おさんぽ花図鑑

マメ科 Fabaceae

マメ科はおよそ2万種を含む。大豆や小豆なども属する。

ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae

センナ属 Senna

  • ハナセンナ

    ハナセンナ

    学名: Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin & Barneby
    Syn. Adipera corymbosa (Lam.) Britton & Rose
    Syn. Cassia corymbosa Lam.
    分類: マメ科 センナ属
    原産: ブラジル~アルゼンチン
    花期: 晩夏から秋

    茎と葉の付け根(葉腋)から花柄を伸ばして5弁の黄色い花が咲く。 雄しべの先がカールして葯が茶色い。 葉は偶数羽状複葉で、小葉は披針形。

    半耐寒性常緑低木。樹高は0.5~3mほど。

    アンデスの乙女の名前で流通している。

ハナズオウ属 Cercis

  • ハナズオウ

    ハナズオウ

    学名: Cercis chinensis Bunge
    分類: マメ科 ハナズオウ属
    原産: 中国
    花期: 春

    枝の周囲に1cmほどの花が密生する。花柄は5~10mmほど。花期には葉は無い。夏に鞘をもつ実がなる。花色は紫色や白色。

    落葉低木

マメ亜科 Faboideae / ソラマメ亜科 Papilionoideae

インゲン連 Phaseoleae

インゲンマメ属 Phaseolus

  • インゲンマメ

    インゲンマメ

    学名: Phaseolus vulgaris L.
    分類: マメ科 インゲンマメ属
    原産: アメリカ大陸
    花期: 夏

    1~1.5cmほどの白い花が咲く。葉は6~15cmほどで大きい。蔓を2~3mほど伸ばす。 細長い莢に包まれた実がなる。 未熟の莢付き豆は、サヤインゲン(莢隠元)として加熱して食用にされる。 完熟した実は白インゲン豆、うずら豆、虎豆など種類によって呼び方が変わる。 こうした白インゲン豆を煮て白餡にする。

  • ベニバナインゲンマメ

    ベニバナインゲン

    学名: Phaseolus coccineus L.
    分類: マメ科 インゲンマメ属
    原産: 中央アメリカ
    花期: 夏

    つるを伸ばして葉柄とつるの間から花茎を伸ばして、数個の蝶型花が咲く。 花色は赤色。 葉は奇数羽状複葉で小葉は3枚。葉は卵形で先が尖っている。葉柄がある。 つるは長いと3mほどで、赤紫色をしている。

    20cmほどの大きな莢ができ、秋になると親指ほどの豆が数個できる。 豆は花豆と呼ばれ食用される。豆は黒地に紫色のぶちがある。

クズ属 Pueraria

  • クズ

    クズ
    クズの実

    学名: Pueraria lobata (Willd.) Ohwi (1947)
    Syn. Pueraria montana (Lour.) Merr. var. lobata (Willd.) Maesen et S.M.Almeida
    Syn. Pueraria hirsuta (Thunb.) Matsum.
    分類: マメ科 クズ属
    原産: 東アジア 日本 中国 朝鮮半島
    花期: 晩夏

    1~1.5cmほどの紫色の花が穂状に咲く。唇の中央が黄色い。 葉は卵形で3枚一組。 太めの硬い蔓を伸ばして、木や屋根を覆うほどに伸ばす。

    緑道の木にからまって自生していた。

    クズの根を煮て抽出したのが葛粉。

    秋の七草

ササゲ属 Vigna

  • アズキ

    アズキ

    学名: Vigna angularis (Willd.) Ohwi & H.Ohashi
    分類: マメ科 ササゲ属
    原産: 東アジア
    花期: 夏

    後ろに付く旗弁と、ぐるぐるっと渦を描くような翼弁、翼弁をつなぐ骨弁などで構成される。 花色は黄色が多いが、他の色もある。 葉は卵形の奇数複葉。 受粉するとインゲンマメのような細い莢の実ができる。 草丈は50~80cmほど。 元々は蔓性ですが、蔓の無い品種もある。

