 ポルトガル~ブルガリア
花期: 夏茎を伸ばして、茎と葉の付け根(葉腋)に花が咲く。花弁は上下に2枚。 大きく枝分かれするのも特長。 葉は上に行くほど小さく、下に行くほど大きい。 特に根出葉は、20~30cmほどもあり、表面に毛が生えた銀葉となる。
花よりも銀葉を楽しむ。
多年草。ただし数年で枯れるが、種で増える。
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サルビア・パテンス
学名: Salvia patens Cav.
分類: シソ科 サルビア属
原産: メキシコ
花期: 初夏から秋茎先や茎と葉の付け根(葉腋)に花が咲く。 花弁は上下に2枚で、下側の花弁が長い。 葉は卵形で向き合ってつく(対生)。 草丈は60cmほど。
ゲンチアンセージやソライロセージとも呼ばれる。
多年草。
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ジャーマンダーセージ
学名: Salvia chamaedryoides Cav.
分類: シソ科 サルビア属
原産: メキシコ
花期: 夏青い花が咲く。花茎を伸ばして下から順に花が咲く。葉は卵形で対生し、表面がつるんとしてシルバーリーフ。 草丈は30~40cmほど。
常緑多年草。
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チェリーセージ
学名: Salvia microphylla Kunth
分類: シソ科 サルビア属
原産: アメリカ南部 メキシコ
花期: 夏から秋赤い漏斗状の花が花茎に沿って下から上に順に咲く。
S. greggiiやS. x jamensisの総称。
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ディスカラーセージ
学名: Salvia discolor Kunth
分類: シソ科 サルビア属
原産: ペルー
花期: 夏から秋茎先に薄緑色の萼に包まれた花が咲く。花は黒紫色で、下向きに咲く。 葉は卵形で、表は薄緑色で、裏は産毛があって白く見える。 草丈は40~50cmほど。
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パイナップルセージ
学名: Salvia elegans Vahl
分類: シソ科 サルビア属
原産: メキシコ グアテマラ
花期: 秋細い漏斗状の花が花茎に沿って下から上に順に咲く。漏斗の先は少し開いて、横からみると唇を突き出した様。下唇は小さい。雄しべがツンと出ている。 草丈は、60~100cmほど。
葉をもむと甘酸っぱい香りがする。
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パープルボルケーノ
学名: Salvia Lyrata 'Purple Volcano'
分類: シソ科 サルビア属
原産: アメリカ合衆国 コネチカット州からミズーリ州
花期: 初夏漏斗状の20~30mmほどの花が穂状花序で咲く。葉は長く赤紫色。花茎は30~50cmほど。
サルビアリラータとも呼ばれるが、商品名で流通することが多い。
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ブルーサルビア
学名: Salvia farinacea Benth.
分類: シソ科 サルビア属
原産: メキシコ 合衆国テキサス州
花期: 夏から秋紫色の漏斗状の花が花茎の周囲に輪生する。花弁の先は舌状に広がる。葉は幅が狭く長めで縁は浅い鋸歯。 草丈は30~40cm。
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ベニバナサルビア
学名: Salvia coccinea Buc'hoz ex Etl.
分類: シソ科 サルビア属
原産: 合衆国南東部 メキシコ
花期: 秋茎を伸ばして段々に花が咲く。花は茎に輪生し、唇状花で下唇が大きく下に広がる。雄しべが突き出ている。 葉はハート形で向き合ってつく(対生)。 草丈は30~60cmほど。
サルビア・コクシネアや、サルビア・コッキネアとも呼ばれる。
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メドーセージ
学名: Salvia guaranitica A.St.-Hil. ex Benth.
分類: シソ科 サルビア属
原産: 南アメリカ
花期: 春から秋青い漏斗状の花が花茎に沿って下から上に順に咲く。
トウバナ属 Clinopodium
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ヤマクルマバナ
学名: Clinopodium chinense (Benth.) Kuntze var. shibetchense (H.Lev.) Koidz.
