モチノキ科 Aquifoliaceae
モチノキ科は600種を含む。
モチノキ属 Ilex
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イヌツゲ   学名: Ilex crenata Thunb. 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 中国 朝鮮半島 日本 サハリン
 花期: 初夏新しい枝の葉の付け根(葉腋)から小さな花が咲く。 花弁は4枚で、5~6mmほど。 葉は卵形。 雌雄異株で、写真は雌花。 秋には5mmほどの黒い実ができる。 強い刈込みにも耐えるので、四角い生け垣やトピアリーなどに利用される。 葉が丸く湾曲するマメツゲは園芸種。 落葉低木。樹高は3~5mほど。 
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イヌツゲ  学名: Ilex crenata Thunb. 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 中国 朝鮮半島 日本 サハリン
 花期: 初夏こちらは雄花。葉腋から数個の花が咲く。 
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ウメモドキ   学名: Ilex serrata Thunb. ex Murray 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 日本 中国
 花期: 初夏新しい枝の葉の付け根(葉腋)から小さな花が数個集散状に咲く。 花弁は4~5枚で、5~6mmほど。 葉は卵形で縁に小さな鋸歯がある。 雌雄異株で、写真は雌花。 秋には5mmほどの赤い実が多数できる。 落葉低木。樹高は2~3mほど。 
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ウメモドキ  学名: Ilex serrata Thunb. ex Murray 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 日本 中国
 花期: 初夏雄花。雄蕊が4本あり葯が黄色い。 
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クロガネモチ   学名: Ilex rotunda Thunb. 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 日本 中国 朝鮮半島
 花期: 初夏葉腋から花柄を伸ばし散形花序で花が咲く。雌雄異株。葉は互生する。 常緑高木。樹高は10mほど。 庭木や公園樹、街路樹として利用されている。 
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セイヨウヒイラギ   学名: Ilex aquifolium L. 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: ヨーロッパ
 花期: 初夏雌雄異株で、写真は雌花。葉腋から長い花柄を伸ばし、4~5mmの小さな花が咲く。 花弁は4枚で白色~クリーム色。 葉は卵形で互い違いにつく(互生)。下の方の葉には鋭いトゲがつく。成木の上の方の葉にはトゲがつかない。 冬に赤い実をつける。 クリスマスホーリーとも呼ばれ、季節になると鉢植えが花屋さんなどで販売される。 葉にトゲがつく姿がヒイラギに似ているためその名がつくが、ヒイラギはモクセイ科。 庭に植えられていた。 常緑小高木。 
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ソヨゴ   学名: Ilex pedunculosa Miq. 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 日本 中国 台湾
 花期: 初夏雌雄異株で、写真は雌花。葉腋から長い花柄を伸ばし、4~5mmの小さな花が咲く。 花は1つまたは3つほどの集散花序。 秋に赤い実をつける。 常緑小高木。 庭などに植えられている。 雄花は複集散花序。庭木では実のなる雌株が好まれる傾向があるので雄株を見る機会は少ない。 
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モチノキ   学名: Ilex integra Thunb. 
 分類: モチノキ科 モチノキ属
 原産: 日本 中国 朝鮮半島
 花期: 春常緑高木。淡緑色の10mmほどの花が葉柄の基部に咲く。花柄が10~20mmある。 樹皮から鳥黐(とりもち)が採れる。 庭木や公園樹として利用されている。 
植物の分類について
植物の分類についてはDNAなどに基づいた最新の分類:APG IV (Angiosperm Phylogeny Group IV)を使用しています。 また、学名や分類について議論が続いているものについてはBGPlants(研究用植物データベース作成グループ作成: Data-base on the plants kept in the Botanical Garden)の成果であるYListを参考にしています。