    豆は赤色のものが餡や赤飯などに利用される他、白色、灰色、黒色などもある。

  • ササゲ

    ササゲ

    学名: Vigna unguiculata (L.) Walp.
    分類: マメ科 ササゲ属
    原産: アフリカ
    花期: 夏

    花弁は、背中に1枚、前に鼻のように出る1枚。 葉は卵形で、3出複葉。 つる有りとつる無しの品種がある。

    受粉するとインゲンマメのような細い莢の実ができる。

    豆は赤茶色や、クリーム色、黒色など。豆は赤色のものは、小豆の代わりに赤飯に使われる。小豆は煮ると豆が割れるため、ハレの日の赤飯には縁起が悪いとして代わりにササゲが使われることがある。

ダイズ属 Glycine

  • ダイズ

    ダイズ
    ダイズの実

    学名: Glycine max (L.) Merr.
    分類: マメ科 ダイズ属
    原産: 中国東北部 シベリアと推定される
    花期: 夏

    指先ほどの小さな5~6mmの花が咲く。蝶型花が咲く。 花色は白色や薄紫色。 花は茎と葉柄の付け根(葉腋)に数個咲く。 葉は葉柄の長い3出複葉。 草丈は50~60cmほど。

    鞘に3つ豆が入っている。未熟な豆を鞘ごと枝豆として食用にする他、完熟した豆は、粉にして黄粉、豆腐や醤油、味噌などの材料にもなる。 また煮豆にしても食べる。 米、麦、トウモロコシに加えて大豆は重要な食材。

    色違いなど

デイゴ属 Erythrina

  • アメリカデイゴ

    アメリカデイゴ

    学名: Erythrina crista-galli L.
    分類: マメ科 デイゴ属
    原産: アルゼンチン ウルグアイ パラグアイ ブラジル南部
    花期: 夏

    赤い花が咲く。花は葉が閉じたような蕾が開き、基部から雄しべが伸びる。 葉は卵形で対生する。

    公園などに植栽されている。鹿児島県の県木。アルゼンチン、ウルグアイの国花。

    落葉低木。樹高は5~8mほど。

ハーデンベルギア属 Hardenbergia

  • ハーデンベルギア

    ハーデンベルギア

    学名: Hardenbergia violacea (Schneev.) Stearn
    分類: マメ科 ハーデンベルギア属
    原産: オーストラリア東部 タスマニア
    花期: 春

    蔓を3mほども伸ばし先に穂状の小さな花を多数咲かせる。葉は二等辺三角形で革質で濃緑色。

    常緑蔓性植物。

    色違いなど

ホドイモ属 Apios

  • アピオス

    アピオス

    学名: Apios americana Medikus
    分類: マメ科 ホドイモ属
    原産: 北アメリカ東部
    花期: 夏

    蔓を伸ばして、蔓と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして30~40個ほどの花が集まって咲く。 花は蝶形で、花弁の外被は白色または薄緑色で、中には竜骨弁と翼弁がある。 葉は奇数羽状複葉で小葉は被針形で5~7枚ほど。 花後に実もできる。 地下には塊茎(いも)ができる。いもは3cmほどのラグビーボール状で食用になる。 カルシウムが豊富。

    ホドイモとも呼ばれる。

    多年草。

    いもの形など

ヤブマメ属 Amphicarpaea

  • ヤブマメ

    ヤブマメ
    ヤブマメの実

    学名: Amphicarpaea bracteata (L.) Fernald subsp. edgeworthii (Benth.) H.Ohashi var. japonica (Oliv.) H.Ohashi
    分類: マメ科 ヤブマメ属
    原産: 北アメリカ東部
    花期: 秋

    蔓を伸ばし枝分かれして、蔓と葉の付け根(葉腋)から花茎をだし、数個の花が咲く。 花は15~20mmほどの蝶型花で、旗弁の先が濃い紫色で、翼弁や竜骨弁はやや薄紫色あるいは白色。 葉は長めの葉柄の先に奇数羽状複葉で小葉は3枚。 小葉は卵形で長さ3~6cm、やや菱型。

    林や藪の明るい外側に自生している。

    花後に大豆のような莢ができ3個の豆が入る。

    蔓性一年草。

エニシダ連 Genisteae

エニシダ属 Sytisus

  • シロバナエニシダ

    シロバナエニシダ

    学名: Cytisus multiflorus (L'Her.) Sweet
    分類: マメ科 エニシダ属
    原産: イベリア半島
    花期: 春