分類: シソ科 トウバナ属
原産: 日本
花期: 夏唇状の白色の小さな花が咲く。花は茎先と葉の根本(葉腋)から車状に仮輪する。小苞が細長く毛が生えている。葉は同じところから2枚左右に伸びる(対生)。 草丈は30~80cmほど。
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クリノポディウム・グランデフローラム
学名: Clinopodium grandiflorum (L.) Kuntze
Syn. Calamintha grandiflora
分類: シソ科 トウバナ属
原産: ヨーロッパ
花期: 夏茎と葉の付け根(葉腋)から花が咲く。花は漏斗状で先が唇状。葉は卵型で向き合ってつく(対生)。
以前Calamintha カラミンサ属だったため、カラミンサ・グランディフローラと呼ばれ、写真は斑入りの園芸種なので、カラミンサ・バリエガータで流通している。
宿根草。草丈は20~30cmほど。
ネペタ属 Nepeta
イヌハッカ属とも呼ばれる。
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キャットミント
学名: Nepeta x faassenii
分類: シソ科 ネペタ属
原産:
花期: 夏唇状の淡紫色の花が咲く。花は茎と葉の根本(葉腋)から輪生する。葉は同じところから2枚左右に伸びる(対生)。 草丈は30~60cmほど。
本種は西アジア原産のN. racemosaと、南ヨーロッパ原産のN. nepetellaの交配種。
ハッカ属 Mentha
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グレイミント
学名: Mentha longifolia var. asiatica (Boriss.) Rech.f.
分類: シソ科 ハッカ属
原産: 西アジア 中央アジア 中国
花期: 夏茎先や茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして、小さい花が咲く(穂状花序)。 葉は被針形で向き合ってつく(対生)。葉の縁は鋸歯。 葉はシルバーリーフ。 草丈は1~1.5m。
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ペニーロイヤルミント
学名: Mentha pulegium L.
分類: シソ科 ハッカ属
原産: 地中海周辺
花期: 夏茎を伸ばし茎と葉の付け根(葉腋)に小さい花が密生しボンボンのように咲く。 葉は卵形で向かい合ってつく(対生)。 草丈は50~70cmほど。
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ペパーミント
学名: Mentha x piperita L.
分類: シソ科 ハッカ属
原産: ヨーロッパ
花期: 夏複数の穂状花序の花が咲く。葉はハート形で対生する。 草丈は30~80cmほど。 メントール臭がするハーブ。
種でも増えるが、地下茎を伸ばし増えていく。 繁殖力が強いので庭などに植えるときは、地下30~40cmに遮蔽する板などで広がる範囲を限定するとよい。
ウォーターミントとスペミントの交配種。
ペロフスキア属 Perovskia
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ロシアンセージ
学名: Perovskia 'Blue Spire'
分類: シソ科 ペロフスキア属
原産: 南西アジア~チベット
花期: 夏から秋茎を伸ばしよく枝分かれして、茎に沿って多数の花が咲く。 蕾には産毛がある。 花は唇状花で、下唇が長く、上唇は3裂している。 葉はやや先の尖った卵形で、縁は深く切れ込んでいる。 草丈は60~150cmほど。
庭に植栽される他公園などにも植栽される。
本種は園芸種で、P. atriplicifoliaとP. abrotanoidesの交配種。
多年草。
マンネンロウ属 Rosmarinus
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ローズマリー
学名: Rosmarinus officinalis L.
分類: シソ科 マンネンロウ属
原産: 地中海沿岸
花期: 冬葉は細いが肉厚で香りがある。小さな花を茎に沿ってつける。
ヤグルマハッカ属 Monarda
ラショウモンカズラ属 Meehania
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ラショウモンカズラ
学名: Meehania urticifolia (Miq.) Makino
分類: シソ科 ラショウモンカズラ属
原産: 中国 朝鮮半島 日本
花期: 春から初夏花茎を伸ばして段々に花が輪生する。花は唇状花で、下唇が白く紫色の線がある。 葉はハート形で対生し葉柄がある。 草丈は15~30cmほど。
自然には山地の湿った場所に自生するが、庭に植えられていることもある。
メボウキ連 Ocimeae
オルトシフォン属 Orthosiphon
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ネコノヒゲ
学名: Orthosiphon aristatus (Blume) Miq.
分類: シソ科 オルトシフォン属
原産: インド~東南アジア
花期: 夏花茎を伸ばし下から順に花が咲く(総状花序)。 同じ位置に左右に3個ずつ花が咲く。 花は筒状の先が開いて、下側は舌を出した感じで上側は起き上がった様になり、花弁よりも長い雄しべが数本カーブして伸びている。 花色は白色、ピンクなど。 葉は卵形で縁が鋸歯で向き合って付く(対生)。 草丈は30~60cmほど。
多年草ですが、日本では冬に枯れることが多く一年草と表記されることもある。
kumis kucingはインドネシア語で“猫の髭”を意味する。英語ではキャッツウィスカーと呼ばれる。
ソレノステモン属 Solenostemon
コリウス属 (Coreus)は、ソレノステモン属 (Solenostemon)とプレクトランサス属 (Plectranthus)に分けられた。
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コリウス
学名: Solenostemon scutellarioides (L.) R.Br.
Syn. Coleus blumei
分類: シソ科 ソレノステモン属
原産: 熱帯アフリカ 熱帯アジア
花期: 夏から秋葉には赤紫色の柄がある。花茎を伸ばして薄紫色の小さな花が咲く。
プレクトランサス属 Plectranthus
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プレクトランサス・ヌンムラリス
学名: Plectranthus verticillatus (L.f.) Druce
Syn. Plectranthus nummularius Briq.
分類: シソ科 プレクトランサス属
原産: アフリカ南部
花期: 秋花茎を伸ばし下から順に花が咲く(総状花序)。 花は筒状の先が開いて唇状のように咲く。 花色は白色、ピンク、薄紫色などで、花弁に小さな斑点がある。 葉は葉柄のある丸形で、明るい黄緑色、縁は緩い鋸歯、表面には葉脈がハッキリとありツヤがある。 草丈は30cmほどで、倒れぎみになる。
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プレクトランサス・モナラベンダー
学名: Plectranthus 'Mona Lavender'
分類: シソ科 プレクトランサス属
原産: 南アフリカ
花期: 夏花茎を伸ばし茎先に漏斗状の花が咲く。花は開くと唇状になる。 葉は卵形で表面には葉脈に沿ってハッキリと筋があり、つやのある布状をしている。 茎と葉の裏が濃い紫色。 草丈は50cmほど。
本種は園芸種で南アフリカのKirstenbosch植物園で開発された。
ヤマハッカ属 Isodon
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セキヤノアキチョウジ
学名: Isodon effusus (Maxim.) H.Hara
分類: シソ科 ヤマハッカ属
原産: 日本固有種 関東・中部地方
花期: 秋茎先や、茎と葉の付け根(葉腋)から細い花茎を伸ばして多数の花が咲く(総状花序)。 花は胴長で花先は唇状。 花柄が細長い。 葉は卵形で先が尖っており、向き合ってつく(対生)。 茎はやや四角い。 草丈は30~90cmほど。
自然には山地に自生するが、採集され庭などに植生されていることもある。
アキチョウジは花柄が短い。
多年草。
ラベンダー連 Lavanduleae
オドリコソウ亜科 Lamioideae
イヌゴマ属 Stachys
シソ科の中でも種類が多く300~450種ある。
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イヌゴマ
学名: Stachys aspera Michx. var. hispidula (Regel) Vorosch.
Syn. Stachys riederi Cham. var. hispidula (Regel) H.Hara
Syn. Stachys baicalensis Fisch. ex Benth. var. hispidula (Regel) Nakai
Syn. Stachys japonica Miq. var. intermedia (Kudo) Ohwi
分類: シソ科 イヌゴマ属
原産: 中国
花期: 夏茎と葉の付け根(葉腋)の周囲に唇状花が咲く。 葉は被針形でやや二等辺三角形で、縁は小さい鋸歯で触るとザラザラしている。 草丈は40~60cmほど。
ゴマの実に似た実ができるが食べられない。
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カッコウソウ
学名: Stachys officinalis (L.) Trevis.