    枝分かれして、細長い枝を伸ばして白い10mmほどの小さな蝶形花が並んで穂状に咲く。 花期には葉はなく、散る頃に細くて短い葉がでる。 樹高は3mほどに伸びるが枝が細いため枝垂れる。

    落葉低木

  • ヒメエニシダ

    ヒメエニシダ

    学名: Cytisus x spachianus
    分類: マメ科 エニシダ属
    原産: 地中海沿岸
    花期: 初夏

    細長い花茎を1m程度伸ばして、黄色の花を付ける。葉は小さい。

    色違いなど

キングサリ属 Laburnum

  • キングサリ

    キングサリ

    学名: Laburnum anagyroides Medik.
    分類: マメ科 キングサリ属
    原産: ヨーロッパ
    花期: 初夏

    黄色い蝶型花が咲く。花茎は20cmほど。葉は3出複葉。

    キバナフジ(黄花藤)とも呼ばれる。

    落葉高木。樹高は10mほど。

ルピナス属 Lupinus

  • ルピナス

    ルピナス

    学名: Lupinus polyphyllus Lindl.
    分類: マメ科 ルピナス属
    原産: 北アメリカ
    花期: 夏

    花茎を伸ばしてマメ科特有の花をたくさん咲かせトンガリ帽子のように見える。葉は手の指のような形。

    色違いなど

クララ連 Sophoreae

エンジュ属 Styphnolobium

  • エンジュ

    エンジュ
    エンジュの実

    学名: Styphnolobium japonicum (L) Schott
    分類: マメ科 エンジュ属
    原産: 中国
    花期: 夏

    白色または薄緑色の花が枝先に集まって咲く(円錐花序)。 花は蝶形で、旗弁の中央が黄色。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は楕円形。

    公園樹や街路樹として植栽される。このため道を歩いていると足元にたくさんの花が散っているのをみかけることがある。

    落葉高木。6~20mほど。

クララ属 Sophora

  • クララ

    クララ

    学名: Sophora flavescens Aiton
    分類: マメ科 クララ属
    原産: アジア オセアニア 太平洋の島々
    花期: 夏

    茎先に多数の花がつき、下から順に咲く(総状花序)。 葉は奇数羽状複葉で、小葉が多い。 草丈は50~150cmほど。

    公園や河原などに自生している。

センダイハギ属 Thermopsis

  • センダイハギ

    センダイハギ

    学名: Thermopsis lupinoides (L.) Link
    分類: マメ科 センダイハギ属
    原産: シベリア 日本
    花期: 初夏

    黄色い蝶型花が花茎の下から順に上に咲く(総状花序)。 葉は3枚の小葉からなる3出複葉。 草丈は20~30cmほど。

ムラサキセンダイハギ属 Baptisia

  • ムラサキセンダイハギ

    ムラサキセンダイハギ

    学名: Baptisia australis Hort. ex Lehm.
    分類: マメ科 ムラサキセンダイハギ属
    原産: アメリカ合衆国 中部 南部
    花期: 夏

    葉は3出複葉。花茎を伸ばし総状花序の花が咲く。姿はルピナスにも似るが、むしろフジが枝垂れるのに対して、直立する姿にみえる。

ソラマメ連 Fabeae

エンドウ属 Pisum

  • エンドウ

    エンドウ

    学名: Pisum sativum L.
    分類: マメ科 エンドウ属
    原産: トルコ周辺
    花期: 冬から春

    紫色か白色の花が咲く。早熟の実は野菜の絹サヤ(サヤエンドウ)に、未熟の柔らかい実はグリーンピースに食用される。

    花色は赤紫色と白色がある。メンデルの法則が発見された植物。

    色違いなど

ソラマメ属 Vicia

  • スズメノエンドウ

    スズメノエンドウ
    スズメノエンドウの実

    学名: Vicia hirsuta (L.) Gray
    分類: マメ科 ソラマメ属
    原産: ヨーロッパ 西アジア
    花期: 初夏

    茎と葉の付け根に2~3mmほどの白い花が数個咲く。花は蝶形ですが翼弁は広がらず竜骨弁を覆っており、旗弁もその上を覆うように重なっている。 葉は羽状複葉で、小葉は10~13mmほど。葉茎の先には巻ひげがあって周囲のものに巻きつく。 小葉くらいの莢ができる。中には豆が2つ入る。道端などに自生している。