分類: シソ科 イヌゴマ属
原産: 地中海周辺
花期: 夏花茎を伸ばして先に多数の花が咲く(穂状花序)。 花は唇形。 葉は楕円形で基部がややハート形となる。葉柄は上向きにつき、向き合ってつく(対生)。 草丈は30~60cmほど。
カッコウチョロギとも呼ばれる。
スタキス・オフィシナリスの名前で流通している。サクラソウ科にあるカッコソウのことをカッコウソウと誤解されている方が多い。 カッコソウは漢字では勝紅草と書くため“紅”をコウと読んで誤るのではないか。
多年草。
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スタキス・マクランサ
学名: Stachys macrantha (K.Koch) Stearn
Syn. Betonica macrantha K.Koch
分類: シソ科 イヌゴマ属
原産: コーカサス
花期: 夏花茎を伸ばして穂状に花が咲く(穂状花序)。 花は先が広がった唇状。 葉はハート形で縁が丸い鋸歯。 茎葉は葉柄が短いが下の葉は葉柄がある。 匍匐性がある。 草丈は30~45cmほど。
多年草。
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ラムズイヤー
学名: Stachys byzantina K.Koch
Syn. Stachys lanata
Syn. Syn. Stachys olympica
分類: シソ科 イヌゴマ属
原産: トルコ アルメリア イラン
花期: 初夏植物全体が白い産毛に覆われている。 花は茎と葉の付け根(葉腋)に数個咲く。 花弁は2枚で、上下に開く。 草丈は30~50cmほど。
庭に植えられていた。
ラムズイヤーとは「仔羊の耳」。和名はワタチョロギ。
オドリコソウ属 Lamium
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オドリコソウ
学名: Lamium album L. var. barbatum (Siebold et Zucc.) Franch. et Sav.
分類: シソ科 オドリコソウ属
原産: 日本
花期: 夏茎と葉の付け根(葉腋)辺りの茎の周囲に花が咲く。 花色は白色やピンク。 花は葉の下に咲くことがあるので、上からみると花が見えないこともある。 葉はハート形で、対生し、縁が鋸歯。 草丈は40~60cmほど。
やや湿ったところに自生する。
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キバナオドリコソウ
学名: Lamium galeobdolon (L.) L.
分類: シソ科 オドリコソウ属
原産: ヨーロッパ
花期: 春葉は白い斑入りで、対生する。葉の基部から黄色花が数個咲く。
庭に植えられていた。
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ヒメオドリコソウ
学名: Lamium purpureum L.
分類: シソ科 オドリコソウ属
原産: ヨーロッパ
花期: 春葉は茎の周囲に対生してそこに小さな花を付ける。草丈は10~20cm。葉は卵型で縁は鈍い鋸歯、葉脈がハッキリしている。
道の端などに生えている。
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ホトケノザ
学名: Lamium amplexicaule L.
分類: シソ科 オドリコソウ属
原産: ヨーロッパ
花期: 早春草丈10~30cmで、細長い紫色の棒状の花が咲く。花が咲く基の葉が仏像が座るハスの台座にみえることが名前の由来。
道の端などに生えている。
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ラミウム・マクラツム
学名: Lamium maculatum L.
分類: シソ科 オドリコソウ属
原産: ヨーロッパ 中東 西アジア
花期: 夏紫色の唇状花が茎先に咲く。花色は紫色や白色など。 葉は卵形で縁が鋸歯で対生。 草丈は20~40cmほど。
庭に植えられていた。
テンニンソウ属 Leucosceptrum
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ミカエリソウ
学名: Leucosceptrum stellipilum (Miq.) Kitam. et Murata
分類: シソ科 テンニンソウ属
原産: 日本
花期: 秋枝先に7~15cmほどの花序を伸ばし、3個ずつの花が向き合ってつく(対生)。花弁は唇状で白いが、小さい筒状にもみえる。長い雄しべが特長。 葉は卵形で縁が鋸歯。
落葉低木。樹高は50~100cmほど。
ハナトラノオ属 Physostegia
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ハナトラノオ
学名: Physostegia virginiana (L.) Benth.
分類: シソ科 ハナトラノオ属
原産: 北アメリカ
花期: 夏花茎を伸ばし先に穂を付け横方向に筒状の花を咲かせる。
モルセラ属 Moluccella
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モルセラ
学名: Moluccella laevis L.
分類: シソ科 モルセラ属
原産: 黒海南部 トルコ~コーカサス
花期: 夏茎を伸ばして段々に花が咲く。緑色の皿状にみえるのは萼で、茎の周りに数個がつく、萼の中央に唇状の小さな花が咲く。 萼の方が目立つ上、面白い形状をしているので萼を鑑賞する。 茎は四角形。草丈は1mになる。
キランソウ亜科 Ajugoideae / テウクリオ亜科 Teucrioideae
カリオプテリス属 Caryopteris
クマツヅラ科から異動した。カリガネソウ属とも呼ばれる。
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ダンギク
学名: Caryopteris incana (Thunb.) Miq.