    花拡大など

  • ソラマメ

    ソラマメ

    学名: Vicia faba L.
    分類: マメ科 ソラマメ属
    原産: 北アフリカ
    花期: 春から初夏

    黒紫色と白色の花が咲く。初夏に大きな鞘が空に向かって伸びる。

    未熟の豆を採収して野菜として食用にする。

  • ツルフジバカマ

    ツルフジバカマ

    学名: Vicia amoena Fisch. ex Ser.
    分類: マメ科 ソラマメ属
    原産: 東北アジア 中国 朝鮮半島 日本 シベリア
    花期: 夏から初秋

    蔓を伸ばして蔓と葉の付け根から花茎を伸ばして多数の蝶型花が咲く(総状花序)。 葉は偶数羽状複葉で、小葉は卵形で12~16毎ほど。 葉茎の先に巻きひげがあって周囲のものにからまっていく。

    道の脇などに自生している。

    クサフジの仲間で、クサフジが小葉が16~20枚ほどで、花期が5~7月に対して、ツルフジバカマの小葉は12~16枚ほどで、花期は8~10月といった違いがある。

  • ヤハズエンドウ

    ヤハズエンドウ

    学名: Vicia sativa subsp. nigra
    分類: マメ科 ソラマメ属
    原産:
    花期: 初夏

    小さな蝶形花が咲く。葉は偶数羽状複葉で葉茎の先に2つの巻きひげがあって周囲にからまる。 エンドウマメを小さくしたような実がなる。 草丈は60~120cmほど。

    空き地や道端などに自生している。

レンリソウ属 Lathyrus

  • スイートピー

    スイートピー

    学名: Lathyrus odoratus L.
    分類: マメ科 レンリソウ属
    原産: イタリア シシリー島
    花期: 春

    2枚のフリルな花びらの花が咲く。1枚は背中、もう1枚は前向きで左右が下向き。芳香がある。キヌサヤエンドウのような実がなるが毒があるので食べられない。 茎は角ばっている。

    色違いなど

  • ハマエンドウ

    ハマエンドウ

    学名: Lathyrus japonicus Willd.
    分類: マメ科 レンリソウ属
    原産: ヨーロッパ~アジア 南北アメリカ
    花期: 春から夏

    花茎を伸ばして先に数個の蝶形花が咲く。旗弁は紫色、翼弁は白色や紫色。 葉は偶数羽状複葉で、小葉は卵形。葉茎の先に巻きひげがあって周囲にからまる。 地面に広がるように伸びる。

    自然には海岸に自生しているが、持ち帰って自宅に植えていることもある。

    多年草。

  • ヒロハノレンリソウ

    ヒロハノレンリソウ
    ヒロハノレンリソウの実

    学名: Lathyrus latifolius L.
    分類: マメ科 レンリソウ属
    原産: ヨーロッパ
    花期: 夏

    茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして、下から順に花が咲く(総状花序)。 花は蝶型花で薄紫色。竜骨弁は白い。 葉は狭卵形で、V字に付く。 茎にはひだがあって平べったくみえる。 細い巻き蔓を伸ばしてからまりながら伸びていく。 草丈は1mほど。

ヌスビトハギ連 Desmodieae

ヌスビトハギ属 Hylodesmum(狭義)

  • ヌスビトハギ

    ヌスビトハギ
    ヌスビトハギの実

    学名: Hylodesmum podocarpum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill var. japonicum (Miq.) H.Ohashi
    Syn. Desmodium podocarpum DC. subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi
    分類: マメ科 ヌスビトハギ属
    原産: 日本 中国 朝鮮半島 台湾
    花期: 夏

    小さな3~4mmほどの花が咲く。枝から細い花茎を伸ばして順に並んで咲く(総状花序)。 葉は3出複葉にみえるが、奇数羽状複葉で、小葉は被針形。 樹形は株立ち状で、60~100cmほど。

    種が入る莢が、くねくね曲がっていて、この形状が盗人の足跡に似ていることから名づけられた。 この莢には小さなフック状の突起があって、服などにくっつく。

ヌスビトハギ属 Desmodium

ヌスビトハギ属には多くの種が含まれていたが、現在は更に細かく分類されて、Codariocalyx属Hylodesmum属Lespedeza属Ohwia属Phyllodium属が新設されているが、旧属名のヌスビトハギ属 Desmodiumが用いられることがある。

  • アレチヌスビトハギ

    アレチヌスビトハギ
    アレチヌスビトハギの実

    学名: Desmodium paniculatum (L.) DC.
    分類: マメ科 ヌスビトハギ属
    原産: 北アメリカ
    花期: 初秋

    紫色の花が咲く。花は茎の先に下から順に咲く(総状花序)。 葉は3出複葉にみえるが、奇数羽状複葉で、小葉は長めの楕円形。 上向きに開いた旗弁の基部には2つの薄黄色い斑点があって斑点の周りが濃い紫色で縁どられている。 鼻のように見えるのは竜骨弁を包んでいる翼弁。 草丈は30~50cmほど。

    公園に生えていた。

ハギ属 Lespedeza

  • シラハギ

    シラハギ

    学名: Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. albiflora (C.K.Schneid.) H.Ohashi
    Syn. Lespedeza japonica L.H.Bailey 'Albiflora'
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 日本固有種
    花期: 夏から秋

    細い茎を伸ばして花が咲く。

  • チョウセンキハギ

    チョウセンキハギ

    学名: Lespedeza maximowiczii C. K. Schneid.
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 中国 朝鮮半島
    花期: 夏

    細い茎を伸ばして花が咲く。花は茎頂または茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして咲く。 葉は3出複葉で、卵形で葉先が尖る。 漢字では朝鮮木萩と書く。

    本種はキハギ L. buergeriに近縁。キハギの花色は黄色。

  • ニシキハギ

    ニシキハギ

    学名: Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii 'Nipponica'
    Syn. Lespedeza nipponica Nakai
    Syn. Lespedeza japonica L.H.Bailey 'Nipponica'
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 日本 中国
    花期: 夏から秋

    花は薄紫色。花は花茎を伸ばして、順に咲く(総状花序)。 旗弁は紫色。竜骨弁は白色で、先が紫色。翼弁は紫色。 葉は奇数羽状複葉で3枚の小葉がある。小葉は、卵形。 枝は細く枝垂れる。

    秋の七草

  • ネコハギ

    ネコハギ

    学名: Lespedeza pilosa (Thunb.) Siebold et Zucc.
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 日本 中国 朝鮮半島
    花期: 夏から秋

    花は白色で、茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして2~5個の花が咲く。 花は小さくて7~8mmほど。 旗弁の付け根に紫色の斑点がある。 葉は奇数羽状複葉で3枚の小葉がある。小葉は15~20mm、卵形(ややハート形)で、先は丸い。

    地面を這うように茎を伸ばす。茎も葉も短い毛が密生している。

    花壇の中や公園などに生えている。

  • マキエハギ

    マキエハギ

    学名: Lespedeza virgata (Thunb.) DC.
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 日本 中国
    花期: 夏から秋

    花は白色で、茎と葉の付け根(葉腋)から花茎を伸ばして下から順に咲く(総状花序)。 旗弁の中央は紫色。竜骨弁は先が紫色。翼弁は白色。 葉は奇数羽状複葉で3枚の小葉がある。小葉は15~20mm、卵形で、先は丸い。

  • ミヤギノハギ

    ミヤギノハギ

    学名: Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. thunbergii
    Syn. Lespedeza penduliflora (Oudem.) Nakai
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 日本 中国
    花期: 夏から秋

    花は薄紫色。花は花茎を伸ばして、順に咲く(総状花序)。 旗弁は薄い紫色で、基部が濃い紫色。竜骨弁は突き出して、先が濃い紫色。 葉は奇数羽状複葉で3枚の小葉がある。小葉は、楕円形で先が小さく尖っている。 枝は細く枝垂れる。

    秋の七草

  • メドハギ

    メドハギ

    学名: Lespedeza cuneata (Dum.Cours.) G.Don
    Syn. Lespedeza juncea (L.f.) Pers. var. subsessilis Miq.
    分類: マメ科 フジ属
    原産: アジア
    花期: 夏