分類: シソ科 カリオプテリス属
原産: 日本など東アジア
花期: 秋茎に沿って葉と一緒に丸い蕾(つぼみ)がたくさん付き開花すると長い雄しべを伸ばす。 花が段になって咲く様が特長。
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ハナシキブ
学名: Caryopteris x clandonensis
分類: シソ科 カリオプテリス属
原産:
花期: 夏花は茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばしてたくさん咲く。 花弁は漏斗状で縁が深く切れ込んでいて、雄しべが長い。 葉は卵形で、縁が鋸歯ですが、全縁の葉もある。 茎は赤い。 草丈は低いが枝は40~90cmほど伸ばす。
庭先に植えられていた。
本種はダンギク C. incanaとC. mongholicaを交配した園芸種。属名のカリオプテリスの名称で流通している。
カリガネソウ属 Tripora
カリオプテリス属から分離された。
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カリガネソウ
学名: Tripora divaricata (Maxim.) P.D.Cantino
Syn. Caryopteris divaricata
分類: シソ科 カリガネソウ属
原産: ヒマラヤ
花期: 夏茎頂または茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして数個の花が咲く(集散花序)。 蕾は球状で花弁は5枚、上に2枚、左右と下に1枚ずつ。長い雄しべが上に伸びて弓状に垂れ下がる。 葉は卵形で向かい合ってつく(対生)。 草丈は60~80cmほど。
多年草
キランソウ属 Ajuga
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キランソウ
学名: Ajuga decumbens Thunb.
分類: シソ科 キランソウ属
原産: 日本 中国 朝鮮半島
花期: 春小さな紫色の花。筒状花に舌状の花弁が開いて、3弁のように深い切れ込みが入る。花びらには白い筋がある。筒状花の上には黄色い雄しべがつく。葉の葉脈にはハッキリとした筋がつく。
道端などに生えている。
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セイヨウジュウニヒトエ
学名: Ajuga reptans L.
分類: シソ科 キランソウ属
原産: ヨーロッパ
花期: 春小さな紫色の花。筒状花に舌状の花弁が開いて、3弁のように深い切れ込みが入る。筒状花の上には黄色い雄しべがつく。 花茎は10~15cmで、四方に葉と花が穂状につく。葉は赤紫色に染まり、葉脈にはハッキリとした筋がつく。
常緑でランナーを伸ばして広がるのでグランドカバーとして植生されることもある。
クサギ属 Clerodendrum
クマツヅラ科から異動した。
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クサギ
学名: Clerodendrum trichotomum Thunb.
分類: シソ科 クサギ属
原産: 日本 台湾 中国 朝鮮半島など
花期: 夏漏斗状の花が咲く。花は5裂して、枝先にたくさん集まって咲く(円錐花序)。 花は甘い香りがする。 葉は大きな卵形で葉柄を含めると30cmにもなる。 葉を触ると特有の臭いがある。
葉は収穫してしばらく置くと臭いが消え、茹でて食用にもなる。
落葉小高木。樹高は3~6mほど。
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クラリンドウ
学名: Clerodendrum wallichii Merr.
Syn. Clerodendrum nutans
分類: シソ科 クサギ属
原産: インド ネパール
花期: 秋枝先から花茎を伸ばして円錐花序の花が咲く。 花弁は5枚で雌しべが長い。 葉は幅の狭い卵形で20cmほどあり、表面につやがある。 葉は向き合ってつく(対生)。
常緑低木。樹高は60~100cmほど。
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ゲンペイカズラ
学名: Clerodendrum thomsoniae Balf.
分類: シソ科 クサギ属
原産: 西アフリカ
花期: 夏から秋つると葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして数個の花が咲く。 白い袋状の萼が割れて中から赤い花が開く。 花弁は6枚。雄しべが長い。 葉は卵形で向き合ってつく(対生)。
常緑つる性。つるは4~6mほど伸びるため、鉢植えの行燈仕立てで販売されていることが多い。
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ボタンクサギ
学名: Clerodendrum bungei Steud.
分類: シソ科 クサギ属
原産: 中国
花期: 夏蕾は濃いピンクで、漏斗状の花が5裂して咲く。花はボール状に丸く集まって咲く。葉は卵形で、大きく10~15cmほど。 草丈は1~2mほど。
庭や公園などに植栽されているが、種子が拡散し道端などに自生しているものもある。
ニガクサ属 Teucrium
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ツリージャーマンダー
学名: Teucrium fruticans L.