    白い蝶型花が咲く。旗弁に紫色の筋がある。 花は幅5mmほどで、茎と葉の付け根(葉腋)に数個咲く。 葉は3出複葉で、小葉は卵形かやや倒被針形で先に小さなでっぱりがある。 小葉は10~25mmほどで、葉に比べて花が小さいので葉に隠れるようにみえる。 草丈は1mほど。茎は細いが固くすっと立ち上がる。ただし、枝分かれして上の方が重くなるとやや倒れる。

    多年草。冬季は地上部は枯れる。

    草姿など

ヤハズソウ属 Kummerowia

以前はハギ属でしたが、分離独立した。

  • ヤハズソウ

    ヤハズソウ

    学名: Kummerowia striata (Thunb.) Schindl.
    Syn. Lespedeza striata (Thunb.) Hook. et Arn.
    分類: マメ科 ヤハズソウ属
    原産: 日本 中国 朝鮮半島
    花期: 晩夏から秋

    小さな8mmほどの花が咲く。全体に白いが、旗弁の中央は薄紫色で、竜骨弁の先が濃い紫色。 葉は掌状複葉で、小葉は卵形で、表面には葉脈に沿って強い筋があって、葉の一部を引っ張るとその筋に沿って切れる。 茎には毛が生えている。 草丈は30~50cmほど。土を這うように伸びるが一部は斜上する。

    公園や道の端などに自生している。

フジ連 Millettieae

カレルヤ属 Callerya

ナツフジ属でしたが、分離されました。

  • ムラサキナツフジ

    ムラサキナツフジ

    学名: Callerya reticulata (Benth.) Schot
    Syn. Millettia reticulata Benth.
    分類: マメ科 カレルヤ属
    原産: 台湾 中国南部
    花期: 夏

    濃い紫色の花がたくさん咲く。花はマメ科特有の姿で、上向きに開いた旗弁の基部が黄色い。 花は茎と葉の付け根(葉腋)から複総状花序で咲く。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は先の尖った楕円形。 つる性で、幹は成長すると木質化してくる。

    常緑つる性。つるは剪定をすれば160cmほどに収まる。

    台湾サッコウフジとも呼ばれる。

    近縁のナツフジは白い花が咲く。

フジ属 Wisteria

  • フジ

    フジ

    学名: Wisteria floribunda (Willd.) DC.
    分類: マメ科 フジ属
    原産: 日本固有種
    花期: 初夏

    指の第一関節ほどの花を伸ばした花茎に沿ってたくさん咲かせる。 ツルを伸ばして広がるので、東屋や駐車場の屋根のように整形することが多い(藤棚)。

    色違いなど

ミヤコグサ連 Loteae

コロニラ属 Coronilla

  • コロニラ・バレンティナ

    コロニラ・バレンティナ

    学名: Coronilla valentina L.
    分類: マメ科 タマザキクサフジ属
    原産: ポルトガル スペイン クロアチアなど
    花期: 春から初夏

    茎頂にマメ科特有の黄色花が輪を作るように数個集まって咲く。枝は30~60cmほど。葉は対生し長い卵形。

    基本種の葉は緑色ですが、写真は葉に斑入りのcv. Variegataバリエガータと呼ばれる種。フイリエニシダ(斑入りエニシダ)とも呼ばれる。

    常緑低木。

タマザキクサフジ属 Securigera

コロニラ属 Coronillaから分離された。

  • タマザキクサフジ

    タマザキクサフジ

    学名: Securigera varia (L.) P.Lassen
    Syn. Coronilla varia L.
    原産: ヨーロッパ アフリカ 西アジア
    花期: 夏

    茎と葉の付け根(葉腋)から10cmほどの花茎を伸ばして茎頂に蝶形花が環状に並んで咲く。 旗弁はピンクで、翼弁と竜骨弁は白色。 葉は奇数羽状複葉。 草丈は60~100cmほどで斜上する。

    クラウンビッチとも呼ばれる。

    道路の法面保護や、畑の緑肥また牧草としても利用される。 アレロパシー効果があるため雑草の抑止にも利用される。

    庭に植えられていた。

ミヤコグサ属 Lotus

  • ミヤコグサ

    ミヤコグサ
    ミヤコグサの実

    学名: Lotus corniculatus L. var. japonicus Regel
    分類: マメ科 ミヤコグサ属
    原産: ユーラシア大陸 北アフリカ
    花期: 初夏

    1cmほどの小さな蝶型花が1~4個咲く。葉は3出複葉。 地面を這うように広がる。

    道端などに生えている。


イタチハギ属 Amorpha

  • イタチハギ

    イタチハギ

    学名: Amorpha fruticosa L.
    分類: マメ科 イタチハギ属
    原産: 北アメリカ メキシコ北部
    花期: 晩春から夏

    枝先に花茎を数本伸ばして穂状に小さな花が多数咲く。 花色は茶色や紫色。 花弁は旗弁のみで翼弁と竜骨弁は退化している。 葉は奇数羽状複葉。

    道路の法面保護のために海外から導入された。繁殖力が強く環境省の生態系被害防止外来種(旧称:要注意外来生物)に指定されている。
    生態系被害防止外来種リスト (環境省)

    落葉低木。樹高は1~5mほど。

コマツナギ属 Indigofera

  • ニワフジ

    ニワフジ

    学名: Indigofera decora Lindl.
    分類: マメ科 コマツナギ属
    原産: 日本原産
    花期: 夏

    花茎を伸ばして蝶型花が茎元に近い方から順に咲く(総状花序)。 葉は奇数羽状複葉で小葉は卵形で7~9枚。 草丈は40cmほどであまり大きくならない。

    落葉低木。

コリゼマ属 Chorizema

  • コリゼマ・コリダツム

    コリゼマ・コリダツム

    学名: Chorizema cordatum Lindl.
    分類: マメ科 コリゼマ属
    原産: オーストラリア西部
    花期: 冬から春

    オレンジ色の花が咲く。株立ちし、茎先に総状花序の花が咲く。

    常緑低木。

シャジクソウ属 Trifolium

  • コメツブツメクサ

    コメツブツメクサ

    学名: Trifolium dubium Sibth.
    分類: マメ科 シャジクソウ属
    原産: ヨーロッパから西アジア
    花期: 春

    3mmほどの黄色い花が集まって咲く。空き地に生える。葉はクローバーに似て3枚一組。 早春に成長を始める頃は土の上に広がるように伸び、初夏には茎を20~30cmほど伸ばし立ち上がるようになる。 群落がこんもりした集まりにみえることもある。

    花拡大など

  • シロツメクサ

    シロツメクサ

    学名: Trifolium repens L.
    分類: マメ科 シャジクソウ属
    原産:
    花期: 春から秋

    白い小さなポンポン状の花。4つ葉のクローバーは本種を指す。空き地などに生える。

    グランドカバー

  • ムラサキツメクサ

    ムラサキツメクサ

    学名: Trifolium pratense L.
    分類: マメ科 シャジクソウ属
    原産:
    花期: 春から秋

    シロツメクサに似た薄紫色の花が咲く。空き地などに生える。

    別名 アカツメクサ

タヌキマメ属 Crotalaris

  • サンヘンプ

    サンヘンプ

    学名: Crotalaria juncea L.
    分類: マメ科 タヌキマメ属
    原産: インド
    花期: 夏から秋

    茎先に穂状に花が咲く。 花は黄色の蝶形花で、旗弁は2.5cmほど。 葉は長楕円形で10cmほどが互い違いにつく(互生)。 茎には稜がある。 草丈は1~2mほど。

    庭に植えられていたが、一般には畑などに植えて緑肥としてそのまま鋤込む。また線虫を減少させる効果もあるのでマリーゴールドなどと同じでコンパニオンプランツとしても利用される。

    コブトリソウとも呼ばれる。

    一年草。

    コンパニオンプランツ (Wikipedia)

ムレスズメ属 Caragana

  • ムレスズメ

    ムレスズメ

    学名: Caragana sinica (Buc'hoz) Rehder
    分類: マメ科 ムレスズメ属
    原産: 中国北部
    花期: 初夏

    2cmほど花柄を伸ばし蝶形の黄色い花が咲く。花は2~3cmほど。花は枝の途中から伸びる。葉は複葉で、4枚。 枝は細く枝垂れる。

    落葉低木。

ラッカセイ属 Arachis

  • ラッカセイ

    ラッカセイ

    学名: Arachis hypogaea L.
    分類: マメ科 ラッカセイ属
    原産: 原種はパラグアイまたはボリビアと考えられる。世界で最初にラッカセイを栽培していたのはペルー。
    花期: 夏