分類: シソ科 ニガクサ属
原産: 地中海西部
花期: 夏下唇は3つに分かれ、上唇は筒状。樹形は株立し、1~2mになる。葉の表面は白くなる。
常緑低木。
ロテカ属 Rotheca
クサギ属から分離された。
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ブルーエルフィン
学名: Rotheca myricoides (Hochst.) Steane & Mabb.
Syn. Clerodendrum myricoides
Syn. Clerodendrum ugandense
分類: シソ科 ロテカ属
原産: アフリカ ウガンダからジンバブエ
花期: 夏花弁は5枚で1枚だけ下を向き色が濃い。雄しべも長いが、雌しべはその2倍ありカールしており、その様子から蝶にも似ている。 葉は卵形で向き合ってつく(対生)。 蔓を伸ばしていく。
ブルーウイングとも呼ばれる。
タツナミソウ亜科 Scutellarioideae
タツナミソウ属 Scutellaria
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タツナミソウ
学名: Scutellaria L.
分類: シソ科 タツナミソウ属
原産: 世界に広く分布
花期: 春細長い筒状の花で上向きに伸び開いた花は横に向く。花は茎に沿ってたくさん咲く、その姿が波を思わせる。
変異が起きやすいので種の同定は難しい。
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ツクシタツナミソウ
学名: Scutellaria kiusiana H.Hara
分類: シソ科 タツナミソウ属
原産: 九州北部
花期: 春細長い筒状の花で上向きに伸び開いた花は横に向く。花は茎に沿ってたくさん咲く、その姿が波を思わせる。葉脈が白色で、萼が赤色のものがある。
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ナミキソウ
学名: Scutellaria strigillosa Hemsl.
分類: シソ科 タツナミソウ属
原産: 日本 朝鮮半島 千島列島 樺太
花期: 夏青い唇状花が2つずつ並んで咲く。花は茎と葉の付け根(葉腋)から咲く。花冠は2cmほど。 葉は卵形で対生し、葉脈がハッキリとついている。 茎は4角で産毛がある場合がある。 草丈は10~40cmほど。
自然には浜辺に生えているが、花屋でも販売され庭などに植栽されている。
ハマゴウ亜科 Viticoideae
ハマゴウ属 Vitex
以前はクマツヅラ科でしたが、異動した。
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セイヨウニンジンボク
学名: Vitex agnus-castus L.
分類: シソ科 ハマゴウ属
原産: 地中海沿岸
花期: 夏花茎を伸ばし枝分かれして、小さな花が穂のように咲く(穂状花序)。 葉は5~9枚が輪をかくようにつく(掌状複葉)。
落葉低木。樹高は3mほど。
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ニンジンボク
学名: Vitex negundo L. var. cannabifolia (Siebold et Zucc.) Hand.-Mazz.
分類: シソ科 ハマゴウ属
原産: 東アジア
花期: 夏花茎を伸ばして、小さな花が穂のように咲く(穂状花序)。 葉は3~5枚が輪をかくようにつく(掌状複葉)。 小葉の縁は鋸歯で、山が大きいものと小さいものがある。
全縁のものはおそらくタイワンニンジンボク。
落葉低木。樹高は3mほど。
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ミツバハマゴウ
学名: Vitex trifolia var. purpurea
分類: シソ科 ハマゴウ属
原産: アジア オーストラリア 太平洋の島々
花期: 晩夏から秋枝先に花茎を伸ばして小さな花が多数咲く(総状花序または円錐花序)。 花は4裂し唇状。 葉は3出複葉で向かい合ってつく(対生)。
耐暑性は高いが、耐寒性はやや弱い。日本では九州や沖縄などの海岸付近に自生している。
本種は葉裏が紫色になり、セイヨウニンジンボク・プルプレアの名称で流通している。
落葉小高木。樹高は2~5mほど。
プロスタンセラ亜科 Prostantheroideae
ウエストリンギア属 Westringia
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ウエストリンギア
学名: Westringia fruticosa (Willd.) Druce
分類: シソ科 ウエストリンギア属
原産: オーストラリア東部
花期: 春から夏枝先に茎と葉の付け根(葉腋)から4弁の花が咲く。上向きの花弁には切れ込みがあり、下向きの3枚にはオレンジ色などの斑点がある。 花色は白色や薄紫色。 葉は肉厚の針形で短い。
ローズマリーに似ているがローズマリーの花が唇状なのに対して、ウエストリンギアは全開する。
常緑低木。樹高は1.5mほど。
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。