    マメ科特有の花が咲く。1枚の花弁を背に、鼻のような突き出した花弁がつく。花色は黄色。 葉は楕円形で、2対の葉が複数つく複葉。 受粉後、子房の下に子房柄が伸びて、土に潜り、子房が太って豆になる。

    一年草。

ハリエンジュ属 Robinia

  • ハリエンジュ

    ハリエンジュ
    ハリエンジュの実

    学名: Robinia pseudoacacia L.
    分類: マメ科 ハリエンジュ属
    原産: アメリカ合衆国南東部
    花期: 初夏

    白い蝶型花が花茎に沿って房のように咲く。花茎は20cmほど。 葉は卵形で奇数羽状複葉。

    学名のpseudoacaciaを和読みしてニセアカシアとも呼ばれる。

    青森ではアカシアと呼ばれ、花を天ぷらなど食用にする。

    落葉高木。樹高は20mほど。

ネムノキ亜科 Mimosoideae

アカシア属 Acacia

  • ギンヨウアカシア

    ギンヨウアカシア

    学名: Acacia baileyana F.Muell.
    分類: マメ科 アカシア属
    原産: オーストラリア
    花期: 春

    黄色い蕾が数粒そろって咲く。黄色いポンポンのように見える。葉は櫛葉で、青緑色なので光の当たり具合で銀色にも見える。

    常緑高木。5mほどになる。

    ミモザの名前で流通する。

  • パールアカシア

    パールアカシア

    学名: Acacia podalyriifolia A.Cunn. ex G. Don
    分類: マメ科 アカシア属
    原産: オーストラリア
    花期: 春

    黄色い毛の長い花が咲く。葉は丸葉で表面がうっすらと白い。株立ちでブッシュ状に茂る。樹高は5m。

    ミモザの名前で流通する種と同属。

カリアンドラ属 Calliandra

  • シロバナネムノキ

    シロバナネムノキ

    学名: Calliandra portoricensis (Jacq.) Benth.
    分類: マメ科 カリアンドラ属
    原産: メキシコ パナマ 西インド諸島
    花期: 夏

    白い糸が丸くポンポンのような花が咲く。花にみえるのは雄しべ。 葉は羽状複葉。 葉は夜は閉じる。 花は夕方から咲き始め、翌朝にはしぼむ。

    和名でシロバナネムノキ Albizia julibrissin Durazz. f. albiflora J.Oharaという別の植物があるので、注意が必要です。

    低木で1.5mほど。熱帯の現地では3mほど。

    ネムノキの白花種もシロバナネムノキと呼ばれるので注意が必要。

  • ヒネム

    ヒネム

    学名: Calliandra eriophylla Benth.
    分類: マメ科 カリアンドラ属
    原産: アメリカ南部 メキシコ
    花期: 初夏から秋

    赤い糸が何本も伸びた花が咲く。花にみえるのは雄しべ。 葉は羽状複葉。

    和名はベニゴウカン(紅合歓)。

    低木。樹高は50~150cmほど。

ギンゴウカン属 Leucaena

  • ギンネム

    ギンネム

    学名: Leucaena leucocephala (Lam.) de Wit
    分類: マメ科 ギンゴウカン属
    原産: メキシコ南部 中央アメリカ北部(ベリーズ ガテマラ)
    花期: 夏

    枝と葉の付け根(葉腋)から数個の花が咲く。 小さな花が集まって球状に咲く。 雄しべが長く毛が生えているようにもみえる。 葉は2回偶数羽状複葉。

    アレロパシー効果を持つため既存の植物を排除して繁殖してしまうため、環境省の生態系防止外来種(旧称: 要注意外来生物)に指定されている。 生態系被害防止外来種リスト (環境省)

    落葉低木。樹高は1~5mほど。

ネムノキ属 Albizia

  • ネムノキ

    ネムノキ

    学名: Albizia julibrissin Durazz.
    分類: マメ科 ネムノキ属
    原産: 西アジア イランから東アジア
    花期: 夏

    花にみえる細い糸状のものは雄しべで、先がピンクになっている。 葉は羽状複葉で、夜は小葉同士が重なって閉じる。

    落葉高木。樹高は5~15mほど。

植物の分類について

植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。